マーキュリー・レヴ/All Is Dream
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マーキュリー・レヴ/オール・イズ・ドリーム
彼らにとっては5枚目となるアルバム。2001年リリース。
彼らを表す言葉としては、「白昼夢」、
これにつきるのではないでしょうか。
以前、何かの雑誌で別のアルバムレヴューの紹介でしたが、
「三輪車に乗って時速4キロくらいで、
公園の陽だまりをグルグルまわっているような~」
というレヴューをみましたが、正にそのイメージ。
今作にいたっては、タイトルもそのもの、
ズバリな「オール・イズ・ドリーム」。
甘美なメロディと、儚げなヴォーカル、
幻想的でシンフォニックなサウンドで、
夢の世界へといざなってくれます。
終始ブレのない世界観で、
彼らにとっての最高傑作という評価もうなずけます。
2曲目「タイズ・オブ・ザ・ムーン」は特に名曲。
デヴィッド・ボウイ/The Man Who Sold the World
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デヴィッド・ボウイ/世界を売った男
ボウイ3枚目となるアルバムで、アメリカでは1970年、
イギリスでは翌1971年リリース。
前作「スペース・オデティ 」での、アシッド・フォーク感のある、
どこか牧歌的な作品とは一転、
女装したボウイが悩ましさ満点のジャケからもイメージできるような、
グラマラスなサウンド。
その秘密はというと、やはり盟友、ミック・ロンソンの初参加が大きいのでしょうか。
ボウイの力強く、浮遊感のあるヴォーカルと、ミック・ロンソンのギターが合わさり、
何ともいえない、妖しげで、暗く、それでいて活力に満ちたアルバム。
個人的にも、数多いボウイのアルバムの中で見ても、
かなり上位に入るくらいのお気に入り。
ボウイのどのアルバムとも違う、全体的に流れる、
この作品独特の雰囲気が、今作を特別なアルバムにしています。
又、表題曲「Man Who Sold the World」は、
ニルヴァーナがアンプラグドでカヴァーしたことでも有名です。
MTVアンプラグド・イン・ニューヨーク
ニルヴァーナ
バウハウス/In The Flat Field
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バウハウス/暗闇の天使
1980年リリースの1stアルバム。
ゴシック・ロックの最高峰ともいえる、
バウハウスのデビュー・アルバム。
メンバーはピーター・マーフィー(Vo)、ダニエル・アッシュ(g)、
デヴィッド・J(b)、ケヴィン・ハスキンス(ds)の4人編成。
かなり強烈なオリジナリティを持つバンドですが、
それがこの1stですでに出来上がっていることに驚かされます。
デヴィッド・ボウイを本格的に吸血鬼にしたかのような、
ピーター・マーフィーのビジュアルを含めた強烈な個性と、
それに拮抗する重たく尖ったサウンド、といったところが、
これでもかというほど展開されます。
アルバム1曲目の「ダブル・デア」、
今作の成功はとにかくこの曲に尽きるのではないでしょうか。
重たく歪んだギター、重戦車のように重々しく進むリズムで、
一気に暗闇の世界へと引きずり込まれます。
この曲と、続くタイトル曲「イン・ザ・フラット・フィールド」、この流れは、
ゴスが苦手な人にも、ぜひとも聴いて貰いたいほどの格好よさです。
まるで、ウィザードリィのような薄暗い3Dダンジョンを、
松明片手に、下へ下へと歩き回っているかのような、
一種独特な世界に浸れます。
ボーナス・トラックのT・レックス「テレグラム・サム」のカバーも秀逸。



