前回と同じく、10時に入院の受付をした。
10日退院した清算をするよう依頼がありカードで払う。
精算額は96,910円
その内差額ベッド代は16,680円。6日分である。
今回は、それがない大部屋であるが、一週間居てもこの程度ならやはりA棟の方が良いと感じた。
明日は、早く起きてもあの朝焼けは見れない。
B棟は科が混在である。南側は個室中心で北側に大部屋が並んでいる。
バストイレ付の個室もあるが、基本的にトイレは共同である。
また、浴室も共同で曜日により男女別、予約制で一人30分である。
こちらはラウンジが狭い。10人程で一杯になる程度であるが、テレビが付いているし給茶機もある。
また、基本的に食事はベッドで取る事となるが、やはり景色の良いラウンジの方が良かったな。
A病棟の食事はバーコードでチェックして、受け取る際も名前を確認していた。
特別メニューも機械で予約だった。
こちらは配膳担当がベッドまで持ってきてくれる。
でも、食事から睡眠治療まで同じベッドでするのはブロイラーの様で面白くないものだ。
本日から手術日まで検査らしいものはない。土日は検査はないとのこと。
つまり、手術前に減食、絶食等で大腸を空にすることと、手術前に風邪などをひかないようにするのが、目的のようだ。
今日だけで、各種同意書のサイン。手術についての説明。手術に必要な物品の説明などがあった。
麻酔担当の医師や手術担当の看護師からの説明ももあり、いよいよ手術を受けるんだという気になった。
麻酔は背中から入れる硬膜外麻酔と全身麻酔をするらしい。
何となく背中からの麻酔は痛そう。麻酔医に聞いてみたら、やはりそう言う人が多いようだ。
手術後はICUではなく、直接病室へ戻ることも説明された。手術後の状態を示す図も見せられた。
幾つかの管がつながれた状態で手術後の一日は過ごす様だ。そして二日目からは直ぐに歩行訓練が始まるとか。
勿論、順調に行けばの事である。
初めての入院そして手術であるが、ここまでくればそれなりの覚悟は出来ているつもりである。
医者と病院を信じて手術を受けるしかない。
病院の医師から手術日程変更の連絡
一日前倒しをして19日(月)に変更したいとの事。
丁寧な口調であったが、出来れば変更したいというより、変更を前提とした通知であった。但し、無理やりと言う印象を持たれないように飽くまで同意を得ての変更承諾。
カミサンの仕事の関係で19日は都合が悪いと伝えてあったのに・・・。
医師が言うのは、当日のご家族様の立会い承諾については、電話での連絡でも可能ですので・・・とか。
やはり通知である。
だが、何を言ってもこちらは手術を受けるほうであり、人質を取られて居る様なもの。
医師の言うことを素直に聞くしかないのである。
対等に議論や意見交換が出来るようなものではないし、ある意味、信じてお任せ状態である。
姉にも手術当日の待機をお願いしてあったので、日程変更の連絡をしただけ。
自分としては一日前倒しになったからと言って困ることはない。
冷静に考えれば、徐々にせよ他臓器への転移の可能性が零ではない以上は、早めに手術をするのは悪いことではないはずである。
再入院を控えて、病院の事務から連絡があった。
当日準備するものと、受付場所、受付時間についての連絡である。
既に、二回目であるので要領は心得ている。準備も不安は無い。
以前の病棟Aからは東京スカイツリーも見渡せるロケーションで朝焼けも夕焼けも楽しめた。
各部屋の設備も全て新しく、クリーム色や茶色で統一されていて落ち着いた感じだった。
そんな入院環境も病人には必要なのではないかと思った。
出来れば、再入院の時にも同じ病棟でと考えていた。
しかしながら今回は古い病棟Bで、大部屋への入院となるようである。
4~5人部屋で差額ベッド代はないだろうが、何せ設備が古いようだ。
前回の検査入院の時に病院内を歩き回って、ついでにその病棟へも行って見た。
天井が低くて、全体的に白で統一された病室。共同使用のトイレなども相当古い。
前回の病棟Aと比べれば、木造アパートと高級ホテルのようなものである。
残念だが仕方が無い。
まあ、病棟が古いだけで、手術とは直接には何も関係ないはず。
