サイエンスカフェ | あ~どうしたものか

あ~どうしたものか

社会問題=PTSD現象。

“郷土なくして人生なし”
ということで[複合汚染]時代をサバイバル、平穏死を子々孫々繋いで生きましょう。

サイエンスカフェ
「再生をめぐって
~生命科学と、デザインの立場から
- 大震災を越えて」

http://nosumi.exblog.jp/13652571/#13652571_1

・主催 :日本学術会議科学力増進委員会、東北大学脳科学グローバルCOE、文部科学省
・協力 :一般社団法人サイエンス・メディア・センター
・日時 :5月27日(金)19時~20時半(予定)
・演者 :
本江正茂
(東北大学大学院工学系研究科都市建築学専攻都市・建築デザイン学講座 准教授)
大隅典子
(東北大学大学院医学系研究科発生発達神経科学分野 教授)

Ustream中継
http://www.ustream.tv/channel/brain110527

付記(2011/05/27):
録画が見られます。
http://www.ustream.tv/recorded/14986034


以下は私のメモなので、講演者の発言を再現したものではありません。録画をご覧になったほうがよいと思われます。

> 津波について——身も蓋もないがリア
> ルなこと。こうあるべきというのは、
> うまく行かない。リアルな生きるとい
> うことを直視しないで、高地に移転す
> るというのでは解決にならない。高地
> に移転しても、海辺で豊漁があって漁
> 港が活気づくと、海辺に別宅を造り、
> 高地の本宅に戻らなくなっていって、
> 何十年かすると元の木阿弥になる。
>
> いろんなレベルで阪神の経験は生きて
> いる。それでもなお、違いがあるとい
> うのが見えてきているだけ。今も厳し
> いけれども、阪神の経験が活かされて
> いなければ、もっと酷かったと思う。
>
> 全体のグランド・デザインにどう繋げ
> るか?
> 復興の主体は誰になるのか?
> それぞれが自分の持ち場を守り、その
> 間口を拡げて助け合うようなことをや
> っていけるコミュニティは生き残る。
> それができなかったコミュニティは滅
> びる。
——という話でした。いや~やっぱりモーリス・ブランショですね(← 纏め過ぎ?)。

明かしえぬ共同体 (ちくま学芸文庫)/モーリス ブランショ

¥987
Amazon.co.jp


やはり、纏め過ぎでした。大隅先生は、個人の再生についても話しておいででした。大人の脳にもタネの細胞があり、神経細胞が新たにできるという話です。ストレスなどで新しい神経細胞ができない状態が続くと古い記憶が残って PTSD になるのかも知れないという仮説も立てられるそうです。私個人としては、そうか、オバサンも諦めないでビジョントレーニングをすると若返るという話か?——と納得しました。ましてや子どもについて、修行する前から「どうせダメだろう」とか「せいぜい、こんなものだろう」とか言うのは何ら根拠がありません。さように腐して育てれば、子どもが腐るのも当たり前という感じですよね。

修行が大事です。



次回サイエンスカフェ
「身心一体科学で120歳まで元気に生き生きと」
http://stw.mext.go.jp/110617s/

6月17日(金)18:30~20:30
「国民の体力と数学のテスト」
講師:田畑 泉(日本学術会議連携会員、立命館大学教授)
ファシリテータ:跡見 順子(日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授)



数学のテストだってさ~というわけで、正しい(?)計算間違いの歌





2 + 2 = 5 /Radiohead

¥150
iTunes
※モバイル非対応


↓ すみません、以下のようなアニメーションを貼り付けるとブログが18禁になるかも知れないそうです。非教育的かも知れませんので、残酷なのは嫌という方は、ご覧にならないでくださいませ。




リアリティは、ぬるくない

2013/02/22追記:
http://www.youtube.com/user/rememberfukushima

http://www.youtube.com/user/kienaiyoru

「安全地帯」は地上に存在しない「ないものねだり」

福島第一原発の周辺地域でドキュメンタリー新作の撮影を企画している御仁のブログ
http://toshifujiwara.blogspot.com/

付記(2011/06/01):拝読ブログのエントリ
南相馬のこどもたち
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/9a12d6b7f08b61690bb6072084035736?fm=rss
「切迫する南相馬市の医療」
http://medg.jp/mt/2011/05/vol175.html

