去る9月18日(土)~20日(月)の2泊3日で16名のパルシステム組合員さんと、岩手県九戸郡軽米町へ行ってきました。
軽米町はパルシステムでもおなじみ、十文字チキンカンパニーさんの「までっこのこめ鶏」の餌となる飼料米と、エコ・チャレンジ米「いわてっこ」の産地です。
また、この地方では昔から、雑穀の栽培もさかんで、今回はアワの収穫体験と、エゴマの搾油体験も行ってきました。
秋祭りでにぎわう秋の軽米町は収穫の真っ只中です。
そんな忙しいなか、軽米町産業開発のみなさんをはじめ、山本町長、十文字チキンカンパニーの野中さん、食の匠のみなさん、生産者のみなさんはあたたかく私たちを迎えいれてくださいました。
■そこにはもう秋の気配■
二戸駅ではやて13号を降りると、日差しは強いものの幾分涼しく、軽米町へ向かうバスの窓の外には黄色く色づいた稲穂やところどころに収穫前の赤いアマランサスの実、紅葉の始まりだした落葉樹の葉などが見られ、夏の終りを感じられました。
駅からは軽米町産業開発の兼田さんと木下さんにご同行いただいて、3日間、ご案内くださいました。
■耕畜連携循環型農業と農家の未来■
軽米町に到着し、最初に訪れたのは飼料米とエコ・チャレンジ米「いわてっこ」のほ場でした。
現地では十文字チキンカンパニー相談役の野中さんとJA新いわての大村さんにご説明いただきました。
ほ場は十文字チキンカンパニー提供の鶏糞から作った堆肥のみを使用し、農薬も稲作の最初、雑草が生えるのをおさえることにのみ使うとのことでした。
また、軽米町の飼料米はすべて十文字チキンカンパニーさんへ送られ、「までっこのこめ鶏」の餌になるそうです。
十文字チキンカンパニーさんでも、抗生物質の使用を控え、安心・安全な製品作りに取り組んでいらっしゃいました。
「薬漬け、工場での大量生産の時代はもう終り、真剣にやっていかなければ畜産は残っていけない。」と野中さんはおっしゃっておられました。
現在、豚と鶏の飼料の自給率は約5%です。
餌から変えていかなければ国内自給率の向上は難しいこと、化学肥料に頼らない農作物の生産、耕畜連携で循環する農業の実践などをここで目の当たりにし、考えさせられ、参加者からも質問は尽きませんでした。
■祭りです!■
軽米町町内に移動し、秋祭りの見学をしました。猿田彦命(天狗)の立像を先頭にいくつかの巨大な山車が続き、町を練り歩きます。
山車には笛と太鼓部隊が乗り込み、山車に繋げた2本の綱を大勢で引きます。
私たちもその綱を引かせていただき、踊りの輪に加わって軽米の秋の祭りに参加しました。
沿道には町民の方々がずらりと座ってそれぞれにモチーフの違う、特色のある山車を見学していました。
その後、座敷わらしの伝説の残る金田一温泉で昼間の汗を流し、ミル・みるハウスでの夕食交流会には野中さんや軽米町の山本町長、雑穀料理のプロ集団「食の匠」の中館さん、工藤さんにご参加いただき、工夫をこらしたおいしい雑穀料理と内容の濃い会話でみな充実した時間を過ごしました。
(記事:山本)
軽米町はパルシステムでもおなじみ、十文字チキンカンパニーさんの「までっこのこめ鶏」の餌となる飼料米と、エコ・チャレンジ米「いわてっこ」の産地です。
また、この地方では昔から、雑穀の栽培もさかんで、今回はアワの収穫体験と、エゴマの搾油体験も行ってきました。
秋祭りでにぎわう秋の軽米町は収穫の真っ只中です。
そんな忙しいなか、軽米町産業開発のみなさんをはじめ、山本町長、十文字チキンカンパニーの野中さん、食の匠のみなさん、生産者のみなさんはあたたかく私たちを迎えいれてくださいました。
■そこにはもう秋の気配■
二戸駅ではやて13号を降りると、日差しは強いものの幾分涼しく、軽米町へ向かうバスの窓の外には黄色く色づいた稲穂やところどころに収穫前の赤いアマランサスの実、紅葉の始まりだした落葉樹の葉などが見られ、夏の終りを感じられました。
駅からは軽米町産業開発の兼田さんと木下さんにご同行いただいて、3日間、ご案内くださいました。
■耕畜連携循環型農業と農家の未来■
軽米町に到着し、最初に訪れたのは飼料米とエコ・チャレンジ米「いわてっこ」のほ場でした。
現地では十文字チキンカンパニー相談役の野中さんとJA新いわての大村さんにご説明いただきました。
ほ場は十文字チキンカンパニー提供の鶏糞から作った堆肥のみを使用し、農薬も稲作の最初、雑草が生えるのをおさえることにのみ使うとのことでした。
また、軽米町の飼料米はすべて十文字チキンカンパニーさんへ送られ、「までっこのこめ鶏」の餌になるそうです。
十文字チキンカンパニーさんでも、抗生物質の使用を控え、安心・安全な製品作りに取り組んでいらっしゃいました。
「薬漬け、工場での大量生産の時代はもう終り、真剣にやっていかなければ畜産は残っていけない。」と野中さんはおっしゃっておられました。
現在、豚と鶏の飼料の自給率は約5%です。
餌から変えていかなければ国内自給率の向上は難しいこと、化学肥料に頼らない農作物の生産、耕畜連携で循環する農業の実践などをここで目の当たりにし、考えさせられ、参加者からも質問は尽きませんでした。
■祭りです!■
軽米町町内に移動し、秋祭りの見学をしました。猿田彦命(天狗)の立像を先頭にいくつかの巨大な山車が続き、町を練り歩きます。
山車には笛と太鼓部隊が乗り込み、山車に繋げた2本の綱を大勢で引きます。
私たちもその綱を引かせていただき、踊りの輪に加わって軽米の秋の祭りに参加しました。
沿道には町民の方々がずらりと座ってそれぞれにモチーフの違う、特色のある山車を見学していました。
その後、座敷わらしの伝説の残る金田一温泉で昼間の汗を流し、ミル・みるハウスでの夕食交流会には野中さんや軽米町の山本町長、雑穀料理のプロ集団「食の匠」の中館さん、工藤さんにご参加いただき、工夫をこらしたおいしい雑穀料理と内容の濃い会話でみな充実した時間を過ごしました。
(記事:山本)
*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。
*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/
「あなたと私を結ぶ。都市と農山漁村の応援団」
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