● バリエーションを「踊る」
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
バレエを踊りたい
バリエーションを踊りたい
バレエを習っているんだもの、
バレエを踊りたいですよね。
プリエで床を押す、とか
タンデュのつま先を伸ばす、
とかばかりでは
退屈するかな…?
バレエ・ベーシックのレッスンは
正確な基礎を作る
地味レッスン
なのですが
ご希望の方には
バリエーション・レッスンも
しています。
ドン・キホーテより
森の女王のバリエーションを
練習したメンバー。
優美な音楽で
海賊のバリエーションとしても
踊られることがありますね
森の女王のバリエーションは
色々な振付がありますが
グリッサードから
アラセゴンに
グラン・バットマン・デヴロッペ
を繰り返す部分が入っている
バージョンは多いですね。
このグラン・バットマン・デヴロッペを
はじめは、上げる脚を
投げ出すように上げていた
メンバー。
最近レッスンで行なっていた
つま先の先の先まで伸ばし
脚を持ち上げるのではなく
伸ばして身体から遠ざけるように
使うデヴロッペ
をおさらいしました。
脚を伸ばすように使うこと
つま先を末端まで伸ばすことで
投げ出していた脚を
コントロールできるようになり
足先が空中で
伸びやかな弧を描き
優美な音楽を体現するようで
印象的なシーンとなりました。
デヴロッペを投げ出していたときは
目には見えなかった音楽が
伸びやかに脚を使うことで
急に見えるようになり
レッスンではありますが
ハッとするような
ずっと心に残るような
感動的なシーンでした。
身体で音楽を奏でる、描く
やっぱりバレエは
これが醍醐味ですね!
フェルマータもピアニッシモも
マーチもワルツも
時には力強く、時には繊細に。
奏でたい音楽を表現できるように
身体を調律できるように
レッスンで身体を作る。
それが動きの
質にこだわったレッスン
突き詰めると
柔らかかつ弾力性のあるプリエ
感覚の研ぎ澄まされたタンデュ
など地味なことになるんですね〜。
バリエーションを
ただ振りをなぞるのではなく
身体で音楽を体現できた時
音楽と一体となれた時
身体は作曲家が音楽で描いたこと
振付家が振りに込めた想いと
時代や国、文化的背景を超えて
繋がり
永遠的・普遍的な感動を
踊る人、観る人ともに
感じるのです。
そんな感動を味わうべく
バレエ・ベーシックでは
今日も地に足がついた
地味レッスンを続けるのです。
今日も心、晴れやかに
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感染拡大対策として全ての参加者に
マスク着用、入館時の検温と手指の消毒を
お願いしています。