秋冬の買い物 ③ | ELEMENTS OF STYLE

秋冬の買い物 ③

 
天候も落ち着いてきて、やっと秋冬物を普通に毎日着られるようになりましたが、朝晩と昼の寒暖差が激しいので、毎日コートやアウターを着て行くかどうか迷います。
 
 
私のまわりもタートルネックを着たスタッフを見かけるようになりましたが、昼間はまだ暑いようで、皆汗かいて仕事しています。(笑)


 
今週から2018年秋冬のプレコレクションが始まり、社内の行事も続くので、12月初めまでかなりバタバタです。
 
 
イタリア人と商談や会食も続くのですが、イタリア人との仕事や会食は実は結構パワーが必要なんです。
 
 
と言うことで、嵐のように忙しくなる前に、先週も色々買い物をしました。


 
 
 
 
 
 
 
ERNESTOのヘリンボーン ジャケット。
http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/jacket/24161019465/
 
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ありそうでなかったネイビーとベージュのヘリンボーン


最近のエルネストにしては落ち着いた色柄です。
 
 
生地はウールとアルパカとポリエステルの混防。
 
 
素材感と使われている素材を考えると、おそらく生地はFERLAではないかと思います。
 
 
因みに、生地にポリエステルが使われていると良くないと思われている方も多いようですが、近年は色々な素材を混紡する際に生地の物性(強度や耐久性)を高めるために使われているケースが殆どなので、昔のように化繊が入っている=粗悪品や安物という考え方は今は正しくありません。
 
 
FERLAに限らず、読者の皆さんの誰もが知っているような高級な生地ブランドでも、最近化繊を混紡した生地が増えているのもそれが理由です。
 
 
コストダウンのために化線を使うというのとは全く意味が違います。
 
 
 
 
 
 
 
 
袖口はエルネストのアイコンでもあるイニシャルボタンではなく、普通のボタンにしました。
 

 

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最近ブランドがすぐわかるアイコンが苦手なんです。
 
 
なので、以前購入したエルネストのジャケットやコートの袖ボタンもすべて普通のボタンに替えました。
 
 
コーディネートはこれから考えますが、パンツはベージュでもグレーでもネイビーでも合いますし、デニムと合わせてもいいでしょう。
 
 
もちろん、タイドアップもするので、合わせるシャツとネクタイもこれから考えます。
 
 
もう少し寒くなったらタートルネックと合わせることが多くなりそうです。
 
 
軽くて柔らかい仕立てのジャケットにタートルネックって本当に楽なんです。
 
 
色は画像では表現できない微妙な色なので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご覧になってみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パンツは2本購入しました。

 
一本目はPT01の2プリーツのコットンツイル。
 
 
色は一番オーソドックスなベージュです。
 
 
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今シーズンから展開するWELTON ACADEMYというモデル。
 
 
フィッティングもGENTLEMAN 2Pという股上が深くて少しだけ太い新しいフィッティングです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨年からPT01のディレクターに就任したDOMENICO GIANFARATE(ドメニコ ジャンフラーテ)が企画したモデルです。
 
 
 
 
本人も穿いていますが、ご覧のようなシルエットのパンツです。
 
 
股上が深くて太いと言ってもこの程度なので、プリーツパンツを穿かれている方は違和感はないと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
特徴的なのはこのコインポケット。
 
 
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ここ数年、PT01だけでなく、多くのパンツブランドが、このコインポケットにフラップの付いたモデルを出しています。
 
 
若い方たちにとってはあまり馴染みのないディティールだと思いますが、我々世代にとっては70年代から80年代に色々なブランドのパンツで見られたディティールなので、とても懐かしく感じます。
 
 
渋カジ世代の人たちにとっては、当時のラルフローレンのチノパンのイメージでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内側の装飾も随分シンプルになりました。
 
 
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PT01はマーベルトやポケットの袋地が派手なのが特徴でしたが、個人的には最近ちょっと古臭く感じていたので、シンプルになったのは良いことです。
 
 
内側は誰に見せるわけでもなく、自分が穿くときしか見えないので、それほど深く考えることでもなく、気持ちの問題ですね。(笑)
 
