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第5話「カミングアウト」

今日のお題

◯  カミングアウト
◯  父のこたえ
◯  発達障害について
◯  診断テスト(一例)
◯  目に見えないこと

の5本です。

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こんにちは
クルーNO.1003 TAICYOです。ウインク


独立・企業・法人化を目指す僕たちの挑戦を書いています。

僕は発達障害だから社会が受け入れ難い
「社会不適合者」として長い間苦しんでいた。

だから僕は自分の居場所を自分で作ることにしたんだ。
それが「社長になる」ということ。

僕と同じ様に悩んでいる人たちの参考になればと思っているよ。ではよろしく

 

前回までのあらずじ


抑うつで自宅療養を開始した僕は、どうしても自分のことが知りたくて

ネット検索でもしかしたら「発達障害かもしれない」という答えにたどり着いた。

 

それは、

生まれて初めて自己受容できる可能性を見つけた瞬間だった。照れ

 

  カミングアウト【 21歳夏 】

 

「父さん、僕はこれまで自分が何故周りと違うのか、何故集中できないのか理解できずに苦しんできた。

 

いろいろ調べて見たんだけど、

 

僕は発達障害かもしれない。

 

今度の精神科受診時に調べてもらおうと思う。

でも、発達障害という可能性を知ったことで、僕自身の特性としてそれを理解して受け入れることで前より上手く生きていけると思う。

 

僕が自分自身を理解して自己受容をするために、父さんと母さんはこの事実を受け入れてほしい。

 

そして、これが僕自身の成長の一部で、自分の人生をより良くするためのステップだと理解してほしい。

 

  父さんのこたえ

 

 「TAICYO、自分が発達障害かもしれないということを話してくれありがとう。

 

君が自分自身を理解しようとする姿勢はとても大切なことだと思う。でも、父さんは君が診断を受けることについて違う視点を持っている。

 

父さんも母さんも、君が小さい頃から発達障害があるかもしれないと思っていた。

 

だけど、診断を受けることが社会的に不利になるかもしれないと考え、どうにか普通に育てようと思ってきた。

 

自己受容も大切なことだと思うけど、診断を受けることが必ずしも必要ではないとも思っている。

 

発達障害であることは心の平穏にはなるかも知れないけど、社会生活を送るための免罪符にはならず、かえって足かせにさえなる。

 

社会は発達障害を受け入れられるほど成熟していないんだよ。

 

君が自分自身を理解して自己受容をするためには、君自身の特性を理解してそれを受け入れることが大切だと思う。それは診断を受けることだけが唯一の方法ではない。

家族みんなで一緒に他の方法を探していけばいいと思う。」

 

 

父さんは、

 

僕の希望のともしびを

 

いとも簡単に

 

かき消した

 

  ​発達障害について

 

父さんに発達障害の受診を考えなおすように言われた時、自分を否定されたと感じてしまった。

 

それはとても辛くて、僕は自分が発達障害である可能性を受け入れることで、自己肯定感を得ることができると思っていたのに

 

それは僕が自分自身を受け入れ、自分の人生をよりよくするための大切なステップだと感じていたのに

 

でも、父さんと母さんがそれを否定するようなことを選んだことで、僕は自身を否定されたように感じてしまって、自己肯定感が奪われるような感じがとても辛かった。

 

僕は自分自身を受け入れたかったのに、社会はそれを許さない。


発達障害の一例

引用ー政府広報オンライン

 
父さんは『例え発達障害があったとしても、色んな方法でハンデを克服できる。メモを取るのもその一つだ。』

そして『確定診断を受けることは、社会で不利になる事の方が多い。』と言う。

 

父さんも子供のころから色んな問題を起こしていて、自分自身を発達障害だと思っているという事

そして、それを乗り越える努力をしているという事を話してくれた。

 

僕のカミングアウトは、

父さんのカミングアウトでもあった。

 

履歴書に病歴として記載しなければならないなど、

その人を見ずに病歴だけを見て判断する・される様なことなど、社会的に不利な事は理解している。

 

人は自分が理解していないことを恐れる。

父さんも母さんも、世間体を気にしていて物事の本質を理解していないんだ。

 

『自分自身を受け入れる』

 

それが、ファーストステップだと言うことをね。

 

  診断テスト(一例)

 

いろいろ調べた中で、僕は自分がADHDかもしれないと結論づけた。そう思うとそれがはっきりしない事に違和感を感じる。

 

これもADHDの特性なのかも知れないけど

診断テストの一例を載せるので、参考にして見てほしい。

 

DSM-5 ( 精神疾患の診断・統計マニュアル第5版 )の診断基準

 
【不注意】のチェック9項目

⚫︎ケアレスミスをしやすい

⚫︎注意を持続することが難しい

⚫︎注意散漫で話をきちんと聞けないように見える

⚫︎宿題など課題が終わらない

⚫︎計画的に物事をすることができない

⚫︎面倒な課題に手がつかない

⚫︎忘れ物・なくし物が多い

⚫︎気が散りやすい

⚫︎必要な用事を忘れる

 

【多動性/衝動性】のチェック9項目

⚫︎じっと座ってられない

⚫︎よく離席する

⚫︎状況に関係なく走り回ったりする

⚫︎静かに余暇を過ごすことができない

⚫︎衝動的に動き回ることがある

⚫︎おしゃべりが過ぎる

⚫︎人の話を遮って話し出す

⚫︎順番待ちが苦手

⚫︎他の人の邪魔や割り込んだりする

 

あくまで参考にしてほしい。

もし、発達障害の可能性があって生活・就業が困難である場合、受診や相談をお勧めします。

 

  目に見えないこと

 

はっきり言うと僕は父さんに失望していた。でも、それよりも自分の逃げ道を塞がれたことの方が心を落胆させていた。ショボーン

 

10日程経った頃に僕は父さんにもう一度、

『ADHDの診断を受けたい』

『退職したい』と懇願したんだ。

 

結果は...

 

父さんは、あっさり承諾してくれたんだびっくり

 

父さんはこの10日余りの間


僕の上司や臨床心理士さんやカウンセラーや職域病院の事務長など、多くの関係者と僕の『復職』『今後の治療方針』について相談してくれていたんだ。

(父母に拒絶されたと感じたのは、勘違いだった)

 

ただ一つだけ父さんが出した条件がある。

 

職場の契約期間(残り1年)は、勤めあげること

 

 

そして僕は、 

 

『ADHD(注意欠落多動性障害)』

 

と確定診断された。

 

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次回からは就職活動編に突入
じゃあ今日はここまで
またね

 

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今日は、TAICYOがADHDの診断を受けるまでのエピソードでした。
TAICYOにとってADHDの診断を受けることは『自己受容』のファーストステップでした。


次回、『新たな苦難』 続く...

最後まで読んでいただき

 ありがとうございます。

 

 皆さんの幸せを願っています。

 

 
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🚩 働けないなら【社長】になろう

🚩 VOL.1 プロローグ

🚩 VOL.2 発症

🚩 VOL.3 長い治療

🚩 VOL.4 自分を知りたい