相馬公立に入院してしまった爺ちゃんは・・・
には書かれていない踏んだり蹴ったりで、ほとんど棄民状態というのが分かります。


付記(2011/06/11):上掲ブログの最新エントリ
え?計画的避難区域じゃないの?
http://ameblo.jp/housyanou-taihen/entry-10920039180.html
計画的避難区域になっている飯舘村の会社から6月8日付けで求人が出ていた話。

現地の混乱は収束に向かっていません。
個人的な意見ですが。。
http://ameblo.jp/kingstone-t/entry-10919709192.html
支援や補助が足りていない上に、行政の対応がまずいため、起きている混乱の例:
(1)「避難所に届いた物資を在宅の人にも分け与えてあげるか否か」で立場によって意見が対立する。
(2)仮設住宅に入ると支援を受けられないため、抽選に当たっても入居できず、鍵だけ貰って支援が受けられる場所に居続けて、仮設住宅の抽選に外れた人と摩擦が生じる。

付記(2011/07/07):
仮設入居者らに「ごはん応援箱」を
http://www.alterna.co.jp/6076

> 思う事。
> 被災地以外の方々は、どうか自粛を止
> めて下さい。
> 今の状況は『自粛』ではなく『萎縮』
> です。
>
> 行政の方々、ぜひ被災地で生活をして
> みて下さい。
> 現場をきちんと知って下さい。



付記(2011/05/30):ネットを見ていたら
山本太郎さん俳優をやめてPTSD予防教育に貢献
↑ どこのどなたかは存じませんが、ネット上で随分、中傷されておいででした。しかし、福島、郡山あたりの「学童疎開」もやらないかぎり、当然、その母親(妊産婦も少なくない)や弟妹(乳幼児)だけ保護するのは現実的に不可能です。ゆえに、この俳優さんの主張にも一理あるのであり、「危険厨」というのは誹謗ではないでしょうか。

チェルノブイリ事故調査結果を基に長崎大の山下俊一教授が明言
「放射性セシウム汚染で疾患は増えない」

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/hotnews/int/201104/519274.html
> 「福島第一原発の原子炉が今回の地震
> で損傷なく生き延び、日本の科学の粋
> をもって緊急炉心停止が行われたのは
> 不幸中の幸い。今後大爆発は起こらな
> いだろうし、炉心の中のくすぶりを抑
> えるため、いま懸命な努力がなされて
> いる。ただ、チェルノブイリの100分の
> 1程度の放射性物質が環境中に放出さ
> れたと推測されるため、今後長期的な
> モニタリングと健康影響調査が必要だ
> ろう。今回は、過敏と思われるほど情
> 報が公開されており、また、農産物の
> 出荷停止などの対策も講じられている。
> いまの日本人に放射性降下物の影響は
> 皆無に近く、起こり得ないことだ」と
> 山下氏は述べた。
とうことではありますが、その一方で、
> 山下氏は講演の中で、1000mSv以上
> の被曝線量を一度に浴びると急性放射
> 線障害を引き起こし、100~
> 1000mSVだと中長期的な放射線障害
> を確定的に受け、線量依存性に発がん
> リスクが上昇することが広島・長崎の
> 原爆被爆者の調査で証明されていると
> したが、100mSv以下の低線量の影響
> についてはよく分かっていないと指摘。
> 「その低線量領域でも危険だという人
> もいれば、証明できないのだから危険
> はないという立場の専門家もいて、ま
> さに低線量やその慢性被爆の影響につ
> いては専門家の間で議論が行われてい
> る領域だ」と述べた。
と、公正な意見を述べておいでであり、この先生を辞めさせろというのは暴論ではないかと私個人は考えます。

低線量と慢性被曝の影響はオープンな問題なのです。したがって、もしかしたら悪影響があるかもしれないということで、大事を取って妊産婦と乳幼児だけでも保護しようというのは理に適っています。

