病院のベッドにあるナースコール
これを押せば看護師へ連絡できる。
押せば音楽が流れて、看護師が出る。勿論24時間である。
私のベッドにもあるわけだが、ナースコールは緊急用と言う認識があった。
押せば看護ステーションの緊急ランプが点いて看護婦が血相変えて駆けつけるイメージ。
体が思うようにならない人は勿論、緊急の場合に押すものと思っていた。
でも、私は検査入院。体は何ともないしほとんどなんでも自分でできる。
そんな患者はナースコールを押すべき時は緊急時以外はないと考えていた。
なにせ初めての入院である。
当日の検査で看護師に確認したいことがあった。でも、担当の看護師はなかなか病室にこない。
痺れを切らして看護ステーションへ行った。そして、そこに居る一人の看護師に言った。
「・・・・・。あの~。」
その看護師は、怪訝そうな顔をして私を見ながら言った。
「何か 看護師の至らない点がありましたか。」
「いや別にそうじゃないけど。 検査のことで聞きたい事があって。」
そう言うと、その看護師はおかしな人とでも言いたげな様子で答えた。
「担当者に伝えますのでお待ちください。」
どうも、看護ステーションで聞くのは通常ではないらしい。
タリーズでコーヒーを飲んで病室に帰ったところ看護師からメモがあった。
「体温を測りますので、戻りましたらナースコールしてください。」
なんだ、そんなことでも呼んでいいんだ。直ぐに押してみた。
「連絡ありがとうございます。直ぐに伺います。」
看護師はそれぞれPHSを持って直ぐにナースコールに答えるようになっているようであった。
これも知らなかった。
一方で、看護ステーションにわざわざ申し出ることは苦情等と判断されかねないことも初めて知った。
ナースコールに対する認識の違いなのかもしれない。
あの看護師からすれば、通常ナースコールで処理するものをわざわざ看護ステーションへ申し出るのは・・・。
どうもそう思われたような気がする。
勿論、必要以上に押すべきではないことは承知している。
看護師は、忙しい。
どうでも良い話であった。
入院三日目になる。
昨夜はなかなか寝付けなかった。何故だか判らない。
寝る前にお茶を飲んだからか。いつも食べる林檎を食さなかったからか。
病院では食事や睡眠は非常に健康な状態で保っている。
でも、やはり自宅とは違う。
二人部屋であるが、二日とも同室の人居なかった。だから寝るときに気を使う必要もなかった。
でも、今日は新しい同室者が入るようだ。
朝6時に電気が点けられて目が覚める。
有無を言わせずだ。
朝にしっかり早起きすることも大事なことなんだろう。食事にしてもそうだ。
以前はいい加減な食事ばかりだった。好きなものだけを食べていた。酒ばかり飲んでいた。
健康だから美味しいものも、好きな酒も飲めるなと思っていた。
その影で癌は育っていた。徐々に。
そんないい加減な食生活がやはり病気の原因でもあったのだろうか。
それともやはり遺伝か。
9時に寝る生活のため、やはり早朝は目が覚めてしまう。
最近はもっぱらラジオを聴いている。
それ以外はやはりネットを徘徊してブログを書いて・・・・。
初めての入院だから準備はしてきた。
ノートパソコン、IPAD、スマホ、電子プック(青空文庫読書用)
IPOD、携帯ラジオ
そして、電源コード、充電器、乾電池、etc・・・。
これらで旅行鞄一個が満杯になった。 病院関係者が見たら笑うだろうな。
そして、もう一個の旅行用鞄は着替えと身の回り品だけ。
でも、生活用品についてはほとんどが売店で手に入る。
しかも24時間のコンビニ状態である。
病室に居るより、談話室にいる時間が長い。眺めがいいからだ。
食事をするにも、ネットや電話をするにも、考え事をするにも良い。
早朝や夕方。勿論夜にも東京スカイツリーが見える。
仮にも入院中なので自由がないのは当たり前だが、検査のない時は自由に散策したいものだ。
