枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 10/3の枚方市議会 決算特別委員会での令和3年度決算の審査。私の質疑の福祉に関わる項目の要約をまとめました。

 

 

私の質疑項目は下記の通りです。

 

  10/3 決算特別委員会(市民福祉・建設環境)での質疑項目 
  1. ⇒ 障害者スポーツ・レクリエーションフェスティバルなどパラリンピック関連イベントについて
  2. ⇒ 「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」市の責務について
  3. 市税のキャッシュレス決済による納付状況などについて
  4. ごみ収集経費の状況について
  5. 希釈放流センターの老朽化対策について
  6. 京阪本線連続立体交差事業の状況について
  7. 樟葉駅前ロータリー改善の取り組みについて
  8. 都市計画道路御殿山小倉線の工事進捗ついて

 

 

質問と答弁を要約しました。

 

1.障害者スポーツ・レクリエーションフェスティバルなどパラリンピック関連イベントについて

障害者の社会参加の促進、身体を動かすことに慣れ親しんでもらうことを目的に取り組んでいる

パラスポーツを軸として、より多くの市民が共感できる笑顔の社会を作っていきたい!

ばんしょうの質問①

 障害者社会参加支援事業経費のうちパラリンピック関連経費が計上されているが、この事業経費の概要と利用実績は?

市の答弁①

 8月15日に開催しました東京2020パラリンピック聖火フェスティバル採火式の動画配信での手話通訳に係る報償費と、障害者スポーツ・レクリエーションフェスティバルとして、11月14日に淀川スタジアムにおいて開催したプレイベントおよび12月5日に渚市民体育館で開催した本イベントに係る委託料となっている。

 障害者スポーツ・レクリエーションフェスティバルの実績としましては、プレイベントには64名、また本イベントは68人の市民の方にご参加いただいた

 

ばんしょうの質問②

 障害者スポーツ・レクリエーションフェスティバルの目的と、どのように実施して、どのように総括され、今年度や今後にどのようにつながっていくのか?

市の答弁②

 障害者スポーツ・レクリエーションフェスティバルにつきましては東京2020オリンピック・パラリンピック開催を契機に、障害理解と障害者の社会参加の促進を図ること、障害のある人もない人も共に参加し、楽しむことを目的として、開催したものであり、プレイベントでは聴覚に障害のある方を対象としたデフバスケットボールの体験等を実施、また本イベントにおいては、車いすラグビーの銅メダリスト羽賀理之選手によるエキシビジョンや、ボッチャ等の障害者スポーツ体験コーナーを設けて、障害のある人もない人も共に楽しめる内容とした。

 開催結果として、障害のない方も多く参加されており、障害者スポーツへの関心や理解を深めるきっかけになったと考えている。

 本事業は東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした令和3年度限りの事業であり、今年度には事業実施の予定はございませんが、障害者スポーツにかかる取り組みといたしましては、スポーツ・レクリエーション教室を実施しており、今年度からはeスポーツなど新たな種目を取り入れ、障害者の社会参加の促進身体を動かすことに慣れ親しんでもらうことを目的に取り組んでいる。

 今後も他の部署とも連携しつつ、障害者スポーツの取り組みについて推進していく。

 

ばんしょうの視点

パラスポーツを軸として、より多くの市民が共感できる笑顔の社会を作っていきたい!

 東京2020で初めてパラリンピックとして、障害者スポーツを見たという方も多いと思いますし、私自身がそうでした。

 パラスポーツは、どんな人でも競技に参加できますし、やってみるとパラアスリートがアスリートだということがよく分かると思います。私としても積極的に参加し、応援していきたいと思っているところです。

 パラスポーツを障害者がするスポーツと捉えるだけでなく、健常者もするスポーツであり、「みるスポーツ」としても昇華されていく可能性もあるのではないでしょうか。ただ、その変革は「支える」によって成立します。市としても「支えて」頂きたいと思います。

障害者だけのスポーツから、より多くの市民を結び付けるスポーツのイベントづくりを!

 障害者だけのスポーツから、より多くの市民を結び付けるスポーツとしてのイベントづくりを進めて頂きたいと思います。

 パラスポーツを軸として、各部署が連携しながら、裾野を広げ、より多くの市民が共感できる笑顔の社会を作って頂きたいと考えていますので、今後も積極的な取り組みを要望しました。

 

 

 

2.「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」市の責務について

周知、啓発のために、市民向けパンフレットを作成・配布

2025東京デフリンピックも発信の機会に!
今よりももっと暮らしやすい社会、誰一人取り残さず笑顔のまちに!

ばんしょうの質問

 令和3年3月施行となった「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」に関係する経費と伺っていますが、この条例では、市としても様々な責務を担うことになった。

 そこで、その市の責務の1つである「手話に対する理解およびろう者に対する理解を深めるため」の周知、啓発に関して、この事務経費の概要と、令和3年度の取り組みについて伺う

市の答弁

 事業経費の内訳は、「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」について、周知、啓発のために、市民向けパンフレットを5,000部作成し、3支所、地域活動支援センター8カ所、他10カ所の公共施設において配付した。その他の取り組みとして、商業施設・事業者向けの啓発チラシと医療機関向けの啓発チラシ480枚を作成し、医師会を含めた3師会、北大阪商工会議所に設置・配付を依頼した。

 また、条例制定について、市ホームページに掲載、市広報紙に特集記事を掲載するなど、条例の周知、啓発に努めた。

 

ばんしょうの視点

 この「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」の制定について、私の知っているろう者からは、「嬉しかった」「心強く思った」というお話を伺っています。

 啓発活動としては、9月23日の「手話言語の国際デー」にはヒラリヨンをブルーにライトアップするなど、今年度も様々に取り組んでおられます

2025年デフリンピック東京大会も発信の機会に!

 2025年には、東京でデフリンピックが開催されます。デフリンピックの招致資料を見ますと、目的として、『きこえない子どもや選手に夢を与え、デフスポーツや障害者スポーツの発展やスポーツの持つ力で社会を変革していく』とされています。まさに条例の趣旨に沿うものです。ぜひこういった世間が注目する機会も活用して頂きたいと思います。

 

今よりももっと暮らしやすい社会、誰一人取り残さず笑顔のまちに!

 聞こえる人と聞こえない人との間にある「目に見えない壁」を取り除くきっかけになり、聞こえない人にとって、今よりももっと暮らしやすい社会、誰一人取り残さず笑顔のまちになるよう、引き続き、知恵を絞りながら、条例に示された取り組みをさらにさらに推進頂ますよう要望したい。

 

「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」についてこれまでの記事

 

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 今回は、福祉関係の質疑をまとめました。スポーツを軸にすることで、さらに共感ある社会を目指せるのではないかと考えています。一人ひとりを笑顔にする!前に前に進めていただきたい。