氷点下ハンター。
扇風機がなくても、クーラーがなくても、
涼しくなる方法だったら、他にも、まだまだ、たくさんあるはずだ。
古典的なところだと、怪談話とかどうだろう。
あっ、私、だめだ。
これ、トラウマがあるから。
涼しい場所に自分から行くっていうのも、いいんじゃないだろうか。
私の場合、山あい育ちだから、すぐ想像するのは、
山に登ることかも知れない。
草木の間を抜けて駆けていく風にふかれながら、
大きく枝を広げた木の幹の陰で、ゆっくりとお昼寝、とかさ。
ああ、きっと、涼しくて気持いいぞ。
よし。
オンラインゲームの「MHF」 でもやってみよう。
ゲームの中で涼しい体験をすることで、実際にも少しは涼しく感じられるようになるかも知れない。
これも、言うなれば、身近なところから始める、温暖化対策かも知れないぞ。
さすが私、自分の暑さだけじゃなく、地球にまで貢献!
冴えてるなぁ、わっはっは。
ううっ、遭難しそう。
最新の涼しさ。
今は扇風機もない部屋で生活している私 だけど、
実家にある自分の部屋には、クーラーがついていた。
これは当時、はじめて、我が家にクーラーがやってくる、ということになったとき、
数回の家族会議の結果、奇跡的にも、私の部屋が設置場所に選ばれて、
つけられたものだったんだ。
そもそも、どうして、家族が全員で使う、居間のような場所でなく、
私の部屋が選ばれたのかといえば、
どうやら、当時受験を控えていた私に、
せめて、勉強くらいは涼しい場所でやらせてあげよう、
という、親心からだったみたい。
そうとも知らず、当時の私は無邪気に大喜び。
うーん、親のこころ子知らずって、よくいうけど、本当なんだなあ。
ただ、いざクーラーが設置されるとなったときには、
一体どんなものがやって来るのかと、家族も全員、興味津々。
「へえ、結構小さいんだなあ」
「これを壁にかけるんだよね」
「うんうん、時計みたいにね」
「扇風機みたいに、床に設置するスペースがいらないって、いいよなあ」
「なんだか、ちょっと未来的」
「おしゃれだなぁ」
なんて感動していたら、設置にやってきた電気会社の人たちは、
とつぜん、私の部屋の壁に穴を開けはじめたんだよっ。
わっ、なにするんだよっ。
しかも、さらにヘンな太いチューブが出てきて、それが繋げられるし、
部屋の外には、未来的なところなんて欠片もない、巨大な扇風機みたいな箱が、
ドカッと置かれるし!
ああ、理想なんて、所詮は、簡単に壊されるためにあるものなんだな・・・・・・。
それでも、なんとか設置が終わり、家族が見守る中、私はようやくスイッチオン!
とたん、真っ白なクーラーから送り出されてくる、冷たい風に、
私たちも、思わず感動。
おおっ、まるでお店みたいだっ。
これで、もう暑さに苦しめられることはないんだな、としみじみ思った、
それから数日後。
私の部屋のクーラーは、すっかり運行停止したまま、壁の飾りになっていた・・・・・・。
というのも、クーラーの冷たすぎる風が、どうして肌に合わなくて、
私が使うのを、やめてしまったんだ。
だって、涼しいというより、寒いんだもん。
これだったら、扇風機のほうがずっといい。
それで、以前から使っていた扇風機を取り戻して、
再び自分の部屋で使いだした私だったんだけど、
もちろん、その後、家族からは一斉に、ものすごい非難をうけることになったのは、
言うまでもなく・・・・・・。
つくづく、最新機器と呼ばれるものに、私って肌があわないんだなぁ、と思ったのだった。
ふうっ。
炎天下ハンター。
一年のあいだで、これを言えるのは今しかないのだから、何度でも言おう。
私は夏が好きだ。
炎天下で運動するのも、頭の中をカラッポにして動き回るのも、
汗をかくのも好きだ。
それだけに、こうしてパソコンの前で、黙々とブログを書いているのが、
私には、とても辛い試練のように感じられるんだ。
と、思っているのだけど、
これって、ただ、私が扇風機もない部屋にいるせいなんだろうか。
うーん、今年も、倒れない程度には、ちゃんと食事をとろう・・・・・・。
オンラインゲームの「MHF」 の世界の暑さも・・・・・・うっ、辛そうっ。
暑い場所にいると、何もしていなくてもスタミナが減り、体力も減っていく。
「クーラードりンク」というアイテムを飲むことで、しばらく暑さをしのげるから、
これをみんな、暑い場所に出かける際には、必ず飲んでいるんだって。
ああ、現実世界のクーラードリンクはどこにあるんだろう・・・・・・。
夏のすごし方。
学生時代は運動部に所属していて、かなりムチャにしごかれたりもしたから、
運動すること自体は、嫌いじゃない。
