麻薬撲滅にかける二人の刑事を追った、リアルな駆け引き。
冷静なロイ・シャイダーが暴走するジーン・ハックマンをなだめながら、仲良くコンビを組んで、フランス経由の麻薬取引の現場を抑えようとするという渋い組み合わせ。
途中、尾行に気づかれておじゃんになったり、車に仕込まれた麻薬を見逃しそうになったり、現実にはそんなものかもしれませんが、切れ味が少したりず、駆け引きももう一つ。ラストも腑に落ちない終わり方でした。だからパート2でオチをつけようとしたんでしょうか。
麻薬撲滅にかける二人の刑事を追った、リアルな駆け引き。
冷静なロイ・シャイダーが暴走するジーン・ハックマンをなだめながら、仲良くコンビを組んで、フランス経由の麻薬取引の現場を抑えようとするという渋い組み合わせ。
途中、尾行に気づかれておじゃんになったり、車に仕込まれた麻薬を見逃しそうになったり、現実にはそんなものかもしれませんが、切れ味が少したりず、駆け引きももう一つ。ラストも腑に落ちない終わり方でした。だからパート2でオチをつけようとしたんでしょうか。
今は亡きトニー・スコット監督。過去の映像から犯罪のプロセスを解きあかすという話かな、と思っていたらちょっとそのレベルを超えて過去を変革できる、ということになっていく、「12モンキーズ」的なSF大作でした。ただ、デンゼル・ワシントンなので、そこに少し現実の重みみたいなものが加わって、純SFとは違うリアリティーがあったかなと思います。
冒頭で女性・子ども含めた数百名が載った船が爆破されて、なんて悲惨な話なんだろう、と思っていると、調査の過程で、ある女性の死体が見つかる。その女性が殺されたのは、船の爆破の前だった、ということがわかり、犯人への手がかりかと期待される。そして彼女の周辺の映像を過去に遡って復元して、3次元的なイメージから犯人の手がかりを探そうという話。
最初は、サッカーのリプレーで採用され始めたTruVisionみたいなものかな、と思っていたら、もっとスゴイ技術で、現在から過去へのなんらかの働きかけも可能だ、ということがわかってくる。調査するうちに過去の彼女にほれてしまった主人公は、なんとか彼女を救えないか、と過去にダイブするけれど…。
最終的にはハッピーエンドだけど切ない、というのは「バタフライ・エフェクト」に通じるところがありますかね。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と近い、並行世界理論に基づいているので、彼を過去に送り出す科学者の側も、自分たちは過去が改変されても消えたりしない、という自信があったんでしょうね。
なんとなくCSで放送していたのをチラ見してから録画して見ました。
手法的には「パラノーマル・アクテビティー」や「cloverfield」の路線で、限定的な視点をうまく生かして物語のドライブ感を出しています。客観視点のカメラというものがなく、パソコン画面か、ネット動画やニュースの映像でつづっていくという形で、なんで登場人物がそんなに記録にこだわるのか、という疑問さえ持たなければ、そんなに破綻はない感じです。
母をがんで亡くして父と娘だけの家庭。娘がある日突然連絡がとれなくなり、父親はあちこち連絡をとって情報を得ようとするうちに、実は娘のことを何も知らなかったのだ、と思い知らされるようになる。
担当の女性警察官といろいろと手がかりを探すけれども、犯人とおぼしき男が殺したと自白して自殺。これで一件落着か、と思われたのですが父親は諦めがつかない。そのうちに細かい矛盾に気づき、娘の告別式での大逆転劇。
父親のキャラクターがなんとも血の気が多くて娘を縛りつけたがって、これじゃあ娘にそっぽ向かれるのも無理ないなぁ、とか、妻の死を乗り越える過程で娘がネグレクトされる、というところも含めて、家族の心理をうまく使っているなと思いました。でも、ぐれる一方だったように見えた娘も、ハッパをやっていたことを除けば、やはり心根の優しい娘なんだとわかって、まあオッケーかなと。
近未来の世界で病院に閉じこもって暮らすナース(ジョディ・フォスター)のある一晩の経験を時系列に描いた作品で、非常にわかりやすいです。
彼女が外の世界に出られなくなった理由や、病院を訪ねてきたひとりの女性警官をルールに背いてまでなぜ助けたのか。そしてそのあとに訪ねてきた病院のオーナー・ウルフキングとは。
そういうちょっとした伏線がつぎつぎとスムーズに解消されていくので、ストレスはなく見られましたが、本当にこれでいいのかな、という感じもしました。
まあ明かされた謎解きが、いかにも、という感じなので、あとはキャラクターの魅力で見ていくしかない、という部分が残念なところでしょうか。でもキャラクターは十分にそれぞれ魅力的だった、ということも追加しておきます。
キャストでもジョディ・フォスターが楽しく役作りしている感じ。デイヴ・バウティスタがこれもいつものキャラクターですがはまり役。ほかにジェフ・ゴールドブラムも貫祿の演技。スターリング・K・ブラウンもソフィア・ブテラもよかったです。
前作でわずかに残っていた新鮮さが失われて、もうこれはつらいなという映画。わずかな救いは撮影監督が「スピード」を監督したヤン・デ・ボンであることで、映像的には魅力が少しありました。
ボートの上で6か月過ごしてそろそろ飽きてきた作家のジョエル。次回作の執筆も思うように進まず、イライラ。ジャックはお気楽な毎日を過ごす中、すれ違いが。とそこに、ジョエルにアフリカの王族から伝記を書いて欲しいと依頼が。即座にそれにのるジョエルとジャックはそこで別れる。
ところがその王族は「ナイルの宝石」を奪った悪党でレジスタンス分子が活動中。ジャックを連れてアフリカに。
そのあとは逃げたり追われたり。ダニー・デビートのジャックへの復讐心とお宝への執着もあってあっちこっちに話が振れます。
