手術準備・B病棟 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

前回と同じく、10時に入院の受付をした。
10日退院した清算をするよう依頼がありカードで払う。
精算額は96,910円
その内差額ベッド代は16,680円。6日分である。
今回は、それがない大部屋であるが、一週間居てもこの程度ならやはりA棟の方が良いと感じた。
明日は、早く起きてもあの朝焼けは見れない。

B棟は科が混在である。南側は個室中心で北側に大部屋が並んでいる。
バストイレ付の個室もあるが、基本的にトイレは共同である。
また、浴室も共同で曜日により男女別、予約制で一人30分である。
こちらはラウンジが狭い。10人程で一杯になる程度であるが、テレビが付いているし給茶機もある。
また、基本的に食事はベッドで取る事となるが、やはり景色の良いラウンジの方が良かったな。
A病棟の食事はバーコードでチェックして、受け取る際も名前を確認していた。
特別メニューも機械で予約だった。
こちらは配膳担当がベッドまで持ってきてくれる。
でも、食事から睡眠治療まで同じベッドでするのはブロイラーの様で面白くないものだ。


本日から手術日まで検査らしいものはない。土日は検査はないとのこと。
つまり、手術前に減食、絶食等で大腸を空にすることと、手術前に風邪などをひかないようにするのが、目的のようだ。
今日だけで、各種同意書のサイン。手術についての説明。手術に必要な物品の説明などがあった。
麻酔担当の医師や手術担当の看護師からの説明ももあり、いよいよ手術を受けるんだという気になった。
麻酔は背中から入れる硬膜外麻酔と全身麻酔をするらしい。
何となく背中からの麻酔は痛そう。麻酔医に聞いてみたら、やはりそう言う人が多いようだ。


手術後はICUではなく、直接病室へ戻ることも説明された。手術後の状態を示す図も見せられた。
幾つかの管がつながれた状態で手術後の一日は過ごす様だ。そして二日目からは直ぐに歩行訓練が始まるとか。
勿論、順調に行けばの事である。

初めての入院そして手術であるが、ここまでくればそれなりの覚悟は出来ているつもりである。
医者と病院を信じて手術を受けるしかない。