ザ・ポーグス/Rum Sodomy & the Lash
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ザ・ポーグス/ ラム酒、愛、そして鞭の響き
1985年リリースの2ndアルバム。
アイリッシュ・トラディショナルをベースに、
カントリーやロカビリーをパンク精神で奏でるバンド、
とでもいいましょうか。
酔いどれ詩人、シェイン・マガウアンを中心にしたポーグスですが、
今作ではエルヴィス・コステロがプロデュースしています。
ポーグスの代表作というと、やはり今作と、
続く3rd「堕ちた天使」となると思いますが、
その中でも今作は、ポーグスのベースとなる部分が詰まったアルバムで、
バンジョーの響きの心地よさと、シェインのしゃがれ声が相まって、
何ともいえない味わい深さがあります。
ピストルズのライヴ会場で暴れていた、
というシェインのキャラクターからか、
パンクの文脈で語られることが多いバンドですが、
(ピストルズの映画「NO FUTURE」の中で、若き日のシェインが。)
音楽的には、アイルランド民謡のエッセンスが詰まっています。
こういった音楽を、ポップ・ミュージックとして、
多くの人に知らしめたというのも、
ポーグスの大きな功績の一つだと思います。
「ダーティ・オールド・タウン」「ワルティング・マチルダ」といった、
詩情豊かな歌詞も大きな魅力の一つなので、
ぜひ対訳付きで聴いていただきたいアルバム。
ちなみに今作のジャケットは、
ジェリコーの「メデュース号の筏」をパロディにしたもので、
メンバーの顔が描かれています。
| シェイン-ザ・ポーグス:堕ちた天使の詩
シェイン・マガウアン |
デヴィッド・ボウイ/Space Oddity
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デヴィッド・ボウイ/スペイス・オディティ
1969年リリース。
大ヒット曲「スペイス・オディティ」で有名な、
ボウイにとって2枚目となるアルバムです。
当初はアルバム・タイトルも違ったものが使われていましたが、
1972年に再発された際に現在のタイトルになったそうです。
ボウイの代表曲の一つでもある「スペイス・オディティ」、
これは「2001年宇宙の旅」にインスパイアされて作られた、又、
この物語の主人公トム少佐の悲しい事実が、
後に「アッシェズ・トゥ・アッシェズ」(スケアリー・モンスターズ収録)
で語られている、というのは有名な話です。
とにかく問答無用の名曲に隠れてしまいがちですが、
他の曲も聴き捨てなりません。
徐々に盛り上がりを見せる中で、
その興奮がハーモニカによってピークに達する「幻惑された魂」
なんて、普通にシビれます。
アルバム全体を通した時のとして、吟遊詩人のような雰囲気と、
まるでアシッド・フォークのような酩酊感に包まれていて、
別世界、どちらかというと、
寓話的な世界に連れて行かれるイメージでしょうか。
1曲目が宇宙ですが、その後の曲群はあまり宇宙っぽくありません。
どうも今作は宇宙っぽいイメージが先行しがちですが、
(タイトルも含め。又、私が勝手に思い込んでいた恐れあり。)
本来の魅力はそういった、どこか牧歌的なところにあると思います。
まだミック・ロンソンと出会う前(ボウイとの出会いは今作録音後)の、
フォーキーなボウイの魅力が詰まったアルバムでもあります。
ちなみに、後にボウイ作品にはお馴染となるトニー・ヴィスコンティが
プロデュースを担当しています。
ビッグ・オーディオ・ダイナマイト/Tighten Up Vol.'88
ビッグ・オーディオ・ダイナマイト
/Tighten Up Vol.'88
1988年リリースの3rdアルバム。
今作リリース当時の状況として、BADとしての活動も順調になり、
バンドとして一番充実していた時期ではないでしょうか。
そんな充実っぷりがよく反映されているのが今作で、
個人的には、彼等にとっての1stアルバム、
に次ぐ傑作だと思います。
今作では、前2作から引き続き、ロック、レゲエ、ファンクといった、
ダンス寄りのミクスチャー的な要素ももちろんありますが、
そういったリズムやビートよりも、いいメロディ、
いわゆるグッド・チューンなポップ・ソングが印象深く残ります。
このポップな要素はクラッシュ時代にも見られましたが、
ミック・ジョーンズのポップさを愛する人にはたまらないアルバム。
それだけ充実した楽しい時間を過ごせていたのかもしれません。
特に前作がBADの中では攻撃的なアルバムだっただけに、
余計にそう感じます。
前作である2ndアルバム「NO,10アッピング・ストリート
」では、
ジョー・ストラマーが作曲面で参加していましたが、
今作でのこのいい感じのジャケット、
これはやはりクラッシュ時代の盟友、ポール・シムノンが描いています。
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