16日からの再入院 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

病院の医師から手術日程変更の連絡
一日前倒しをして19日(月)に変更したいとの事。
丁寧な口調であったが、出来れば変更したいというより、変更を前提とした通知であった。但し、無理やりと言う印象を持たれないように飽くまで同意を得ての変更承諾。

カミサンの仕事の関係で19日は都合が悪いと伝えてあったのに・・・。
医師が言うのは、当日のご家族様の立会い承諾については、電話での連絡でも可能ですので・・・とか。

やはり通知である。
だが、何を言ってもこちらは手術を受けるほうであり、人質を取られて居る様なもの。
医師の言うことを素直に聞くしかないのである。
対等に議論や意見交換が出来るようなものではないし、ある意味、信じてお任せ状態である。

姉にも手術当日の待機をお願いしてあったので、日程変更の連絡をしただけ。
自分としては一日前倒しになったからと言って困ることはない。
冷静に考えれば、徐々にせよ他臓器への転移の可能性が零ではない以上は、早めに手術をするのは悪いことではないはずである。

再入院を控えて、病院の事務から連絡があった。
当日準備するものと、受付場所、受付時間についての連絡である。
既に、二回目であるので要領は心得ている。準備も不安は無い。

以前の病棟Aからは東京スカイツリーも見渡せるロケーションで朝焼けも夕焼けも楽しめた。
各部屋の設備も全て新しく、クリーム色や茶色で統一されていて落ち着いた感じだった。
そんな入院環境も病人には必要なのではないかと思った。
出来れば、再入院の時にも同じ病棟でと考えていた。

しかしながら今回は古い病棟Bで、大部屋への入院となるようである。
4~5人部屋で差額ベッド代はないだろうが、何せ設備が古いようだ。
前回の検査入院の時に病院内を歩き回って、ついでにその病棟へも行って見た。
天井が低くて、全体的に白で統一された病室。共同使用のトイレなども相当古い。

前回の病棟Aと比べれば、木造アパートと高級ホテルのようなものである。
残念だが仕方が無い。

まあ、病棟が古いだけで、手術とは直接には何も関係ないはず。
どうせ寝るだけの場所であり、毎日差額ベッド代を得していると考えれば良いか。

前向きに考えよう。