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子肌育Blog アトピーに負けない生活。

子どものアトピー性皮膚炎治療、スキンケアなどについての正しい知識を、わかりやすくまとめています。

秦基博 - 風景


こんにちは。橋本です。


今日は、秦基博の曲、「風景」を紹介します。


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秦基博


秦 基博(はた もとひろ)は、2006年にデビューしたシンガーソングライター。


アコースティックギターによる弾き語りのスタイルを中心としている。


秦基博の最大の魅力は、歌声。


うなるような、ザラついた低音を響かせたと思えば、刺激的なハイトーンを伸びやかに響かせる。


やさしい声が、さざ波のように繰り返すことで、歌をつむぎ、あっという間に曲は終わってしまう。


ライブ、弾き語りで最大に開花する彼の歌は、弾き語りツアーである「GREEN MIND」でも堪能することができる


風景


「風景」は、2007年に発表された秦基博のファーストアルバム「コントラスト」の12曲目、ラストを飾る曲。


アコースティックピアノとベース。そこに寂しげな歌声からはじまる。


そして、徐々にストリングスとドラムがのり、ポジティブな歌へと盛り上がっていくものの、最後には、爽快な後味を残してくれる。


「だれかを支えるようになりたい」という人への応援歌のようにも聞こえる。


尿素配合の保湿剤は、ぶり返しをおさえるか?


こんにちは。橋本です。


尿素配合の保湿剤。


これを使うことで、アトピーのぶり返し。再びおこる湿疹をおさえることができるのか?


実際にテストしたデータが、あります。


尿素入りの保湿剤


「なにも塗らない場合」と比較


それは、2009年にアトピー患者55名におこなわれたテスト。 *1


まずは、3週間、ステロイド外用薬で治療して、そのあと、


尿素配合の保湿剤を1日2回塗るグループ(22例)

なにも塗らないグループ(22例)


で、「皮膚炎の再発があるか?」を比較したテストです。


これは、「二重盲検」のランダム化比較試験で、「医師も患者も、治療内容がわからないようにする」という、より厳密に効果を判定する方法でおこなわれました。


再発の割合


26週間後、皮膚炎が、ぶり返した割合は・・・


尿素配合の保湿剤を塗ったグループ → 32%

なにも塗らなかったグループ → 68%


という結果に。


尿素配合の保湿剤を塗ったほうが、再発率が約半分で、あきらかに、ぶり返しが少ないですね。


再発までの日数


そして、皮膚炎の再発までに、「どのくらいの日数がかかったか」の平均値を比べると・・・


尿素配合の保湿剤を塗ったグループ → 180日以上

なにも塗らなかったグループ → 30日


と、尿素配合の保湿剤を塗ったグループでは、テスト期間中(約180日間)にぶり返しがなかった患者が多いことがわかります。


「尿素配合」だからといって、ひとまとめにできない


このテストから、尿素配合の保湿剤が、ぶり返しをおさえるケースが多いことがわかります。


ステロイド外用薬で肌をきれいにしたあとなら、保湿剤の選択肢として、尿素のものも十分「あり」ということですね。


しかし、「なにも塗らなかった場合」としか比較をしていないので、保湿剤全体の中での、尿素配合保湿剤の能力は、わからないところ。


「保湿剤だったら何でもよかったんじゃないの?」という疑問には、このテストだけでは答えてくれません。


また、尿素が配合された保湿剤は、すべて「同じもの」ではなく、「基材(ベース)」や、添加物の違いでも、大きく変わってきます。


つまり、同じ「尿素配合の保湿剤」でも、その効果をカンタンにひとまとめにはできないんですね。


やはり、ここは実際に使ってみて「合うか合わないか」、慎重な見極めが必要です。


ちなみに、テストに使われた尿素配合の保湿剤は、ヨーロッパで使われている「 Canoderm 」というクリームです。


参考記事:
尿素の保湿クリームは、湿疹に塗ってもいいの?


参考文献:

1) Wiren K, et al: Treatment with a barrier-strengthening moisturizing cream delays relapse of atopic dermatitis: a prospective and randomized controlled clinical trial. J Eur Acad Dermatol Venereol 23: 1267-1272, 2009.