付記(2011/07/16):やはり、妊産婦と乳幼児は低線量・慢性被曝から保護したほうがいい。
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-10954924331.html
しかし、「脳障害」はデータが公表されていないため、一見、認知症——実は PTSD という話と区別がつきません。「一見、認知症——実は PTSD」の論文、私も昨年12月2日に、以下のブロガー氏に倣ってコピーを依頼、 ↓
http://ameblo.jp/makiko0106/entry-10723884211.html
すぐ送っていただけました。

ウクライナあたりは、政治的対立候補にプルトニウムを盛って毒殺するなどの問題が起きていたことを思い出します。温室効果ガスの排出権取引でも利権と政争で大変な地域。ロシアもそうなんだけれど、本当に殺すか殺されるかで、日本のように「空気を読みあって責任者が曖昧」みたいな世界とは全然、違うのです。

菅総理の「脱原発」が「打ち上げ花火」だと言うだけなら、そんなのは印象操作の一種でしょう。
日本の経済的な崩壊までは引き起こさず、経済的な停滞程度に留めるようにして、地震でいちばん危ない浜岡原発は再開せず、あと玄海原発はじめ危ない老朽化原発から順次、何機まで停止できるか?——現実的に検討するのが急務ではないのかと思います。

日本はロシアだのウクライナだのベラルーシだのではないのだから、政治的対立を暗殺合戦にしないで、思想信条にかかわりなく、現実的な道を探っていくことができるはず。政争に陥らず、実際的な段取りを考えましょう。

http://youtu.be/NCPDiEz-GcE



ギターに “PROTECT CHOICE” の文字(何でも処方)。

「大事を取って妊産婦と乳幼児だけでも保護」するのに併せて「学童疎開」という選択肢も、皆にオープンであるべきです。そこまでは要らないのではないか?というご意見 ↓ も勿論あります。
http://blog.goo.ne.jp/yi78042/e/90b3c9d7b16ba37a6b6e3ce1b14dd4b3?fm=rss

やはり、水俣を連想してしまいます。ね、雅子さま。
『映画は生きものの記録である』
http://toshifujiwara.blogspot.com/2011/06/blog-post_15.html

さて、申すまでもなく、米ソに限らずフランスも含め、大国の大気圏内核実験で 137Cs は地球全体を被っており、海洋生物は前々から汚染されています。
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnlabstract_ja.php?cdjournal=radioisotopes1952&cdvol=48&noissue=4&startpage=266
海産物の汚染ということでは、水銀もあり、私も妊娠する気のあった頃および妊娠中、授乳中はキンメダイは大事を取って食べませんでした(← 子どもを産み終わったオバサンは解禁~)。大事を取るということでは、白血病を避けるのに、高圧送電線の真下に住むのは止めたほうがいいかも知れないし。話は戻って、大国の核実験による海産物の 137Cs に、今回のフクシマで、どれくらい上乗せが起きるのか?——は未だ不明でしょう。

さらに追記:気仙沼のカツオ漁をテレビ・ニュースで観て、今はまだ私は買わないなあ——と思っていたんですよ。このニュースの記憶があって、上掲の濃縮係数の論文を引っ張ってきました。

そのあと、感染症の先生のブログ・エントリ
子どもがいてもいなくても
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/8869f8579e2c608c4800cde53e5cda22?fm=rss
から辿ったウェブページ
http://katukawa.com/?p=4549を拝読、

> 「日本には1960年代の核実験で大量
> の放射性物質がフォールアウトしてい
> る。そのときに皆健康だったのだから、
> 福島の事故も心配いらない」という発
> 言をしばしば耳にします。水産学会の
> 勉強会でも、放射能の専門家が、その
> ように断言していました。