どうせ寝るだけの場所であり、毎日差額ベッド代を得していると考えれば良いか。
前向きに考えよう。
一日前倒しをして19日(月)に変更したいとの事。
丁寧な口調であったが、出来れば変更したいというより、変更を前提とした通知であった。但し、無理やりと言う印象を持たれないように飽くまで同意を得ての変更承諾。
カミサンの仕事の関係で19日は都合が悪いと伝えてあったのに・・・。
医師が言うのは、当日のご家族様の立会い承諾については、電話での連絡でも可能ですので・・・とか。
やはり通知である。
だが、何を言ってもこちらは手術を受けるほうであり、人質を取られて居る様なもの。
医師の言うことを素直に聞くしかないのである。
対等に議論や意見交換が出来るようなものではないし、ある意味、信じてお任せ状態である。
姉にも手術当日の待機をお願いしてあったので、日程変更の連絡をしただけ。
自分としては一日前倒しになったからと言って困ることはない。
冷静に考えれば、徐々にせよ他臓器への転移の可能性が零ではない以上は、早めに手術をするのは悪いことではないはずである。
再入院を控えて、病院の事務から連絡があった。
当日準備するものと、受付場所、受付時間についての連絡である。
既に、二回目であるので要領は心得ている。準備も不安は無い。
以前の病棟Aからは東京スカイツリーも見渡せるロケーションで朝焼けも夕焼けも楽しめた。
各部屋の設備も全て新しく、クリーム色や茶色で統一されていて落ち着いた感じだった。
そんな入院環境も病人には必要なのではないかと思った。
出来れば、再入院の時にも同じ病棟でと考えていた。
しかしながら今回は古い病棟Bで、大部屋への入院となるようである。
4~5人部屋で差額ベッド代はないだろうが、何せ設備が古いようだ。
前回の検査入院の時に病院内を歩き回って、ついでにその病棟へも行って見た。
天井が低くて、全体的に白で統一された病室。共同使用のトイレなども相当古い。
前回の病棟Aと比べれば、木造アパートと高級ホテルのようなものである。
残念だが仕方が無い。
まあ、病棟が古いだけで、手術とは直接には何も関係ないはず。
どうせ寝るだけの場所であり、毎日差額ベッド代を得していると考えれば良いか。
前向きに考えよう。
検査のための入院が終了して、仮退院する事となった。
主治医からは、検査結果と癌及び手術に関する説明がされた。
気になるのは、
①癌の進行度合い
②癌の位置
③癌の転移の可能性
④人工肛門の可能性
⑤手術の難易度
等である
主治医から画像を見ながらの丁寧な説明と質問への回答がなされた。
それによれば、
①直腸がんでステージは「3a」
しょう膜下層まで浸潤しており、リンパ節への転移の可能性あり
②直腸の上部「Rs」
③肝臓、肺への転移は画像上は認められない
④肛門からはなれた位置にあり不要
⑤腹腔鏡補助下前方切除術(標準的な手術)
リンパ節を含めた血管ごと一定範囲を切除する
と言う説明だった。
正直、ホッとした。
自分が想定した最悪の状態から考えれば、嬉しい結果だった。
6cmの腫瘍であり、素人考えでも早期癌ではないと思われるし、問題は浸潤はどの位なのか。
そして他の臓器への転移があるのかが一番の心配だった。
飽くまでも検査結果からの見込みであり、実際に手術を実施して見なければ不明なこともある。
それは仕方の無いことであろう。
手術は、20日の予定
順調に行けば、2~3週間位で退院も可能との説明であった。
後は、このまま予定通りに手術・治療が進むことを望むばかりだ。
主治医からは、検査結果と癌及び手術に関する説明がされた。
気になるのは、
①癌の進行度合い
②癌の位置
③癌の転移の可能性
④人工肛門の可能性
⑤手術の難易度
等である
主治医から画像を見ながらの丁寧な説明と質問への回答がなされた。
それによれば、
①直腸がんでステージは「3a」
しょう膜下層まで浸潤しており、リンパ節への転移の可能性あり
②直腸の上部「Rs」
③肝臓、肺への転移は画像上は認められない
④肛門からはなれた位置にあり不要
⑤腹腔鏡補助下前方切除術(標準的な手術)
リンパ節を含めた血管ごと一定範囲を切除する
と言う説明だった。
正直、ホッとした。
