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ザ・スミス/Hand In Glove


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ザ・スミス/ハンド・イン・グローヴ

1983年リリース、スミスの1stシングル。


ザ・スミスにとって記念すべき1stシングルです。

活動期間およそ5年という短い期間、その始まりとなる曲ですが、

3分ちょいで終わるシングルをこよなく愛した彼ら。

このデビュー・シングルでも約3分半の中に

スミスの肝とでもいうべく、世界観、サウンドが、

全て詰め込まれているといっても過言ではないでしょう。


抜けのいいスネア音から始まり、

徐々に熱を帯びていくモリッシーのヴォーカル、

ジョニー・マーによる流麗なギターと、哀切を感じさせるハーモニカと、

エンディングまで一気に引き込まれます。


歴代スミス・シングルの中でも、1、2を争う出来ではないでしょうか。



シングル・ヴァージョンはジョン・ポーターによるリミックスで、

1stアルバムである「ザ・スミス」にも収録されています。

(アルバム「ザ・スミス」の記事はこちら

The Smiths
The Smiths

コンピレーション・アルバムであり、

実質セカンド・アルバムともいえる、

ハットフル・オブ・ホロウ」(記事はこちら )収録ヴァージョンは、

スミス自身によるプロデュース。

シングル・ヴァージョンと比べると、

音もややもったりしており、フェード・インで始まり、

最後もフェード・アウト、という、やや力強さに欠ける感はあります。

Hatful of Hollow
Hatful of Hollow


又、メンバー憧れの存在であった‘裸足の妖精’、

サンディ・ショウとメンバー自身が共演したヴァージョンもありますが、

そちらはまた別の機会にでも紹介したいと思います。

サンディ・ショウ・ヴァージョンの記事はこちら 。)



尚、ジャケット写真は1978年発行のマーガレット・ウォルター著、

「The Nude Male」から。


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ホープ・サンドヴァル&ザ・ウォーム・インヴェイションズ/Bavarian Fruit Bread

Bavarian Fruit Bread

ホープ・サンドヴァル

&ザ・ウォーム・インヴェイションズ

 /バヴァリアン・フルーツ・ブレッド


マジースターの歌姫、ホープ・サンドヴァルと、

マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのドラマー、

コルム・オコーサムによるユニット。

2001年リリース。


上記2つのグループ名だけでたまらないものがありますが、

内容のほうはと言えば、期待を大いに上回る素晴らしさ。


ホープ・サンドヴァルの気だるいロリータ・ヴォイスは、

マジー・スター時代から定評があり、

ジーザス&メリーチェイン「ストーンド・アンド・ディスローンド」、「マンキ」、

ケミカルブラザース「サレンダー」等にも参加していました。



今作では、さらに浮世離れさが増した感があり、

いろんな事がどうでもよくなる心地よさ。


曲調は、基本的にはマジー・スター路線ですが、

よりアシッド・フォークなテイストで、一つ一つの音が磨きぬかれており、

アルバム・トータルとしての世界観にブレは全くありません。


1曲目「ドロップ」(素晴らしい!)は、上にも出てきました、

ジーザス&メリーチェイン「オートマティック」からのカヴァー。

この曲の第1声から、ズブズブと引き込まれます。

オートマティック
オートマティック

3曲目「バタフライ・モーニングス」は、

サム・ペキンパー監督「砂漠の流れ者」挿入歌のカヴァー。

この曲と7曲目「シャーロット」には伝説的ギタリスト、

バート・ヤンシュが参加しています。


必ずや別世界に連れて行ってくれる傑作アルバムです。

眠れない夜のお供にもどうぞ。


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ニューヨーク・ドールズ/NewYork Dolls

ニューヨーク・ドールズ


ニューヨーク・ドールズ/ニューヨーク・ドールズ

1973年発表の1stアルバム。プロデューサーはトッド・ラングレン。


‘早すぎた元祖ニューヨーク・パンク’なんて呼び名がピッタリくる、

ニューヨーク・ドールズ。

メンバーはデヴィッド・ヨハンセン(Vo)、ジョニー・サンダース(g)、

シルヴェイン・シルヴェイン(g)、アーサー・ケイン(b)、ジェリー・ノーラン(ds)。


バンド後期には後にセックス・ピストルズを手がけた、

マルコム・マクラーレンがマネージャーをしていた、

というところからも伺えますが、

現在に至るまで、音楽シーンに与えた影響は、

計り知れないものがあります。


派手なルックスやデカダンなスタイル等、

スキャンダラスな点が目をひきますが、

ちゃんと聴くと、ポップでやたらクオリティが高いことの驚かされます。


プロデューサーであるトッド・ラングレンの力量の大きさでしょうか。

いくら話題性があっても曲が良くなければダメ、

という当たり前なことを思い知らせてくれるアルバムで、

そういった意味でもピストルズは正統な後継者でした。


人格の危機」「払い落とせ!」といった刹那的なカッコ良いこと。

又、「ロンリー・プラネット・ボーイ」のヨレヨレな物悲しさは、

今ならピート・ドハーティに受け継がれているんじゃないでしょうか。


ロック好きにとっては、様々な愛おしさに満ちた1枚。



ザ・スミスのモリッシーも、彼等のファンクラブ会長を

していた程の大ファンです。


モリッシー・プレゼンツ・ザ・リターン・オブ・ザ・ニューヨーク・ドールズ
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ニューヨーク・ドール SPECIAL BOX [DVD]
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