これ、開いた口が塞がらない詭弁そのものです。一体、聴衆は誰なんです? 我が家まわりのクソガキ(小中学生)だって、そんな勉強会、拝聴しませんよ? 空気読んで拝聴するのが大人なんですかね? 「1960年代に日本は大丈夫だったとか言っても意味がないので、それを言うならムルロア環礁の実験で何があったか、今、どうなっているか教えてください」と即、質問が出るでしょう。あるいはアルジェリアがどうなっているか? ——ついにフランスも補償する方向に動きつつあるらしいけれど、先は長いでしょう。今のフクシマ現地と比較すべきは、1960年代とその後とで OK ですが、日本とではなくて、そのときのムルロア環礁近辺の現地とです。たとえば、1997年でも、
http://www.yashinomi.to/katayama/kaku.html

今はフクシマに近いところで獲れた魚介類は、妊婦(つまり胎児)、授乳中の母親、乳幼児、育ち盛りのお子さまは食べないほうがよいでしょう。私も妊婦(つまり胎児)、授乳中の母親、乳幼児、育ち盛りのお子さまに出すには、根室沖の鰊はまあよいとして、宮城沖、千葉沖は微妙、茨城はなるべく避け、福島は論外と考えております。

話はhttp://katukawa.com/?p=4549に戻って、

> 日本全国の水産物が一律に汚染されて
> いるわけではありません。

当然のことです。そうして、薄まりはするものの、その後の「濃縮」の問題について、上述の論文
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnlabstract_ja.php?cdjournal=radioisotopes1952&cdvol=48&noissue=4&startpage=266
を挙げました。海洋生物で単に硬骨魚類と括っても、ブリ、カツオ、スズキは濃縮係数が高く、それに比べると、マガレイは濃縮係数が4分の1ということです。つまり、311以前のカレイ・ヒラメは、311以前のカツオより137Cs は低いわけです。

気仙沼のカツオ漁をテレビ・ニュースで観て、今はまだ私は買わないなあ——と思っていたんですよ。「普通、そう思わない?」 ——と私が思うことって、大概、平均から外れているんですよね。「常識」がズレているせいです。これを認識しないと、コミュニケーションは、うまくいきませんね(← 反省)。それとも、皆さま、「言っては悪い」と空気を読んで、「濃縮係数が高いカツオを気仙沼で今、買わない」なんて言わないのでしょうか? 何か、「東京は臭くて辛い」と「言っては悪い」と空気を読むべき——というのを思い出しました。東京もね、昔は臭くなかったそうですよ。敗戦直後は23区内でも西のはじっこのほうはタヌキがいたりしたそう(← 亡き父が当時、腹を空かせたタヌキを捕獲、かわいそうなので動物園で飼えないか?訊いたところ、「エサがないからダメ」と言われ、ついでに、「こういうご時世だから君がタヌキを食べたら?」——と言われたらしい。十代の終わりに栄養失調で歯がぼろぼろ抜けていたのに、父は食べずに逃がしたという。要するにボンボンというか育ちがいいのだ。私だったら迷わずタヌキ汁を作って、「タヌキさん、ごめんね」と言いながら皆で食べたと思う)。

付記(2011/07/21):
> 海産物の汚染ということでは、水銀も
> あり、私も妊娠する気のあった頃およ
> び妊娠中、授乳中はキンメダイは大事
> を取って食べませんでした(← 子ど
> もを産み終わったオバサンは解禁~)。
なんて書いていましたが、猪苗代、那須、日光あたりに観光に行くのも「子どもを産み終わったオバサンは解禁~」です。オジサンもどうぞ。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/21/gemdai-jul-18/から
> また、京都大学原子炉実験所の小出裕
> 章助教は「放射線の影響を受けにくい
> 大人がこうした観光地に足を運び、少
> しでも復興の手助けをするべきでは」
> と提言する。「子どもはともかく、放
> 射線の影響というのは年齢とともに少
> なくなっていき、50歳では30歳に比
> べて実に50分の1程度まで低下します
> から、放射線の影響はほとんどなくな
> ると言えます。米国のデータによると、
> 放射線被曝によるがんの死者数を比べ
> た場合、50歳の死者数は30歳の50分の
> 1にまで低下するのです。ですから50
> 代以上の人は、福島や栃木などの観
> 光地に足を運んでも問題ないでしょう」