でも、外出には医者の許可が要る。看護師に申し出て、許可証を貰っての外出となる。
昨日、許可を貰って午後に外出しようとしたが、酷い風雨であきらめた。
医者によれば、この季節に外でインフルエンザでもかかれば困るので、病院内で大人しくして居てほしいのが本音のようだ。
昨日は病院内でdocomo wi-fiを使えるように設定を試みた。
サイトを見ても直ぐにはわかり辛く時間がかかったが、何とか設定できた。
これでパケットの制限なく使えるようになった。
でも、docomoのXiパケット通信の「3日間1GB」制限は撤廃されたようなのでテザリングだけでも良いかも。
昨夜はなかなか寝付けなかった。何故だか判らない。
寝る前にお茶を飲んだからか。いつも食べる林檎を食さなかったからか。
病院では食事や睡眠は非常に健康な状態で保っている。
でも、やはり自宅とは違う。
二人部屋であるが、二日とも同室の人居なかった。だから寝るときに気を使う必要もなかった。
でも、今日は新しい同室者が入るようだ。
朝6時に電気が点けられて目が覚める。
有無を言わせずだ。
朝にしっかり早起きすることも大事なことなんだろう。食事にしてもそうだ。
以前はいい加減な食事ばかりだった。好きなものだけを食べていた。酒ばかり飲んでいた。
健康だから美味しいものも、好きな酒も飲めるなと思っていた。
その影で癌は育っていた。徐々に。
そんないい加減な食生活がやはり病気の原因でもあったのだろうか。
それともやはり遺伝か。
9時に寝る生活のため、やはり早朝は目が覚めてしまう。
最近はもっぱらラジオを聴いている。
それ以外はやはりネットを徘徊してブログを書いて・・・・。
初めての入院だから準備はしてきた。
ノートパソコン、IPAD、スマホ、電子プック(青空文庫読書用)
IPOD、携帯ラジオ
そして、電源コード、充電器、乾電池、etc・・・。
これらで旅行鞄一個が満杯になった。 病院関係者が見たら笑うだろうな。
そして、もう一個の旅行用鞄は着替えと身の回り品だけ。
でも、生活用品についてはほとんどが売店で手に入る。
しかも24時間のコンビニ状態である。
病室に居るより、談話室にいる時間が長い。眺めがいいからだ。
食事をするにも、ネットや電話をするにも、考え事をするにも良い。
早朝や夕方。勿論夜にも東京スカイツリーが見える。
仮にも入院中なので自由がないのは当たり前だが、検査のない時は自由に散策したいものだ。
でも、外出には医者の許可が要る。看護師に申し出て、許可証を貰っての外出となる。
昨日、許可を貰って午後に外出しようとしたが、酷い風雨であきらめた。
医者によれば、この季節に外でインフルエンザでもかかれば困るので、病院内で大人しくして居てほしいのが本音のようだ。
昨日は病院内でdocomo wi-fiを使えるように設定を試みた。
サイトを見ても直ぐにはわかり辛く時間がかかったが、何とか設定できた。
これでパケットの制限なく使えるようになった。
でも、docomoのXiパケット通信の「3日間1GB」制限は撤廃されたようなのでテザリングだけでも良いかも。
午前中に、担当となる医師の一人から説明があった。
○ 癌の状態はステージから言って、第二ステージと考えている。
○ 腫瘍が大きいからといって、それだけで癌が進行していると考えるべきではない。
どれ位大腸の内部へ浸潤しているかが問題である。
それらを調べるのが今回の検査入院であり、検査によって進行度合いが95%程度わかると考えていい。
○ 遺伝が関係しているかについてはっきりした事はいえないが、通常は四十前の若い癌の場合は遺伝を考える場合が多い。
しかし、五十代以降の癌ではどちらかと言えば生活習慣が影響していると考える場合が多い。
○ 現在の腹腔鏡手術は開腹手術となんら変わらないレベルまできている。
○ 肝臓への転移については、大腸癌が肝臓への転移が多いことは事実だが、長年の飲酒が転移に対して影響があるかは不明
