(2日目の続きです)
【3日目行程】
トキワ養鶏(鶏舎見学、学習会)→「食彩ときわ館」買い物→昼食(トキワ養鶏のたまご使用のそば屋)→青森空港発→羽田空港解散
最終日はたまごについて学びます。たまごの産直産地であり、「予約登録コア・フード平飼いたまご」や飼料米を与えた「こめたまご」の産地としてもおなじみの「トキワ養鶏」を訪問。今回は特別に、鶏舎の見学をさせていただきました。
パルシステムへ届くたまごは純国産の鶏種「後藤もみじ」のたまごです。平飼いの鶏舎では、ケージ飼いの鶏と異なり、鶏が地面を自由に走り回り、産みたいときにたまごを巣箱へ産みに行く、という鶏にストレスがなるべくかからないような育て方がされている、元気な鶏たちに会うことができました。
ケージ飼いの鶏舎や飼料を配合する場所なども見学。平飼いの鶏たちを見た後では、自由に動けないケージ飼いの鶏たちは窮屈そうに見えましたが、トキワ養鶏ではなるべく鶏にストレスがかからないよう、工夫していることなど説明を受けました。
見学後は座学にて、トキワ養鶏の石澤組合長に、たまごの基礎知識とトキワ養鶏の取り組みについてお話いただきました。
黄身が白っぽい、エサに飼料米を配合した鶏のたまご。飼料用米生産は、(1)畜産糞尿という資源を有効活用する有畜複合型農業の確立、(2)地域・農地・人という資源の有効活用、(3)水資源の輸入を止めて農村からの資金流出を減らすことで農民の自立を促す、という3つの基本項目があります。また、飼料米を食べた鶏は丈夫になって死亡率が減少することや、国内自給率上昇への取り組みであることなども詳しく紹介いただきました。
この取り組みを広げていくべく、参加者のみなさんにもぜひ一人でも多くの方に知らせてほしいというお話がありました。
最後に「食料と農業に関する基本協定」が応援する直売所「食彩ときわ館」でJA津軽みらいやトキワ養鶏の商品の買い物をし、帰路へとつきました。
参加者からは「環境の大切さ、食の大切さを改めて感じることができた」「今の日本にもっとも大切な“実践力”と“さらなる意欲”を燃やしている姿に感動。津軽のみなさん、応援しています!」などの感想がありました。
自然も、人も、輝きにあふれている津軽を体感し、また訪れたい、会いに来たいと思える産地交流ツアーとなりました。
(おわり)
(記事:川口)
*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。
*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/
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