● 振りを覚える②
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市バレエ・ベーシック三井です。
昨日の記事では
パの『目的』もセットで
覚えるようにすると
振りを身体で覚えられる
ということを書きました。
今日は
もうひとつ
振り覚えで大切なこと
を書いてみようと思います。
それは
カウント
これらの記事で
触れましたが↓
音(カウント)と振りを
セットで覚える
ことが大切です。
振りだけで
覚えるのは難しい。
画像出典:Leningrad's Ballet
John Gregory / Alexander Ukladnikov 著
昨日と同じ
フォンデュの例で
見てみましょう。
1、2 フォンデュ曲げる
3、4 フォンデュ伸ばす
1、2 動脚のつま先床にポイント、
軸脚プリエ
3、4 動脚を持ち上げる、軸脚ルルヴェ
このように
動きをカウントに合わせて
表記できるわけです。
もっと早くて複雑なものでも。
例えばフラッペ。
3 ルルヴェ
4 動脚を横に出す(プレパラシオン)
and クドゥピエ
1 フラッペ前
2 フラッペ前
3 フラッペ前
4 5番プリエ
1 グリッサード前
2 グリッサード後ろ
3 動脚横に出す、軸脚ルルヴェ
4 そのまま
…書くと長いからココまで(笑)
とにかく、
全てカウントで
書き表すことができる。
つまり
どの音で何をするかが
決まっているわけです。
画像出典:同上
3、4はキープね!
キープするには上げ続けるような意識!
何もしないと落ちちゃう
カウントって
リズムです。
リズムって
頭でなく
身体に直接働きかける
ことができる。
このことを利用して
どの音で何をするかを
身体に取り入れるように
覚えます。
例えば上述のフォンデュ。
1、2 フォンデュ曲げる
3、4 フォンデュ伸ばす
1、2 動脚のつま先床にポイント、
軸脚プリエ
3、4 動脚を持ち上げる、軸脚ルルヴェ
身体の感覚に変換します。
1、2 膝を開く、坐骨は下向き
3、4 カカト前、軸足が床を押す
1、2 親指と人差し指を伸ばす、カカト前
3 つま先を床からちょっと上げる
and 動脚もっと上げる
4 軸脚ルルヴェで床を押す
まぁ、これは例えばで
人それぞれ意識すべき
ポイントは違ったりします。
順番出しの時に
カウントを取りながら
どの音で
『身体は何をすべきか』
を意識しながら
覚えるようにすると
振りが身体に入ると思います。
先ずは
カウントを取ることから
始めてみてください。
ロシアでは
リズム式記憶システム
なんて言ったりするんですよ
それほどまでに
音がキーとなるわけですね
良い金曜をお過ごしください
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マスク着用、入館時の検温と手指の消毒を
お願いしています。