夏などはそれで、炎天下の下、延々とグラウンドを走らされたりもしたし、
休憩時間なんて、あってないようなものだったから、
汗をかこうが、すり傷作ろうが、ほぼ、ずっとそのまま。
今思うと、かなり不潔で、無神経な気もするけど、運動部なんて
みんな、こんなものだよなあ。
おかげで今では、ちょっと軽く運動する、という程度では
満足してくれない体になってしまったみたいで、
友人たちと、いざ、一緒にどこかへ遊びにいこう、ということになると、
本当に、疲れて動けなくなるまで、遊ぼうとする私に、
友人たちはみんなあきれて、最後には決まって怒りだすんだ。
「みんなで、合宿に来てるんじゃないんだぞっ!」
寒い季節だと、体を本格的に始動させるには、結構、時間がかる。
いわゆる、ウォーミングアップというのを、温かい時期の何倍もかけてやる。
そうしないと、自分の思ったように、体て動いてくれないんだ。
体を動かすのが好きな私は、この準備時間というのが苦手で、
どうしてもすぐ、動きだしたくなってしまう。
夏は、そういう意味では最高の季節だ。
もう、ベッドの上で目を覚ました瞬間から、体には元気が満ちている感じ。
多少ハードな運動くらいだったら、すぐにでもやれちゃいそう。
シャワーを浴びて、朝食を作っていると、
なんだかこのまま、外に飛び出して、大声を上げたくなる。
うっ、でも、なんだかこれって、危ない人みたいだなあ。
元気なのはいいけど、それも常識の範囲を超えると、ただの変人だ。
気をつけよう・・・・・・。
でも、つまり、それくらい私は、夏が好きだ、ていうこと。
私たちには、季節は選べない。
夏が来るたびに、「暑い」といい、冬がくるたびにに、「寒い」じゃ、
気づいたら、いつのまにか、ただのお爺ちゃんと、お婆ちゃんになっちゃうぞ。
暑いのも寒いのも、耐えられる限度というのがあるのは確かだけど、
そういう季節が、毎年必ず来てしまうものは仕方ない。
だったら、思う存分満喫するというのも悪くないと思うんだけどなぁ。
「満喫するのはいいけど、もう、お前のいう遊びには、絶対付き合わないからなっ」
むむ・・・・・・。
奢りハンター。
オンラインゲームの「MHF」 では、
ハンター1人に1件ずつ与えられる自分の住居施設、マイハウス。
そこでハンターたちは、狩猟の疲れを癒し、
また次の依頼の現場へと出かけるための準備をすることになる。
そしてそこには、親しくなったハンター仲間を招待することもできて、
料理をご馳走することまで、できてしまうんだ。
料理は、ここでも書いたように 、食材を渡すだけで、
あとは、家に住み着いた猫が代わりに作ってくれるから、とっても簡単。
ただし、料理に使う食材は、ご馳走する人数分、
自分でちゃんと、用意しないといけないんだって。
ふーん、意外としっかりしてるんだな。
私の場合、これまで、自分ひとりでマイハウスで食事をするときには、
モンスターの狩猟に出かけたついでに、手当たり次第捕ってきたものを
いくつか適当に渡して、作ってもらっていた。
だって、この世界では、料理のメニューも、それに使われる食材も、
本当にいっぱいあるから、とても覚えきれないんだ。
でも、それだと、自分でも知らないうちに、
その時期に旬ではない食材が含まれていたり、
最悪な組み合わせの食材を渡していたりして、
食べたとたん、あまりの不味さに、何度も床に倒れこんでしまうことが多かった。
私はそんな、何か起きるかわからない、まるでギャンブルのような
食事が楽しくて、これまではそれを別に気にしていなかったのだけど、
でも、それも友人を招待して、ご馳走するとなれば話は別。
大切な仲間に、ヘンなものは食べさせられないもんなぁ・・・・・・・。
というわけで、我が家に現在ある、すべての食材を眺めながら、
必死に献立を組み立てる私の心境は、
さながら、予告なしに、会社の部下たちを連れて帰宅してきた夫のために、
冷蔵庫の中を探しまわる、主婦のよう!
なんとかメニューを決定し、出した料理が食べ終わって、
評価が出るのを待っていたときの、緊張感ったらなかったなぁ。
「MHF」では、食事が終わると、画面の上のところに、その料理の味の評価が出てくるんだ。
残念ながら、それを消すことはできないので、
出される評価は、甘んじてうけるしかないんだ。
というわけで、その時ばかりは、たとえ、心ない言葉であっても、
お世辞がいえる現実世界の方が、
はっきりと評価が出されてしまうゲームのシステムよりも、
ちょっとだけ、羨ましく思えてしまったのだった。
いつも、ヘンな料理ばかりでごめんよ。今日は自信あるから。さっ、食べて、食べて!

