極彩色音楽箱 -21ページ目

スクリッティ・ポリッティ/Cupid & Psyche '85

キューピッド&サイケ’85

スクリッティ・ポリッティ/Cupid & Psyche '85

1985年リリースの2ndアルバム。


中心人物であるグリーン・ガートサイドがほぼ、

一人でやっているといってもいいバンドですが、

そんな彼等の代表作。


サンプリングを多用した、ダンス色が強めのポップさと、

パッと聴き女性ヴォーカルとしか思えないような、

超中性的でソウルフルなハイトーン・ヴォーカルが持ち味ですが、

今作は心地よさを計算尽くしたかのような、絶妙な音の配置で、

センスの良さ、ということなのかもしれませんが、

とても品がいい、という感じでしょうか。

一級品のエレクトロ・ポップ・アルバムです。


個人的には、レゲエ調の「ザ・ワー・ド・ガール」がお気に入り。


ちなみに、今作には関係ありませんが、

1982年の1stアルバム「ソングス・トゥ・リメンバー」にも収録されており、

シングルでもヒットした「ザ・スウィーテスト・ガール」は

冷んやりとしたダブ・サウンドで、かなりの名曲です!

ソングス・トゥ・リメンバー ソングス・トゥ・リメンバー
スクリッティ・ポリッティ
アーリー アーリー
スクリッティ・ポリッティ

(初期シングル集)

マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン/Isn't Anything

イズント・エニシング

マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン

 /イズント・エニシング

1988年リリース。


クリエイション移籍後初のアルバムですが、

実は私、それ以前の作品は聴いた事がありません。

極初期はヴォーカルも違ったり、

雰囲気も随分違うらしいですが、どうなんでしょう。


やはり名前が知られるようになったのは、

移籍後のシングル「ユー・メイド・ミー・リアライズ」(アルバム未収録)、

そして続くシングル「フィード・ミー・ウィズ・ユア・キス」からでしょうか。

特に「フィード・ミー~」はビデオ・クリップも強烈でした。

今のケヴィン・シールズからは想像出来ない、

ちょっとジザメリちっくなバンドの演奏シーンと

ノイジーな画像にキス・シーンが繰り返し挿入される、という内容でしたが、

その曲調とあいまって、何とも奇妙なトリップ感が味わえました。

(そのクリップから、と思われる写真が、画像処理を加えて、

1990年にリリースされたEP「Glider」のジャケットにも使われています。)

Glider


今作については、前半と後半で結構印象が違います。

前半部は暴力的なノイズ・サウンドと、

その向こうから聴こえる甘美なメロディ、という、

やはりジザメリ「サイコ・キャンディ 」を、より‘壊した’ようなテイストで、

次のアルバム「ラブレス」にも少し繋がる曲調ですが、

後半、「フィード・ミー~」以降の楽曲は、

ダイナソーJr「バグ」(リリースも今作と同じ88年)あたりの、

激しいのに脱力気味で、どこか渇いた感じを受けます。

バグ バグ
ダイナソーJr.

アルバム・タイトル「イズント・エニシング」

(何でもない)が象徴するように、

後には何も残らないような、

白痴的な心地良さ、とでもいう感覚が味わえます。


マイブラというとやはり、今作に続くアルバム、

「ラブレス」が決定的名盤として有名ですが、

こちらもぜひ聴いて頂きたいアルバムです。

ペイヴメント/Slanted & Enchanted

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ペイヴメント

 / スランテッド&エンチャンティッド

1992年リリースの1stアルバム。


スティーブ・マルクマス(Vo,G)を中心に結成されたバンド。

ペイヴメント最大の魅力と、

何よりもペイヴメントたらしめているのは、

ローファイ、なんていう言葉もありましたが、

脱力どころか、脱臼でもしてそうな、

独特の‘壊れた’感じでしょうか。


デモテープもどきのスカスカで調子っぱずれなサウンド、

型にはまらない曲展開、気負わないヴォーカル・スタイル、

それなのに何故かメロディがいい、

その全てが絶妙な形で混ぜ合わされて、

一度その世界にハマると、他の事は何も考えずに、

ボンヤリしながらしつこいくらいにリピートして

聴いてしまう、そんな中毒性があります。


個人的にはこのアルバムがベストですかね。

後期のやや切なげな、まったりした感じも好きですが、

ペイブメントの中でどれか1枚となったら、

やはりこのアルバムを挙げたいと思います。

サマー・ベイブ」は名曲です。


pa