自分が想定した最悪の状態から考えれば、嬉しい結果だった。
6cmの腫瘍であり、素人考えでも早期癌ではないと思われるし、問題は浸潤はどの位なのか。
そして他の臓器への転移があるのかが一番の心配だった。
飽くまでも検査結果からの見込みであり、実際に手術を実施して見なければ不明なこともある。
それは仕方の無いことであろう。
手術は、20日の予定
順調に行けば、2~3週間位で退院も可能との説明であった。
後は、このまま予定通りに手術・治療が進むことを望むばかりだ。
今日は、検査とそれに伴うあれこれで大変だった。
まず、大腸内視鏡検査のための大腸洗浄剤(ニフレック)
ビニール袋に入った下剤を二㍑の水で溶かしたものを二時間かけて飲むものだ。
これ自体は二回目で勝手がわかるだけに大丈夫だと思っていたが、難物だった。
朝六時に看護師がニフレックを持ってくる。早速、コップに入れた洗浄剤を飲む。
一時間で一リットルここまでは順調だった。でも、便が出ない。
もともと硬くてコロコロ状態だったので、それを出さないと駄目らしい。
その後、なんとか普通便がやっとでた。結構大物だった。
ニフレックが今回は辛かった。半分ぐらいまでは何とかなるが、それからが中々飲めない。
匂いを嗅ぐと吐き気がするようになった。それでも飲まねばならない。
結局、四時間かけて何とか飲みきった。
そして、水のような便になったので、看護師に見てもらったら、未だだと言う。
まだカスが残っているので、水を飲んで再度確認させてほしいとのこと
その後、500mlの水を三本飲んで、三回目の看護師チェックで合格。内視鏡検査へ向かった。
最初に内視鏡検査
内視鏡検査では便が水様便になったとの看護師からの連絡がないと30分待たされて検査開始。
今回の内視鏡検査は前回と違って麻酔なしでするらしい。
掛かった時間は約50分 奥の部位から三回ほど組織を採られた。
そして、S字結腸の辺りでも三回。
S字結腸部分は「点墨」と言う黒くなる液体をかけて撮影していた。
自分の内臓だから、しっかり見ようと最初から最後まで見ていた。
綺麗なピンク色だったが、やはりS字結腸辺りの例の部分は赤くただれているようだ。
内視鏡の医師が、周りの医師と話していることもはっきり聞こえる。
やはりS字結腸部分かその近辺が癌らしい。
終わって着替えたが、多少ふらふらした。
そしてCT検査
造影剤使用の承諾書を書かされ、問診表を書いてから検査開始。
まず、造影剤注入の針を刺され、それから腸内へガスを送る為に肛門からチューブを入れられる。
検査終了までおならを我慢するように言われる。
造影剤を入れるとき身体が熱く感じるがそれは異常ではないと説明される。
そしてTOSHIBA製の機械に飲み込まれていく様に思えたが、実際は大きな輪の中を動くベッドに乗って移動していた。
輪を内側から見ると何か細かい光が輪の中を高速で回っているのが見えた。
うつ伏せと仰向けで撮影。ほぼ20分位かな。
その後、主治医のN医師から予定通りに明日仮退院の旨を告げられた。
予定通りの検査入院終了であれば、とりあえず安心なのだが、その30分後に再度N医師が病室に来た。
どうもCT検査の結果、自分の左胸のあたりの大動脈が右胸のそれと比べて細いのはでという診断結果とのこと。
医師から聞かれたのは、
「自分で左右の手の温度の違いを感じたことがあるか」とか
「血圧を計るとき左右で違う数値だったことはないか。」である。
思い当たらない。
その後、別の医師が両手、両足の血圧を計った。
足の血圧は初めて測った。大きい血圧計だった。
特に差はなく問題ないでしょうという結果になった。
CT検査の診断結果が何を指すのかわからないが、今後に不安を残す事となった。
今日の夕食は普通食に戻った。
しかも、肉じゃがのような感じで「旨煮」と書いてあった。
昨日は朝夕お粥で昼抜き、そして今日は朝昼抜きだったから夕食が美味しかった。
ご飯が美味しく食べられるのは幸せだ。
まず、大腸内視鏡検査のための大腸洗浄剤(ニフレック)
ビニール袋に入った下剤を二㍑の水で溶かしたものを二時間かけて飲むものだ。
これ自体は二回目で勝手がわかるだけに大丈夫だと思っていたが、難物だった。
