枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
3/22の枚方市議会 予算特別委員会での令和4年度当初予算の審査。私の質疑の要約をまとめています。
私の質疑項目は下記の通りです。
質問と答弁を要約しました。
「手話言語条例」に基づく取り組みのさらなる推進を!
自らの人生を自ら切り拓こうとしている方々を全力で応援できるまちへ!
昨年「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」が施行され、私の知っているろう者からは、「嬉しかった」「心強く思った」というお話を伺っています。
条例施行後のこれまでの1年間の取り組みは、代表質問で西田議員から概要を聞いたが、私からは、「手話通訳者派遣事業」および「遠隔手話通訳事業」の事業の内容について聞く。
手話通訳派遣は、ろう者の意思疎通支援のために手話通訳者を派遣する事業。
また、遠隔手話通訳事業は、感染症予防の観点等から、タブレット端末等の画面越しに非接触により手話通訳を提供するもの。
それでは、ろう者はどのように申請するのか?また、どのような場面で活用可能なのか?
通訳者派遣は、事前にFAX等で依頼をいただき、登録手話通訳者と調整の上、通訳者を派遣する。届出、相談等のため、公的機関へ行くときや受診のために医療機関へ行くとき、また懇談等のために教育機関へ行くときなどに利用できる。
また、遠隔手話通訳については、事前登録を行ったうえで、必要な時にタブレット端末やスマートフォンなどで所定のアプリを通じて事業者へ依頼をしていただくことになっている。また、利用については1つの案件につき15分まで。このサービスの開始により、土日祝日の間にも必要な時にすぐ利用できるようになった。
これは提供事業所側が、障害者差別解消法における合理的配慮の提供ができていないことが課題であるようですから、枚方市として、障害理解の啓発とともに合理的配慮の提供の義務についても、さらに周知を図る必要があるように思います。
市民みんなが分かち合える「暮らしたくなるまち」、「自らの人生を自ら切り拓こうとしている方々を全力で応援できるまち」にしたいとの思いを持って「優しさ」と「強さ」で、「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」に基づいての取り組みをさらに推進頂ますよう要望しました。
昨年「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」が施行され、市民向け啓発パンフレットや事業者、医療機関向けの啓発チラシを配布するなど、手話やろう者への理解促進に努めているところです。ろう者(聴覚障害者)は、外見で障害があるのかどうか判断しづらく、その聞こえない具合も人それぞれだそうです。今、コロナ禍のマスク生活のなかで、これまで以上にご苦労されていると聞きます。どんな人にも選択肢があり、挑戦できるまち、市民一人ひとりを笑顔にするまちを目指して、皆さまのお声を市政に届けます!