● 回転の始まり
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市バレエ・ベーシック三井です。
ピルエットの練習って
ピルエットを回ったり
1/4ずつ回ったりして
練習すると思うんですけど
回転の練習って
もっと原始的(?)
なことから
始めるんです。
例えば
8番の方向から
2番への方向転換。
左斜めから右斜めね
画像出典:
Основы классического танца
А. Я. Ваганова
日本語訳:古典舞踊の基礎 A. Y. ワガノワ著
画像下が前(舞台なら観客、スタジオなら鏡)
左足前5番で
エファッセに立ち(8番)
右足前5番のエファッセ(2番)
への方向転換
って
なめらかに
できますか?
結構、
お尻がモジモジしてしまう
ケースが多いかと
思います。
↑
お尻(骨盤)から
向きを変えるから。
これを
右のデコルテ部から
2番の方向へ
方向転換します。
下半身は
後からついていくだけ。
最後に
背骨を
5番後ろのカカトの上に
立てる。
どう?
スマートに
省エネに
方向転換できませんか?
画像出典:Leningrad's Ballet
John Gregory / Alexander Ukladnikov著
ここから5番後ろにしまってクロワゼになる時とか…
う〜ん、今日のブログはいつになく地味だ
…という
エクササイズを
初めてしたメンバー。
方向転換時の鎖骨下の意識は
持っていなかったものでした。
試しに家でピルエットの練習に
意識してみたら、
クルッと前まできて
まだ立っていられました。
バランス〜と思わなくても
余裕が生まれた感じでした。
そうなんですよ、
余裕が生まれた、
というのは
ピルエットの動きが
省エネだったという
ことですね
バレエでは
ポジションは
もちろんのこと、
順序・通り道・軌跡にも
決まりがあります。
その決まりを守ることは
理にかなっていて
余計な力を使わず
省エネ・なめらかに
動きを行うことが
できるのです。
方向転換、
こんな細かいところにまで
気を遣わなきゃならんのか
と思われるかもしれせん。
でも
1/4が違ったら
半回転も1回転も
違ったものになってしまうでしょう?
逆に
1/4という
小さな動きの中で
原則を知っていれば
1回転など
量が増えたときに
その原則を応用できるのです。
昨日の記事で紹介した
タンリエでは
1/8の方向転換の要素も
入っていますよ
是非、丁寧に
基礎から学びましょう
良い1日をお過ごしください
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