朝六時に看護師がニフレックを持ってくる。早速、コップに入れた洗浄剤を飲む。
一時間で一リットルここまでは順調だった。でも、便が出ない。
もともと硬くてコロコロ状態だったので、それを出さないと駄目らしい。
その後、なんとか普通便がやっとでた。結構大物だった。
ニフレックが今回は辛かった。半分ぐらいまでは何とかなるが、それからが中々飲めない。
匂いを嗅ぐと吐き気がするようになった。それでも飲まねばならない。
結局、四時間かけて何とか飲みきった。
そして、水のような便になったので、看護師に見てもらったら、未だだと言う。
まだカスが残っているので、水を飲んで再度確認させてほしいとのこと
その後、500mlの水を三本飲んで、三回目の看護師チェックで合格。内視鏡検査へ向かった。
最初に内視鏡検査
内視鏡検査では便が水様便になったとの看護師からの連絡がないと30分待たされて検査開始。
今回の内視鏡検査は前回と違って麻酔なしでするらしい。
掛かった時間は約50分 奥の部位から三回ほど組織を採られた。
そして、S字結腸の辺りでも三回。
S字結腸部分は「点墨」と言う黒くなる液体をかけて撮影していた。
自分の内臓だから、しっかり見ようと最初から最後まで見ていた。
綺麗なピンク色だったが、やはりS字結腸辺りの例の部分は赤くただれているようだ。
内視鏡の医師が、周りの医師と話していることもはっきり聞こえる。
やはりS字結腸部分かその近辺が癌らしい。
終わって着替えたが、多少ふらふらした。
そしてCT検査
造影剤使用の承諾書を書かされ、問診表を書いてから検査開始。
まず、造影剤注入の針を刺され、それから腸内へガスを送る為に肛門からチューブを入れられる。
検査終了までおならを我慢するように言われる。
造影剤を入れるとき身体が熱く感じるがそれは異常ではないと説明される。
そしてTOSHIBA製の機械に飲み込まれていく様に思えたが、実際は大きな輪の中を動くベッドに乗って移動していた。
輪を内側から見ると何か細かい光が輪の中を高速で回っているのが見えた。
うつ伏せと仰向けで撮影。ほぼ20分位かな。
その後、主治医のN医師から予定通りに明日仮退院の旨を告げられた。
予定通りの検査入院終了であれば、とりあえず安心なのだが、その30分後に再度N医師が病室に来た。
どうもCT検査の結果、自分の左胸のあたりの大動脈が右胸のそれと比べて細いのはでという診断結果とのこと。
医師から聞かれたのは、
「自分で左右の手の温度の違いを感じたことがあるか」とか
「血圧を計るとき左右で違う数値だったことはないか。」である。
思い当たらない。
その後、別の医師が両手、両足の血圧を計った。
足の血圧は初めて測った。大きい血圧計だった。
特に差はなく問題ないでしょうという結果になった。
CT検査の診断結果が何を指すのかわからないが、今後に不安を残す事となった。
今日の夕食は普通食に戻った。
しかも、肉じゃがのような感じで「旨煮」と書いてあった。
昨日は朝夕お粥で昼抜き、そして今日は朝昼抜きだったから夕食が美味しかった。
ご飯が美味しく食べられるのは幸せだ。
今日で四日目である。
昨夜は、初めて同室の人が居る中での就寝となった。
少々不安があった。自分は鼾が煩いらしいからだ。
自分では判らないがカミサンが言うのだからそうなんだろう。
鼾は、酒を飲んで寝ると特に煩いとか。それに体質(肥満等)にも原因があると聞いた。
確かに太っている人の鼾は電車の中でも大きい。
それを二人部屋でされたら正直迷惑だろうなとは思った。
そうは言っても鼾が鳴り出したら自分では止められない。何せ寝ているのだから。
昨夜は隣の人が寝たかなと思えるときまでなんとなく起きていた。
微かな寝息が聞こえたぐらいで寝た記憶がある。
そして今朝聞いてみた。
「昨夜、私の鼾うるさくなかったですか。もしうるさかったらごめんなさい。」
そう聞いたところ、
「いや 全然気になりませんでしたよ。」そう言ってくれた。
実際のところは、判らない。我慢してくれたのかもしれない。
実は、今回の大腸がんの疑いが発覚した昨年12月初旬から酒を止めている。それにダイエットもした。
食事は油ものは極力控えて野菜中心、毎日鍋、そして肉は鶏肉のササミだけを食っている。
体重は五㌔減った。予定通りだ。
だから、本当のことはわからないが、鼾に関しては、断酒とダイエット効果があったかもしれない。
今までも、極端なダイエットを行い体重を減らした事は何度もある。
だが、今回ばかりは本気で取り組まねば駄目だと考えた。大腸がんから転移しやすい肝臓を考えてだ。
この臓器を労わってやらねば。本来は遅いのかもしれない。
いままでも肝臓には相当な無理をして来た。
「沈黙の臓器」と言われるようになかなか悲鳴をあげないらしい。
でも、実際は血液検査の数値に如実に警告があったのである。
ほぼ毎日の飲酒の習慣。休肝日のない生活。飲む毎に濃くなる焼酎の量。
「アルコール依存症ですね」と言われれば素直に「はい」と思えると自覚している。
そんな酒飲みだった。
今回の入院を機会に生活習慣改善をしなければ。 喉もと過ぎればとならないように。
今日は、午前中に血液ガス分析検査があった。太腿の付け根の動脈から血液を採血された。
どうやら酸素と二酸化炭素を肺で交換する機能が正常化を調べるらしい。
つまり、肺が正常か。癌の転移がないかということだろう。
そして、午後には腹部の超音波(エコー)検査である。
腹部エコーは昨年10月にもドックで異常なかった。大丈夫だろうと思っているが判らない。
食事は昨日までの普通食から低残渣食に変わった。
調べてみたらカスが残らない食事ということだった。
明日には大腸の内視鏡検査とCT検査もあるようだ。
いよいよ検査も最終段階だな。
昨夜は、初めて同室の人が居る中での就寝となった。
少々不安があった。自分は鼾が煩いらしいからだ。
自分では判らないがカミサンが言うのだからそうなんだろう。
鼾は、酒を飲んで寝ると特に煩いとか。それに体質(肥満等)にも原因があると聞いた。
確かに太っている人の鼾は電車の中でも大きい。
それを二人部屋でされたら正直迷惑だろうなとは思った。
そうは言っても鼾が鳴り出したら自分では止められない。何せ寝ているのだから。
昨夜は隣の人が寝たかなと思えるときまでなんとなく起きていた。
微かな寝息が聞こえたぐらいで寝た記憶がある。
そして今朝聞いてみた。
「昨夜、私の鼾うるさくなかったですか。もしうるさかったらごめんなさい。」
そう聞いたところ、
「いや 全然気になりませんでしたよ。」そう言ってくれた。
実際のところは、判らない。我慢してくれたのかもしれない。
実は、今回の大腸がんの疑いが発覚した昨年12月初旬から酒を止めている。それにダイエットもした。
食事は油ものは極力控えて野菜中心、毎日鍋、そして肉は鶏肉のササミだけを食っている。
体重は五㌔減った。予定通りだ。
だから、本当のことはわからないが、鼾に関しては、断酒とダイエット効果があったかもしれない。
今までも、極端なダイエットを行い体重を減らした事は何度もある。
だが、今回ばかりは本気で取り組まねば駄目だと考えた。大腸がんから転移しやすい肝臓を考えてだ。
この臓器を労わってやらねば。本来は遅いのかもしれない。
いままでも肝臓には相当な無理をして来た。
「沈黙の臓器」と言われるようになかなか悲鳴をあげないらしい。
でも、実際は血液検査の数値に如実に警告があったのである。
ほぼ毎日の飲酒の習慣。休肝日のない生活。飲む毎に濃くなる焼酎の量。
「アルコール依存症ですね」と言われれば素直に「はい」と思えると自覚している。
そんな酒飲みだった。
今回の入院を機会に生活習慣改善をしなければ。 喉もと過ぎればとならないように。
今日は、午前中に血液ガス分析検査があった。太腿の付け根の動脈から血液を採血された。
どうやら酸素と二酸化炭素を肺で交換する機能が正常化を調べるらしい。
つまり、肺が正常か。癌の転移がないかということだろう。
そして、午後には腹部の超音波(エコー)検査である。
腹部エコーは昨年10月にもドックで異常なかった。大丈夫だろうと思っているが判らない。
食事は昨日までの普通食から低残渣食に変わった。
調べてみたらカスが残らない食事ということだった。
明日には大腸の内視鏡検査とCT検査もあるようだ。
いよいよ検査も最終段階だな。