大人の休日倶楽部ミドル:JR東日本割引情報(← 「ミドル」と言いつつ、割引は50歳から。やはり、30歳代でオッサン自称はおこがましいということか)。
http://active-silver.seesaa.net/article/102998703.html
で交通費の割引もあります。

那須、森林ノ牧場カフェ再開 高齢者や障害者が手伝い
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110722/570153
> 牛舎を持たず完全休業も検討したが、
> 那須町の佐久間牧場の牛舎で牛を預か
> ってもらえることになり、再開のめど
> が立った。「放牧した牛の牛乳」でな
> いことを取引先に理解してもらい、原
> 乳の検査をした上で6月中旬に製造販
> 売を再開した。
> …(中略)…
> 山川社長は「震災をきっかけに、地域
> のつながりを再認識した。地元に元気
> を発信する牧場にしたい」と感謝する。
> カフェの営業時間は金、土、日曜と祝
> 日の午前10時~午後4時。

ここのアイスクリームは美味しいので、お奨め。



「大事を取って妊産婦と乳幼児だけでも保護」すること、実現するには、「学童疎開」が必要です。「学童疎開」をやらないかぎり、当然、その母親(妊産婦も少なくない)や弟妹(乳幼児)だけ疎開させて保護するのは現実的に不可能だからです。

以下のブログ・エントリも参考になります。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-2493.html

付記(2011/06/20):「低線量と慢性被曝の影響はオープンな問題」と言って、それでは、どうすればいいのか?——について、現地で起きている問題 ↓ 6月16日付け東京新聞の記事だそうです。
「放射線と関係不明」
http://heiheihei.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/06/16/_0002
「学童疎開」を進めたいところです。

付記(2011/07/04):
ふくしま集団疎開裁判;第一回裁判7.05直前のお願い
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-10943384289.html

付記(2011/07/09):
(13296)郡山市の子供たちに放射能トラウマPTSD
http://ameblo.jp/phantom-nightmare/entry-10947692486.html
雑誌記事の見出しコピー「郡山市で急増!謎の体調不良に苦しむ子供たち」があります。

上述のように、「低線量と慢性被曝の影響はオープンな問題」で、すぐには「放射線と関係」が明らかにできない体調不良が出ます。——この「放射線と関係不明」の体調不良は、
(1)意識の側から見て「無意識」である身体に、現存の検査では分からないくらいの微小な放射線による損傷があって、結果として「心因」に見えている可能性もあります。こういうケースは免疫系が揺すぶられて、免疫と関係の深い腹腔の具合が悪くなったりするのではないかと私個人は勝手に考えたりします。一方、
(2)『東京大空襲被災と広島原子爆弾被爆の両方を経験し複雑性外傷後ストレス障害(complex PTSD)を呈した1例』のように、身体的な損傷がどこでどう起きているかは不明で「心因」と捉えて治療するのが適切なケースもあるのかも知れません。

両仮説の接点は、いずれの仮説を採用しても、薬物療法としては、
(a) IBS (過敏性腸症候群)にも効くパキシルなど SSRI や、
(b)駆瘀(お)血薬でもある四物湯と桂枝加芍薬湯(← 過敏性腸症候群にも効果)の合方など漢方薬
が有効ということです。

ただし、パキシルなど SSRI は、 kyupin 先生によると、身体よりも「主に精神に副作用」があり、
> 精神科医は「この人にSSRIを処方した
> ら非常に危険」というのを初診時に直
> 感する。(そういう感性がない人は、
> 最初から扱うべきではない)
参照:「古いタイプの抗うつ剤とSSRI」
http://ameblo.jp/kyupin/entry-10910162681.html
と注意書きがあり、
SSRI は精神科でもらおう
http://ameblo.jp/aya-quae/entry-10910866517.html
を書きました。

また、 kyupin 先生のブログには、「ベンゾジアゼピンの嗜癖状態とも言える状況に、更にSSRIを処方するのは事態を複雑化する」と注意書きがあり、そのことは
本日の音楽(2010/08/24)
http://ameblo.jp/aya-quae/entry-10629124517.html
に書きました。