 
このモデル、他のモデルと比べると少し小さめなので、ワンサイズ上げて46を購入してウエストを3cm詰めました。
 
 
プレスしてクリースを入れて穿くので、裾はダブルで裾幅は数ミリだけ詰めて17cmにしました。。
 
 
裾をあまり細くすると、ホーズを履く秋冬はふくらはぎに引っかかりシルエットが綺麗にでなくなるので、自分の体形を考えると17㎝くらいが丁度良い感じです。
 
 
今シーズンPT01が推している新しいフィッティングのモデルで、値段も¥32,400-とPT01にしてはこなれた値段です。
 
 
ご興味のある方は最寄りの店舗で是非ご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう一本は SIVIGLIAのワンプリーツのツイル
 

 

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シヴィリアはデニムのファイブポケットのイメージが強いですが、普通のスラックスも展開しています。
 
 
深めのワンプリーツが入っているので、腰回りに余裕があり裾にかけて綺麗にテーパードしています。
 
 
股上は浅くもなく深すぎることもなく丁度いい感じです。
 
 
洗いざらしで穿くプリーツパンツが欲しくかったので、色々穿き比べてこのパンツにしました。
 
 
色はオフホワイト。
 
 
先日購入したANDREA FENZIのキャメルのニットジャケットと合わせることも考えてこの色にしました。
 
 
サイズは29インチ。
 
 
シヴィリアのファイブポケットは30インチを穿いているので、スラックスタイプはワンサイズダウンで丁度いい感じです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カジュアルに穿くので、裾は3cmのタタキ上げにしました。
 
 
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この場合、ステッチ幅は25㎝か3㎝がオーソドックスですが、少し幅が広い方が好きなので3㎝にしました。
 
 
裾幅は数ミリだけ詰めて17㎝あがり。
 
 
このパンツもこれ以上裾幅を細くするとふくらはぎにあたるので、自分の体形では17㎝が限界です。
 
 
秋冬はホーズを履くので、春夏のノーソックスの時よりもふくらはぎが当たらないか気を遣いながらパンツを選んでいます。
 
 
なので、春夏と秋冬ではパンツ選び方も若干変わるります。
 
 
 
このパンツもイタリア製で¥28,080-なので、比較的こなれた値段です。
 
 
ご興味のある方は、是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
流れ的には完全にスーパースリムの時代は終わりました。
 
 
パンツはここ数年で徐々に太くなってきているのは間違いない傾向です。
 
 
私も昨年はノープリーツとスリムなプリーツと少しゆとりにあるプリーツを併用して穿いていましたが、ノープリーツと細めのワンプリーツはほとんど断舎離して、少しゆとりのあるプリーツパンツに完全にシフトしている最中です。
 
 
来年の春夏は更にその傾向が強くなっているので、完全にプリーツパンツの時代が来ているのは間違いない事実です。
 
 
全体の流れを見ても、リラックスしたシルエットに移行しているのは間違いないのですが、その中でもパンツとアウターにそれが顕著に表れているのも今の傾向です。
 
 
なので、ジャケットのシルエットはそれほど変化は無いのですが、パンツやコートやアウターはスリムなシルエットからゆとりのあるシルエットに移行していることは、読者の方でも流れに敏感の方は既に気付いている方が多いのではないでしょうか。
 
 
このブログでも何度も書いていますが、クラシックにも流行はあり、時代によって変化は絶対に起こるのです。


それをいち早く取り入れるのか、ゆっくり取り入れるのかは個々に違いますが、ゆっくり取り入れるのを通り越してしまうと、いつの間にか古臭いスタイルになってしまうのです。


スリムなノープリーツも10数年続いた流行であったのは言うまでもありません。


それが流行る前はプリーツ入りがベーシックで、ノープリーツが流行り出した頃も ”こんなガキみたいなパンツ穿けるか” とか ”ノープリーツなんか流行るわけない” なんてさんざん言われたものです。


その後、その人たちがどうなったかは言うまでもないですね。


それは、ここ数年の状況と全く同じなので、私にとってはまるで当時と同じ状況を見ているように感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、最近ファイブポケットもスリムなシルエットがしっくりこなくなってきた私。
 
 
来春夏は少し太めのファイブポケットを別注で作ってみました。
 
 
 

ファイブポケットもシルエットの変化がでてきています。


それはまた別の機会に。