地学は、いつも試験前の一夜漬けみたいな勉強でした。
って徹夜したことは一度もなくたっぷり睡眠とってました。
(私の言う一夜漬けは前日勉強という意味で使ってます)
それでも、そこそこ記憶に残っているので、
タモリさんの解説や番組解説で興味が引き出され、膨らみます。
それにしても、タモリさんの知識の深さには毎回驚き
分かりやすいので引き込まれてしまいます
フォッサマグナ の語源はラテン語とのことでしたが
なんかイタリア語みたいと思い、早速伊辞書で調べてみると
fossa フォッサ:(名詞) 溝、穴、地溝
magno マグノ:(形容詞) 大きい、偉大な
fossaが女性名詞なので形容詞の語尾はそれに合わせて o → a に変わっています。
fossa magna は現代イタリア語でも 「大きな溝」の意味。
そこで、思い及んだのが マグナカルタ
私が思わず口にすると
マグナカルタは、確か日本語で大憲章だったと夫が・・・ そんな記憶が私にも
そう、ピッタリ!
語源はラテン語と記されているけど、現代イタリア語でもそのまま。
(イタリア語は英語と違い、形容詞は名詞の前でも後ろでもOKです)
carta カルタ:(名詞)紙、文章、憲章、トランプ(カード)
イギリスの憲法の基礎となったマグナカルタ
そのことについてはソールズベリーを訪れた時に少し書いています。
先日宿題のプリントに出て来たイタリア語 semina
英語や日本語では、ゼミ、勉強会、講習会などを意味しますが
イタリア語では
semina: (名詞)種を撒くこと
seme :(名詞)種 (複数でsemi)
seminare : (動詞)種を撒く
seminario : (名詞) 神学校、ゼミナール、セミナー、研究会、苗床
種から波及して、いろいろあります。
つまり「 セミナー=種を撒いて育てる会 」なんですね。
大学でのゼミ、企業でのセミナーって
主催者が育ててくれる、ゼロから始める勉強会と考えると、参加しやすい。
もちろん、甘えずにそれに応えて、厳しい勉強と努力をしなければ育たないですが。
イタリア語を知ると、英語の語源が分かるのではと思っていましたが
学び始めてから頻繁に感じています。
英語ではそのまま記憶するしかない単語も
イタリア語ではしっかりその意味があり、波及する単語も多い。
(記憶するのも大変ですが)
ロンドンで勉強していた時にテキストに出て来た fauna and flora
英語として存在している言語ですが
animal and plant に置き換えることができます。
つまり「動植物」の意味。
この語源がイタリア語と知ってから、
イタリア語を知ることは学術的語源に繋がるのではと思い始めていました。
イタリア語は文法が飛び抜けて難しいけど
語源が分かるので英語を学んだ人には驚きと感動も多い言語です