○ 現在の検査入院は検査以外に入院への適応状況を確認する意味もある。
予定としては10日(土)に一旦退院して、間を1~2週間おいてから再度、手術のため入院することとなる。
○ 手術は20日を予定している。
○ 手術のための入院は17日又は18日。
○ 手術の前に、家族一緒に説明をする。
以上の内容であった。
ステージが2位ではないかと考えていると言われて嬉しい反面、素直に喜んで良いのかという思いもある。
自分では最悪の事態も考えたからであり、又少しでも患者の不安を取り除く為の医者の配慮かと思うのである。
いずれにしても自分では何も判らないし、いくらネットで可能性を調べても、なにも好転するわけではない。
それがもどかしい。
その後、担当する医師3名が病室へ簡単な説明に来た。
4名でチームを組んで治療に当たるらしい。
N医師とH医師
そのなかで、N医師が一番年上でリーダーのようだ。
この人が実際に手術を担当するのであろうか。
○ 癌の状態はステージから言って、第二ステージと考えている。
○ 腫瘍が大きいからといって、それだけで癌が進行していると考えるべきではない。
どれ位大腸の内部へ浸潤しているかが問題である。
それらを調べるのが今回の検査入院であり、検査によって進行度合いが95%程度わかると考えていい。
○ 遺伝が関係しているかについてはっきりした事はいえないが、通常は四十前の若い癌の場合は遺伝を考える場合が多い。
しかし、五十代以降の癌ではどちらかと言えば生活習慣が影響していると考える場合が多い。
○ 現在の腹腔鏡手術は開腹手術となんら変わらないレベルまできている。
○ 肝臓への転移については、大腸癌が肝臓への転移が多いことは事実だが、長年の飲酒が転移に対して影響があるかは不明
○ 現在の検査入院は検査以外に入院への適応状況を確認する意味もある。
予定としては10日(土)に一旦退院して、間を1~2週間おいてから再度、手術のため入院することとなる。
○ 手術は20日を予定している。
○ 手術のための入院は17日又は18日。
○ 手術の前に、家族一緒に説明をする。
以上の内容であった。
ステージが2位ではないかと考えていると言われて嬉しい反面、素直に喜んで良いのかという思いもある。
自分では最悪の事態も考えたからであり、又少しでも患者の不安を取り除く為の医者の配慮かと思うのである。
いずれにしても自分では何も判らないし、いくらネットで可能性を調べても、なにも好転するわけではない。
それがもどかしい。
その後、担当する医師3名が病室へ簡単な説明に来た。
4名でチームを組んで治療に当たるらしい。
N医師とH医師
そのなかで、N医師が一番年上でリーダーのようだ。
この人が実際に手術を担当するのであろうか。
検査入院二日目
昨夜は良く眠れた。
病院の消灯は早くて9時には電気が消される。
最近は、自宅でもその位の時間で寝ることはあるので苦にならない。爺になったってことかな。
それでも、2時位には目が覚めてトイレに行くのが習慣となっている。
これはやはり病院でも同じだった。
8時から朝食。やはり普通食だったが今日はパンだった。
朝食をしっかり食べるのも久しぶり。
ここ二ヶ月ほどは野菜ジュースとブルガリアヨーグルトだったっけ。
朝から採血があった。
今日はこれと生理機能検査(呼吸機能)らしい。
検査室へ行って説明を受ける。所謂肺活量検査だった。
中学か高校生位の時に受けた記憶がある。
思い切り息を吸い込んでは吐く。
平均より大分肺活量が多いと言われたような記憶がある。
これも肺が正常に動いているかの検査なんだろう。
喫煙の有無を何度も聞かれた。
やはり肺に転移しているかどうかの検査の一部なんだろう。
煙草は二十歳の頃、大学で少々吸っていた事がある。一日ほんの二・三本だけ。
コーヒーを飲んだ時と食後は美味しかった様な気がする。