なお、上述の仮説(2)について論文『東京大空襲被災と広島原子爆弾被爆の両方を経験し複雑性外傷後ストレス障害(complex PTSD)を呈した1例』は、インターネットから申し込み可能な複写サービスで入手できます。私は医学は素人の、ただの元患者なので、皆さま、ご自分でお読みになって、判断なさるのがよろしいかと存じます。
拝読ブログのエントリ
http://ameblo.jp/makiko0106/entry-10723884211.html
にあるように、著者名を知らなくても複写サービスは利用可能です。

2012年5月26日追記:
削除されてしまった上掲ブログで紹介されていた論文2編。
http://www.jamas.or.jp/service/service_o/service/copy
論文複写サービスにて、


誌名「広島医学」発行年「2006」「59巻11号 pp.814-830」
論題「東京大空襲被災と広島原子爆弾被爆の両方を経験し複雑性外傷後ストレス障害(complexPTSD)を呈した1例」

http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200902280990417762
全文コピー↓
http://researchmap.jp/mu3qt2qa3-1864488/?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=44427&metadata_id=80973

誌名「広島医学」発行年「2007」「60巻3号 pp.193-203」
論題「元帝国陸軍兵士が複雑性外傷後ストレス障害(complex PTSD)を呈した1例」
http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200902243387535812

全文コピー↓
http://researchmap.jp/muxr41db7-1864488/?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=44428&metadata_id=80973

を併せてメール便にて複写を依頼すると、合計2,730円

2006年の論文は、被爆後何十年も原爆障害調査委員会と放射線影響研究所の検診を近年まで受け、身体的な異常は指摘されなかったのに、不眠症状、めまい、意欲低下、抑うつ感、後に記憶障害、見当識障害が出たが、複雑性 PTSD として治療して治ったという話。この患者は平和記念式典は回避していた。← ここがミソ。自然回復が起きるような環境にいないと何十年経っても発病する。

一方、自然回復が起きる状況については、中井久夫先生がお書きの記事から抜き書きしてある(http://ameblo.jp/aya-quae/entry-10136937371.html)。しかし、全員、自然回復で何とかなるわけではない。それで、PTSDのデータベースが機能してくれないと困る。



(11611)原爆ぶらぶら病
http://ameblo.jp/phantom-nightmare/entry-10832095677.html
> 精神的な影響を放射能のせいにする人
> 間が出るのではないかと誰かが書いて
> た。まだみなが「うつ病」を信じてい
> た頃に「悲しくないのに体が動かな
> い」という書き込みをよく見た。
> PTSDの「麻痺」である。かって「原
> 爆ぶらぶら病」と言われたものもそう
> だろう。検査的に異常がなければこの
> 場合、そういうもんなんだとあきらめ
> てじっとすること。二次的な不安や焦
> りが症状を悪化させるのである。



付記(2011/06/01):子どもを育てるにも、コミュニティを育てるにも、何を育てるにも、通じるところがある部分を抜き書き。
「まどか☆マギカ」で考える「インキュベーター」の役割
http://www.yomiuri.co.jp/job/entrepreneurship/isozaki/20110531-OYT8T00567.htm
> 「希望を信じた起業家を、私は泣かせ
> たくない。最後まで笑顔でいて欲し
> い」というのが、私の祈りであり願い
> です。そして、それを実現するために
> 必要なのは、「煽(あお)るのでも悲
> 観するのでもない、正しい情報」であ
> り、「うまくいかなくても最悪の事態
> に陥らないための正しい知識」だと思
> います。それが世の中に広く伝わって
> いくよう、引き続き努力していきたい
> と思います。

子どもに一目瞭然の障害があろうとなかろうと、外から見ても分からない障害があろうとなかろうと、

必要なのは、

 あお
「煽るのでも悲観するのでもない、正しい情報」
「うまくいかなくても最悪の事態に陥らないための正しい知識」
(©磯崎哲也氏)


「当事者として、保護者として、教師として、自閉症スペクトラムや発達障害についての理解啓発活動に取り組んでいきたいと思っている」とお書きの先生のブログ
http://ameblo.jp/autist/entry-10902903349.html



皆さまも、お大事に。