あらすじや売り文句も全部盛大にネタバレしてるっぽいので、観る前にすべて忘れていてよかったな、と思いました。

映画音楽のサントラを担当しているフリーのピアニストのソフィア。彼女の上の階に住んでいる女性ベロニクが飛び降り自殺?という事件から始まって、彼女の回りにはナゾがたくさん。死んだベロニクから何かを託されたっぽいのですが、それは何か。そしてベロニクの父親の正体は?そしてソフィアの目的は?というところで次から次へと新しい展開をしていくお話です。

導入部分から、ソフィアが盲目の世界でどう生きているか、という描写がかなり具体的に重ねられていて、実際にはどうか、というのはわかりませんがある程度説得力あります。

途中で無意味にソフィアが裸になるな、と思ったらものすごい刺青をしているとか、父親のような存在が途中から現れてソフィアはやっぱりただ者じゃなかったんだな、とか、驚かされる展開が満載です。

でも、トータルではやっぱり本当には誰も救われない、悲しい話だな、と思いました。このあとはたくましく生きていくのかな、ソフィアは。

 

ところで、邦題の「インビジブル」は、対象が見えない、という意味で、主人公の見ることができない、という意味とは違うので、誤用ですね。誰かが透明人間になるわけじゃないのです。