ビッグ・オーディオ・ダイナマイト/Megatop Phoenix
ビッグ・オーディオ・ダイナマイト
/メガトップ・フェニックス
1989年リリース。4枚目となるアルバム。
前作、「Tighten Up Vol.'88」(記事はこちら )リリース後、
ミック・ジョーンズが病に倒れ、その復帰作となる今作。
B.A.D.の基本路線としては、ロック的なギター・サウンドと、
レゲエやファンク、その他もろもろの、
ダンス・ミュージックとの融合なわけですが、
今作ではそれらの要素に加え、ハウスの導入が目を引きます。
ハッピー・マンデーズやストーン・ローゼズといった、
マッド・チェスターが盛り上がりを見せ始めたこの時代。
常に新しいサウンドに敏感であるミック・ジョーンズが、
ハウスを導入するのは、当然、というか必然だったのでしょう。
ハウスという、新しいおもちゃを手に入れた喜びと、
復帰後、短期間で一気に録音されたということもあってか、
非常に勢いが感じられます。
しかし、そこはB.A.D。いつもながらの、
所々でエッジを効かせながらも、ゆる~い心地よさも。
曲間をSEで埋め尽くし、アルバム全体が流れるような、
まるでコンセプト・アルバムのような構成なのも今作の特徴。
今作リリース後は、メンバーチェンジ等もあり、
今作はBADがBADらしかった最後のアルバム、
とも言え、感慨深いものがあります。
映画:白鯨
映画:白鯨
1956年公開、アメリカ映画。
監督:ジョン・ヒューストン
主演:グレゴリー・ペック
ハーマン・メルヴィルによる原作「白鯨」の映画化。
雪のように白く、巨大で凶暴な鯨、モビーディック。
そのモビー・ディックを狂気に満ちた執念で執拗に追いかける、
エイハブ船長(グレゴリー・ペック)との戦いを描いた作品。
目当ての白鯨を追い掛け回し、
終盤に至るまで、ひたすら海の上での、
じりじりとした時間を経て、
遂に姿を現すモビー・ディックとの戦いはとにかく圧巻!
それまでの静かな時間が一気に破壊され、
圧倒的な恐ろしさで迫り来るモビー・ディック!
そして、エイハブ船長の狂気が全員に乗り移ったかのような、
鬼気迫る戦いを見せる船員たち!
とにかく、このラストの攻防は凄まじいの一言です。
映像の迫力も物凄く、
この当時によくこれだけの映像が撮れたことに驚かされます。
グレゴリー・ペック当人は余り気に入っていないようですが、
演ずるエイハブ船長の存在感は抜群です。
聖書からの引用も多く、様々な比喩が散りばめられた今作ですが、
難しいことは考えなくとも、引き込まれる作品です。
ビルボード・チャート 今週の気になるアルバム 09/7/4付け分
今週もビルボード・アルバムチャートの中から、
全く順位は関係なく、
個人的に気になるアルバムを紹介していきます。
今週のベスト10はこちら。
1位:初 Jonas Brothers/Lines, Vines and Trying Times
2位:↓ Black Eyed Peas/The E.N.D.
3位:↓ Dave Matthews Band/Big Whiskey & the GrooGrux King
4位:↓ Eminem/Relapse
5位:初 Incubus /Monuments & Melodies
6位:→ Lady Gaga/The Fame
7位:↓ Chickenfoot/Chickenfoot
8位:↓ Hannah Montana:The Movie
9位:↓ Green Day/21st Century Breakdown
10位:↑Taylor Swift /Fearless
1位のジョナス・ブラザーズは初登場1位。
オリジナル・アルバムとしては4枚目となる今作、
2008年の「A Little Bit Longer」に続いて、
オリジナル・アルバムとしては連続1位です。
・ジョージ・ハリスン/オールタイム・ベスト
初登場24位。
ジョージ・ハリスン初の、レーベルを超えたベスト盤で、
選曲は妻のオリビア・ハリスン。
今まで、ジョージのベストというと、ろくなものが無かったので、
ようやく、という感じですが、内容的には若干弱いような・・
もっといい物が出来そうな気もしますが、
現時点での決定盤ということで、満足したいと思います。
ジャケットもとてもいい感じで素敵です。
・ローラ・イジボア/素顔のローラ
初登場27位。
アイルランド・ダブリン出身の21歳、
ローラ・イジボアのデビュー・アルバムです。
レディ・ソウルのニュー・スターとしての、大物感、
そして本物感がひしひしと感じられます。
作られたものでは無い、真の実力派といえそうです。
更に見た目も良い、とあっては、注目せざるをえません。
初登場37位。
元レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの超絶ギタリスト、
トム・モレロによる、ニュー・バンド。
オーディオスレイヴ、そしてソロ・アルバムを経ての今作、
ギター、ベースがトム・モレロ、MCにはブーツ・ライリー(The Coup)、
ドラムにはギャラクティックのスタントン・ムーア、という顔ぶれ。
肝心の音はと言うと、オーディオスレイブでは、
ハードロックよりのサウンドでしたが、完全にレイジ時代を彷彿とさせる、
ヘヴィー・ロック仕様。
やっぱりこの方がいいよなぁ、と思うわけですが、
どこか物足りなさも若干感じられてしまい、
この音にザックの声があれば・・・という思いが、
どうしてもよぎるのも事実。
また、2008年にリリースされたザックのソロ・プロジェクト、
ワン・デイ・アズ・ア・ライオンの出来の素晴らしさに比べると、
色んな意味で弱い、そんな印象を受けてしまいました。

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