T医師からの説明 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

午前中に、担当となる医師の一人から説明があった。

○ 癌の状態はステージから言って、第二ステージと考えている。
○ 腫瘍が大きいからといって、それだけで癌が進行していると考えるべきではない。
  どれ位大腸の内部へ浸潤しているかが問題である。
  それらを調べるのが今回の検査入院であり、検査によって進行度合いが95%程度わかると考えていい。
○ 遺伝が関係しているかについてはっきりした事はいえないが、通常は四十前の若い癌の場合は遺伝を考える場合が多い。
  しかし、五十代以降の癌ではどちらかと言えば生活習慣が影響していると考える場合が多い。
○ 現在の腹腔鏡手術は開腹手術となんら変わらないレベルまできている。
○ 肝臓への転移については、大腸癌が肝臓への転移が多いことは事実だが、長年の飲酒が転移に対して影響があるかは不明

○ 現在の検査入院は検査以外に入院への適応状況を確認する意味もある。
  予定としては10日(土)に一旦退院して、間を1~2週間おいてから再度、手術のため入院することとなる。
○ 手術は20日を予定している。
○ 手術のための入院は17日又は18日。
○ 手術の前に、家族一緒に説明をする。

以上の内容であった。

ステージが2位ではないかと考えていると言われて嬉しい反面、素直に喜んで良いのかという思いもある。
自分では最悪の事態も考えたからであり、又少しでも患者の不安を取り除く為の医者の配慮かと思うのである。
いずれにしても自分では何も判らないし、いくらネットで可能性を調べても、なにも好転するわけではない。
それがもどかしい。

その後、担当する医師3名が病室へ簡単な説明に来た。
4名でチームを組んで治療に当たるらしい。

N医師とH医師
そのなかで、N医師が一番年上でリーダーのようだ。
この人が実際に手術を担当するのであろうか。