でも、正直言って煙草を吸わないと我慢できないとか、イライラするとかは、全くなかった。
いや、そうなる前に止めてしまったのかもしれない。
今、こうなって見て思うのは、煙草は止めておいてよかったなと言うこと。
叔父さんは肺癌だった。
死ぬ一週間ほど前に病院で見た叔父さんは酸素マスクをつけた状態で苦しそうに息をしていた。
肺癌は見るのもつらい。苦しそうで見ていられない。
直接に原因だと証明されているわけではないだろうが、関係ないとはとても思えない。
昨夜は良く眠れた。
病院の消灯は早くて9時には電気が消される。
最近は、自宅でもその位の時間で寝ることはあるので苦にならない。爺になったってことかな。
それでも、2時位には目が覚めてトイレに行くのが習慣となっている。
これはやはり病院でも同じだった。
8時から朝食。やはり普通食だったが今日はパンだった。
朝食をしっかり食べるのも久しぶり。
ここ二ヶ月ほどは野菜ジュースとブルガリアヨーグルトだったっけ。
朝から採血があった。
今日はこれと生理機能検査(呼吸機能)らしい。
検査室へ行って説明を受ける。所謂肺活量検査だった。
中学か高校生位の時に受けた記憶がある。
思い切り息を吸い込んでは吐く。
平均より大分肺活量が多いと言われたような記憶がある。
これも肺が正常に動いているかの検査なんだろう。
喫煙の有無を何度も聞かれた。
やはり肺に転移しているかどうかの検査の一部なんだろう。
煙草は二十歳の頃、大学で少々吸っていた事がある。一日ほんの二・三本だけ。
コーヒーを飲んだ時と食後は美味しかった様な気がする。
でも、正直言って煙草を吸わないと我慢できないとか、イライラするとかは、全くなかった。
いや、そうなる前に止めてしまったのかもしれない。
今、こうなって見て思うのは、煙草は止めておいてよかったなと言うこと。
叔父さんは肺癌だった。
死ぬ一週間ほど前に病院で見た叔父さんは酸素マスクをつけた状態で苦しそうに息をしていた。
肺癌は見るのもつらい。苦しそうで見ていられない。
直接に原因だと証明されているわけではないだろうが、関係ないとはとても思えない。
本日、10時入院。 私の人生で初めての入院。
正月気分もまだ抜けきらないままの状態だが、現実を直視しなければならない。
病院のラウンジからは東京スカイツリーが見える。
病気じゃなければ彼方此方散歩に行きたい気分だ。
午前中に胸と腹部のレントゲンを撮る。
12月24日にレントゲンは撮った筈なのに、別の部位なのかな。
今日は、これで検査は終了らしい。でも、主治医の診察もあるとのこと。
だから、外出等をする場合は断ってからにしてほしいと言われた。
まあ、現在のところは検査入院だし、これといって痛いも苦しいもないわけで、初めて食べた病院食も普通食だしな。寝るわけにも行かずかと暇を持て余しそう。
※ 米飯、とろろ昆布汁、魚介ソテー、そぼろ煮、うずら豆
取り敢えず全部食べた。
今までお昼はカロリーメイトか蕎麦だったので米穀は久し振りだ。
予定ではこれから一週間検査漬けになるとのこと。
少々憂鬱。
正月気分もまだ抜けきらないままの状態だが、現実を直視しなければならない。
病院のラウンジからは東京スカイツリーが見える。
病気じゃなければ彼方此方散歩に行きたい気分だ。
午前中に胸と腹部のレントゲンを撮る。
12月24日にレントゲンは撮った筈なのに、別の部位なのかな。
今日は、これで検査は終了らしい。でも、主治医の診察もあるとのこと。
だから、外出等をする場合は断ってからにしてほしいと言われた。
まあ、現在のところは検査入院だし、これといって痛いも苦しいもないわけで、初めて食べた病院食も普通食だしな。寝るわけにも行かずかと暇を持て余しそう。
※ 米飯、とろろ昆布汁、魚介ソテー、そぼろ煮、うずら豆
取り敢えず全部食べた。
今までお昼はカロリーメイトか蕎麦だったので米穀は久し振りだ。
予定ではこれから一週間検査漬けになるとのこと。
少々憂鬱。