オペラ「ボエーム」ザルツブルグ音楽祭2012 @HNK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


ボエーム



オペラ「ボエーム」を録画で観る。

ザルツブルグ音楽祭2012年に上演されたプロダクション。


ミミはネトレプコ、もう圧倒的な声、歌唱で、

ネトレプコが歌うことでドラマが、劇的な空間が出現する。

ロドルフォはピョートル・ベチャワ、ちょっと細身になって、

素晴らしいテノール。

ムゼッタのニノ・マチャイゼ、ゴージャスな毛皮も似合って、

とっても魅力的。

マルチェッロのマッシモ・カヴァレッティもいい。

このメンバーでの「ボエーム」、最強ではないだろうか。


オーケストラはウィーンフィル、

なんといっても音が美しい。

指揮はダニエレ・ガッティ。

演出はダミアノ・ミキエレット。

現代のパリ、カルチェ・ラタンの若者達になっていて、

ミミはランプの火ではなく、煙草の火を借りに来る。


第二幕は、なんでもあり。

パリの地図が舞台に張り出されて、

「P」の文字の入ったスーパーマン(?)が舞台を飛ぶ。

第三幕はパリの高速道路の高架下。

荒涼とした、寒々しさが際立つ。


すでにDVDになっているよう。


◆「ボエーム」プッチーニ作曲

 アンナ・ネトレプコ(ミミ)
 
 ピョートル・ベチャワ(ロドルフォ)
 
 ニーノ・マチャイゼ(ムゼッタ)
 
 マッシモ・カヴァレッティ(マルチェッロ)
 
 アレッシオ・オアルドゥイーニ(ショナール)
 
 カルロ・コロンバーラ(コルリーネ)、他
 
 
 指揮:ダニエーレ・ガッティ
    ウィーン国立歌劇場合唱団
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 演出:ダミアノ・ミキエレット
 

 収録時期:2012年8月
収録場所:ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ)