仮退院 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

検査のための入院が終了して、仮退院する事となった。


主治医からは、検査結果と癌及び手術に関する説明がされた。

気になるのは、

①癌の進行度合い
②癌の位置
③癌の転移の可能性
④人工肛門の可能性
⑤手術の難易度

          等である

主治医から画像を見ながらの丁寧な説明と質問への回答がなされた。
それによれば、

①直腸がんでステージは「3a」
 しょう膜下層まで浸潤しており、リンパ節への転移の可能性あり
②直腸の上部「Rs」
③肝臓、肺への転移は画像上は認められない
④肛門からはなれた位置にあり不要
⑤腹腔鏡補助下前方切除術(標準的な手術)
 リンパ節を含めた血管ごと一定範囲を切除する

と言う説明だった。

正直、ホッとした。
自分が想定した最悪の状態から考えれば、嬉しい結果だった。
6cmの腫瘍であり、素人考えでも早期癌ではないと思われるし、問題は浸潤はどの位なのか。
そして他の臓器への転移があるのかが一番の心配だった。

飽くまでも検査結果からの見込みであり、実際に手術を実施して見なければ不明なこともある。
それは仕方の無いことであろう。

手術は、20日の予定
順調に行けば、2~3週間位で退院も可能との説明であった。

後は、このまま予定通りに手術・治療が進むことを望むばかりだ。