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ザ・スミス/What Difference Does It Make?


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ザ・スミス

 /ホワット・ディファレンス・ダズ・イット・メイク?

1984年リリースのシングル。


直後に1stアルバム「ザ・スミス」(記事はこちら )の

リリースを控える形での発売となったこちらのシングル、

チャートでは12位を記録しています。


憂鬱そうなモリッシーのヴォーカルがたまりませんが、

ご本人としては、1stアルバムに収録されているヴァージョンは

余り好きではない模様。


コンピレーション・アルバムである

ハットフル・オブ・ホロウ」(記事はこちら )には、

ピール・セッションでのヴァージョンが収録されていますが、

確かにオリジナルよりも、荒々しくて、

何ともいえない、いかがわしい雰囲気がプンプンして、

個人的にもそちらの方が好きです。



又、こちらのシングル・ジャケットに関する話も有名です。

オリジナルはウィリアム・ワイラー監督、

テレンス・スタンプ主演による1965年の映画「コレクター」より、

クロロホルムを持ってニッコリ笑う、

テレンス・スタンプのスチールが使われています。
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しかし本人からのクレームにより、

テレンス・スタンプの写真と全く同じ構図で撮られた、

モリッシー・ヴァージョンのジャケットが作られました。

(ただし、モリッシーが持っているのは牛乳。)


今では、テレンス・スタンプの許可も下り、

モリッシー・ヴァージョンはレア・アイテムとなってしまいましたが、

髪型や表情まで真似しているモリッシーが微笑ましく、

見るたびにニヤけてしまう、最高の1枚です。


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ザ・スミス/This Charming Man

This Charming Man


ザ・スミス

 /ディス・チャーミング・マン

1983年リリース。ザ・スミス2ndシングル。


1stシングル「ハンド・イン・グローヴ」(記事はこちら 。)に続いて、

リリースされた「ディス・チャーミング・マン」。


これまた間違いなく、スミスの代表曲の1曲と呼べる、

恐るべき中毒性を持ったポップ・ソング。


ジョニー・マーによる流麗なギターと、

モリッシーの憂鬱そうでいながら、

突如暴れだすヴォーカル

(始めて聞かせる人には大体気持ち悪がられますが)

の調和が見事すぎます。

イントロからエンディングまで、ほとんど完璧でしょう!


またこの曲は、様々なヴァージョンを持つことでも知られ、

1992年に当時リリースされたベスト盤からのシングル・カットという形で、

それらを集めたシングルが再発売。

(発売当初はそれぞれ7インチ、12インチレコードのカップリングであった、

「ジーン」「ワンダフル・ウーマン」「アクセプト・ユアセルフ」も収録。

特に、「ジーン」(名曲!)と「ワンダフル・ウーマン」は、

当時どのコンピレーションにも収録されていなかったので、

かなり嬉しかったものです。)


チャートでも8位を記録するという、

スミスのシングル史上、最高位を記録しました。


ちなみに、歌詞の中の1節(‘A Jumped-Up Pantry Boy~’)は、

ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン出演による映画、

「探偵スルース」から引用されています。

(1972年作。2008年には、同じくマイケル・ケインと、

ジュード・ロウによりリメイクされました。)
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当初この曲は1984年リリースの1stアルバム、

ザ・スミス」(記事はこちら )には収録されておらず、

コンピレーション・アルバムである、

ハットフル・オブ・ホロウ」(記事はこちら )に収録される形でした。

再発盤以降では、真ん中あたりに収録されるようになりました。


そして、今回のジャケット写真は1949年作、

ジャン・コクトーが監督・原作・脚本を手がけた映画、「オルフェ」から、

主人公オルフェを演ずるジャン・マレーです。
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ビルボード・チャート 今週の気になるアルバム 09/7/11付け分

今週もビルボード・アルバムチャートの中から、

全くもって順位は関係なく、

個人的に気になるアルバムを紹介していきます。


今週のベスト10はこちら。

1位:↑ Black Eyed Peas/The E.N.D.

2位:↓ Jonas Brothers/Lines, Vines and Trying Times

3位:初 Regina Speaks/Far

4位:↓ Dave Matthews Band/Big Whiskey & the GrooGrux King

5位:↓ Eminem/Relapse

6位:初 Dream Theater/Black Clouds & Silver Linings
7位:初 Transformers: Revenge Of The Fallen: The Album

8位:↓ Lady Gaga/The Fame
9位:初 Ginuwine/A Man's Thoughts 

10位:↓Hannah Montana:The Movie


1位はブラック・アイド・ピーズ。

先週はジョナス・ブラザースに明け渡しましたが、

見事1週間で返り咲きです。


個人的大注目のレジーナ・スペクターや、

2年ぶりにして、バンド史上最高位を記録したドリーム・シアター、

トランスフォーマーのサントラ等が初登場です。

・レジーナ・スペクター/Far

Far
初登場3位。

3年ぶり、5枚目のアルバム。


前作「Begin to Hope」のヒットにより、

俄然注目を浴びたロシア生まれの29歳、レジーナ・スペクター。

それでも前作は19位が最高位でしたので、

今回の初登場3位にはとにかく驚き!


それだけ新作が待ち望まれていたと言うことでしょうが、

こんなに上位にチャート・インするとは思ってもいませんでした。


もっとこう、それほど知られてはいないけど、

好きな人はたまらなく好き、

という愛され方をしていくと思っていたので、

今回の順位には、ただただ驚きです。

とにかく、大勢の方に聴いてもらいたいアーティストです。


Regina Spektor
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・マーズ・ヴォルタ/Octahedron

八面体

初登場12位。

1年ぶり、5枚目となるアルバム。


前作「The Bedlam in Goliath」が3位を記録という、

日本では考えられないような驚きの順位を残しましたが、

今回も見事なチャート・イン。

そもそも、この手の音でチャート入りしていること自体、驚異的です。


毎回毎回、力業で得体の知れない、

別次元まで連れ去ってくれるバンドなので、

今回も物凄く楽しみです。


・ダイナソーJr/ファーム

ファーム

初登場29位。

通算9枚目、2007年に再結成後、

2枚目となるアルバムです。


チャート的にも今回の29位は、バンド史上最高位!

(これまでは、1993年の‘Where You Been’の50位が最高位。)


先日のソニック・ユースもそうでしたが(記事はこちら )、

ベテラン・オルタナバンドがここにきて、

まさかのブレイク!

嬉しい限りです。


まさか彼らがこんなに長く活躍するとは、

思ってもいませんでした。

生ける伝説、J.マスキスの、

爆音ヨレヨレギターが聴けるだけでも幸せです。


・今週のビルボード・アルバム・チャート

・今週のイギリス・アルバム・チャート