なにか一貫したモチーフがあればよかったんですが。
一つだけ話のひねりになっていたのが、「ナイルの宝石」こと、さらわれていた男。彼には不思議な魅力や奇跡を起こす力があり、ときどき発揮されます。
が、まあそれはそれ。トータルでは見たことを忘れるような作品になりました。
オープニングクレジットで、まず「制作:マイケル・ダグラス」と出た時点であちゃーとなったのですが、その後にロバート・ゼメキス、アラン・シルヴェストリと続くこの豪華さ。それもそのはず、ゼメキスはまだ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で大ヒットを飛ばす前。彼の閃きある演出がなければ、この映画は大惨事になっていたに違いありません。
ストーリーとしては、「インディ・ジョーンズ」路線かな、と思わせて、そのはるか手前でじたばたする感じ。姉を人質にとられた有名ロマンス作家が、誘拐犯との取引に向かう途中に山中で迷い、偶然行き会わせた風来坊に救われての逃避行。姉を救う手がかりの地図をめぐって、さまざまな悪党が行き交い、風来坊ジャックも信じていいのやら?というところだけでヒッ張る感じ。
最終的には悪党はやっつけられて、お尋ね者のジャックは姿をくらますけど、最後には…。というありがちなめでたしめでたし。今回の冒険もちゃっかり小説に仕立てて、大ヒット間違いなし。
小説の世界では大成功しているけれど、現実世界ではいい男とめぐり合えない男運の悪い作家が、最初はただの嫌な野郎だと思っていた男を少しずつ好きになっていく、という仕立ては悪くなかったと思うのです。それがマイケル・ダグラスでさえなければ。
マイケル・ダグラスって、何か真情を表す、というのが根底的に苦手な感じで、なにをしても嫌味だったり、裏がありそうだったり。後の作品のイメージからだけではなく、役者として根本的にそういう感じを持っているんじゃないかと思います。だから、やることなすことにあまり共感を呼べない感じ。
キャスリーン・ターナーは、若いころはこんな感じだったのか、と後のハードなアクションもこなすデキる女のイメージで見ると新鮮で、いまのロザムンド・パイクを匂わせる部分もあります。結構かわいいと思いました。
ダニー・デビートは、本来の彼の持ち味からすると、いま一つ魅力を発揮しきれていない感じはしますが、それでもその存在で作品全体は救われているでしょう。
あらすじや売り文句も全部盛大にネタバレしてるっぽいので、観る前にすべて忘れていてよかったな、と思いました。
映画音楽のサントラを担当しているフリーのピアニストのソフィア。彼女の上の階に住んでいる女性ベロニクが飛び降り自殺?という事件から始まって、彼女の回りにはナゾがたくさん。死んだベロニクから何かを託されたっぽいのですが、それは何か。そしてベロニクの父親の正体は?そしてソフィアの目的は?というところで次から次へと新しい展開をしていくお話です。
導入部分から、ソフィアが盲目の世界でどう生きているか、という描写がかなり具体的に重ねられていて、実際にはどうか、というのはわかりませんがある程度説得力あります。
途中で無意味にソフィアが裸になるな、と思ったらものすごい刺青をしているとか、父親のような存在が途中から現れてソフィアはやっぱりただ者じゃなかったんだな、とか、驚かされる展開が満載です。
でも、トータルではやっぱり本当には誰も救われない、悲しい話だな、と思いました。このあとはたくましく生きていくのかな、ソフィアは。
ところで、邦題の「インビジブル」は、対象が見えない、という意味で、主人公の見ることができない、という意味とは違うので、誤用ですね。誰かが透明人間になるわけじゃないのです。

見たと思い込んでいたけど、じつは見ていなかった一本。
前作のストーリーを通じてその存在を予感させたモリアーティーが、その姿を表して全力で策略を巡らせにかかる。
冒頭で残念なことにアイリーン・アドラーがモリアーティーに用済みと宣告され、(たぶん)殺されてしまう。彼女の存在感は好きだったのになぁ、と惜しく思いました。
その後は、ワトソンの結婚式。なんだかんだで精神的には乗り越えて、ホームズも相棒を祝福。しかしその新婚旅行で夫婦が狙われ、ホームズが救出に。このあたり、メアリーも果敢に応戦するなど、ホームズとワトソンの関係性に理解を示している感じがあって高感度は前作よりもUP。
で、追っかけるのはアイリーンから奪取した手紙の手がかり。ロマの女占い師(ノーミ・ラパス)をたどって、過激派に所属している兄を探す。どうも裏でモリアーティーとつながっているらしいと探り当て、最近のヨーロッパでの爆破事件とかが、世界大戦を引き起こすきっかけとなっていることが判明。モリアーティーは軍需産業や医療など、儲かる産業に手を回していた。
で、最終的にはそのモリアーティーの財産を隠したメモを奪ってロンドン警察が動いていた。モリアーティーの最後の反撃は、ともにライヘンバッハの滝壺に落ちることで原作とのつながりも見せて終わり。
筋はつながっているのだけど、謎解きはそれほどカタルシスはない感じ。推論やアクションの説き明かしの演出はそれっぽいので、見た目上の形はついているのですが。
全般的に、前回よりもホームズとワトソンの隠れBL演出が増えているような気もします。あと、散々な目にあうのが二人が飼っている犬。あんなに実験台にされるのは犬愛好家からすると噴飯物なのでは。結果的にホームズの蘇生には貢献しているわけですが。
マイクロフトが全裸で、メアリーが目の置き所にこまる、という演出、いまならセクハラで通らないかもしれませんが。「エレメンタリー」でホームズの協力者の数学者が似たことをやっていましたね。オマージュなんでしょうか。