「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -315ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。










       えい
  朝顔の鱏のふりしてうすまぶた           掌

      











◆朝顔・牽牛花(けんぎゅうか)・蕣(あさがお)

 朝顔の実・種朝顔・朝顔蒔く


ヒルガオ科の一年生蔓草。

大昔、中国から薬草として渡来した。

観賞用に栽培される。

夏から秋にかけて朝を彩る。


秋の季語。
  


















ピンク





朝顔がまだまだ元気に咲いています。

朝顔は「夏の花」と思われているかも。

小学生のころ「朝顔観察日記」を

夏休みの宿題にあったりして。


俳句では秋の季語。


近くの家ではグリーンカーテンにして、

ピンクやブルー朝顔が咲きつづけて、涼やか。

あのシーボルトも日本の代表的な花として、

海外に紹介しています。


ブルー




アサガオ(朝顔、学名: Ipomoea nil [1]、英: Morning glory)。

ヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物で、

日本で最も発達して、ポピュラーな園芸植物。

奈良時代からある古典園芸植物のひとつ。

中国語で牽牛(簡)。

日本では「蕣(あさがお)」の漢字も。


グリーンカーテン


                  画像は「季節の花」などより


















ちらし



「ペレアスとメリザンド」2014年12月の

デュトワ指揮によるNHK交響楽団を録画で観る。

ドビッュシー作曲によるこのオペラを演奏会形式での上演。


ペレアスをステファーノ・デグー、

メリザンドをカレン・ヴルチ、

ゴローをヴァンサン・ル・テクシエ、

アルケルをフランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ、

イニョルドをカトゥーナ・ガデリア、

医師をデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン、

ジュヌヴィエーヴにナタリー・シュトゥッツマン、

羊飼に浅井隆仁。合唱は東京音楽大学。


デュトワ




デュトワはこのオペラは演奏会形式での上演が

よりドビッュシーの繊細な<音>を表現できる、という。

まさにそうした演奏で、

精緻な弱音がなんともニュアンスがあって、美しい。

<音楽>に集中できる。

そしてフランス語が心地よいこと。


どの歌手も素晴らしい。

歌手は先日のバーバラ・ハンニガン「ペレアスとメリザンド」の
   http://ameblo.jp/bashouza/entry-12193397124.html

ペレアス(ステファーノ・デグー)と

アルケル王(フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ)は同役。

この「ペレアス」ではゴローの苦悩・不安が胸に迫ってくる。


全体





オケピットのなかからでなく、

舞台の視覚にとらわれることなく、

音が響いてくる。

「ぺリアスとメリザンド」ほど奏会形式での上演が

ふさわしいオペラはないかもしれない。


カーテンコール


            ( 画像はN響 HPより)



















群馬会館

               群馬会館


陽射しに誘われて、ちょっと散歩を。


群馬会館は1930年(昭和5年11月)に

昭和天皇の即位を記念して建設された

県内最初の公会堂で、群馬県庁のすぐ前。

広間

               広間



ルネサンス様式を採り入れた重厚な建物。

大理石やバルコニー、なかなか風情があって素敵。


大ホール

              大ホール



地上4階地下1階で、

定員410名の多目的ホールのほか、

広間、会議室そして地下には、食堂などがあって、


二階ロビー

             二階ホールのロビー



平成8年に国の登録有形文化財に。


夜にはライトアップも

ライトアップ



食堂もその時にオープン、

前橋で洋食のさきがけだった、と。

ちょうどランチとディナーの間だったのが残念。


群馬会館食堂
  http://cokyuan.com/gks/gks_index.html

























  夕ひぐらしわが沈黙を切り絶つ            掌 


















 









  
  わが暁あわく焙られ秋の草             掌











◆秋の草・秋草・色草(いろくさ)・千草(ちぐさ)・八千草


秋の草花の総称。

花咲く草、

芒の茂る原、

路傍の草など。


秋の季語。














 わた 
 腸を裂きうすべにいろに鶉焼く              掌

 









◆鶉・片鶉・諸鶉・鶉の床(とこ)・鶉籠


キジ科の鳥。

北海道、本州中部以北で繁殖し、

秋に南方へ渡る。

グワックルルルと高く美しい声で鳴く。


雌雄が相添うと諸鶉、

添わないと片鶉。


秋の季語。


























                     ただよ  
 かなかなかな地上5センチ漂泊えり          掌

                  











◆ 蜩・かなかな


セミ科の昆虫。

早朝、夕方にカナカナと鳴く。


秋の季語。


かなかな・蜩、

いまもたっぷりと鳴いています♪

























ボエーム



オペラ「ボエーム」を録画で観る。

ザルツブルグ音楽祭2012年に上演されたプロダクション。


ミミはネトレプコ、もう圧倒的な声、歌唱で、

ネトレプコが歌うことでドラマが、劇的な空間が出現する。

ロドルフォはピョートル・ベチャワ、ちょっと細身になって、

素晴らしいテノール。

ムゼッタのニノ・マチャイゼ、ゴージャスな毛皮も似合って、

とっても魅力的。

マルチェッロのマッシモ・カヴァレッティもいい。

このメンバーでの「ボエーム」、最強ではないだろうか。


オーケストラはウィーンフィル、

なんといっても音が美しい。

指揮はダニエレ・ガッティ。

演出はダミアノ・ミキエレット。

現代のパリ、カルチェ・ラタンの若者達になっていて、

ミミはランプの火ではなく、煙草の火を借りに来る。


第二幕は、なんでもあり。

パリの地図が舞台に張り出されて、

「P」の文字の入ったスーパーマン(?)が舞台を飛ぶ。

第三幕はパリの高速道路の高架下。

荒涼とした、寒々しさが際立つ。


すでにDVDになっているよう。


◆「ボエーム」プッチーニ作曲

 アンナ・ネトレプコ(ミミ)
 
 ピョートル・ベチャワ(ロドルフォ)
 
 ニーノ・マチャイゼ(ムゼッタ)
 
 マッシモ・カヴァレッティ(マルチェッロ)
 
 アレッシオ・オアルドゥイーニ(ショナール)
 
 カルロ・コロンバーラ(コルリーネ)、他
 
 
 指揮:ダニエーレ・ガッティ
    ウィーン国立歌劇場合唱団
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 演出:ダミアノ・ミキエレット
 

 収録時期:2012年8月
収録場所:ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ)






















怪物君




吉増剛造・詩集「怪物君」

2011年3月11日、あの大震災から書き続けられた詩。

「震災の後に見た光景、

土地の記憶、

人々の声、

古今東西の言葉」とブックデータにあるが・・・

この本を語る言葉、掬い切れるものはもたない・・・

詩はここまできたか、と感慨にあるのみ。

まさに極北の詩といったらよいのか・・・

日本語、万葉仮名、フランス語、英語、韓国語など表出される。

よくこの作品が詩集に、

本になったという思いも強い。

カリグラムのような、読めないほど細かな文字、

『怪物君』の生原稿を「吉増剛造展」で見たが、

その細密な文字で書かれたうえに水彩のドローイング。

これも随所に挟み込まれている。


本についてはこのみすず書房のサイトをご覧ください。
  http://www.msz.co.jp/topics/07986/



言葉と声にこだわる吉増自身の朗読で

この詩を聴いてみたい。