悪化を未然に防ぐ発想「プロアクティブ療法」とは


こんにちは。橋本です。


アトピーは、長く続く病気。いつおこるかわからない「悪化」との戦い。


そんな面もあるなー、とつくづく思います。


その「悪化」が未然に防げたら、どんなに楽なことか。


ここでは、そんな発想に挑戦する「プロアクティブ療法」についてお話します。


プロトピック軟膏を使ったプロアクティブ療法


プロアクティブ療法とは


プロアクティブといっても、ニキビを治すわけではありません(苦笑)。


プロアクティブ療法とは、症状が出ていなくても、プロトピック軟膏を一定の日数間隔をあけて塗っていく治療法です。


実際には、


1. 適切な治療で皮膚をいい状態にしてから

2. 湿疹のぶり返しが予想される部分に

3. 週2~3回の間隔で

4. プロトピック軟膏を塗り続ける


と、アトピーの症状が、ぶり返しにくくなるという報告があります 1, 2, 3)


プロアクティブ療法は、皮膚科の標準治療ガイドラインでも、


「治療法としてありえるかもしれないねー」


ぐらいの感覚で、軽くふれられています 4)


すべすべの肌をキープする


標準治療は、「症状が出たら、薬を塗って炎症をおさえること」を基本にしていますよね。


いわゆる、「待ち」の治療。


症状が出るのを待ち構える状態です(リアクティブ)。


対して、プロアクティブ療法は、症状が出る前に、事前に薬を塗っておいて、炎症をおさえる。


こっちは、「攻め」の治療ともいえるわけです。


アトピー治療のカギは、「皮膚がいい状態を、なるべく長くキープすること」。


なので、湿疹のぶり返しを未然に防ぐ発想である「プロアクティブ療法」は、ある意味、理想ともいえるんですね。


アトピーの症状が出なくなることを、よく「寛解(かんかい)する」というので、プロアクティブ療法は、「寛解維持療法」ともよばれます。


自己流では危ない


ただし、プロトピック軟膏は、使うのに注意がいる薬です。


どんなケースでも、プロアクティブ療法が有効とはかぎりません。


そしてもし実行するにしても、プロアクティブ療法にこだわるあまり、必要以上に薬を使いすぎてしまわないようにしなければいけません。


そのためには、決められた塗りかた。用法、用量を守ること。


そして、症状をみながら。ときには、検査値も参考にして、お医者さんとよく相談しながら治療するのがベストです。


参考記事:
プロトピックってなに?

参考記事:
プロトピック軟膏の「発がんリスク」について


関連記事:

ボディーソープとか石けんって、薄めずに使ったらヤバイの?

触らないお医者さん

ニキビと間違えやすい「マラセチア毛包炎」とは?

参考文献:

1) Wollenberg A, et al: Proactive treatment of atopic dermatitis in adults with 0.1% tacrolimus ointment. Allergy 63: 742-750, 2008.

2) Breneman D, et al: Intermittent therapy for flare prevention and longterm disease control in stabilized atopic dermatitis : a randomized comparison of 3-times-weekly applications of tacrolimus versus vehicle. J Am Acad Dermatol 58: 990-999, 2008.

3) Thaci D, et al: Proactive disease management with 0.03% tacrolimus ointment for children with atopic dermatitis: results of a randomized, multicentre, comparative study. Br J Dermatol 159: 1348-1356, 2008.

4) 古江増隆, ほか: アトピー性皮膚炎診療ガイドライン.  日皮会誌 119: 1515-1534, 2009.


こんにちは。橋本です。


牛乳は、貴重なカルシウム源です。


そのため、牛乳アレルギーがはっきりわかって、牛乳を使わない離乳食を続けると、成長に必要なカルシウムが不足がちになります。


牛乳は子どものカルシウム源


子どもの骨や歯を作る


カルシウムは、骨、それから歯を作る働きのある重要な栄養素です。


日ごとに、ぐんぐん成長する赤ちゃん、子どもにとって、カルシウムは、なおさら大切ですよね。


そこで、離乳食でも手軽に扱える、牛乳をはじめ、ヨーグルト、チーズなどの乳製品は、カルシウム源として、順調な成長のお手伝いをしてくれるわけです。


しかし、牛乳アレルギーとなると、代わりにカルシウムを補ってくれる食品を、離乳食に加える必要があります。


牛乳アレルギーのための離乳食


食べさせてあげたいカルシウム源


牛乳、乳製品だけが、カルシウムを含む食品ではありません。


カルシウムが含まれる食品は、次のようなものが代表的です。


小魚

ひじきなどの海藻類

小松菜、ほうれん草

木綿豆腐などの大豆製品


このようなものも、赤ちゃんの成長にあわせて、食べやすいように調理して、バランスよく毎日の食卓に加えていく。


そうすることで、乳製品を使わなくても、成長に必要なカルシウムを補給していくことは、可能です。


1歳前などの、好き嫌いを主張しはじめる時期には、ダシをうまく使って調理するのも、工夫のひとつですね。


牛乳アレルギーの判定は慎重に


牛乳や乳製品で、食物アレルギーになっているか?アトピーが出ているか?


こういうのって、慎重に判断しないといけないんですよね。


カルシウムという、成長にとって貴重な栄養素を手軽にとる手段を、ひとつなくすわけですから。


とはいっても、牛乳アレルギーの症状を無視して、牛乳をとり続けるのも、少し無茶があります。


最終的に、「牛乳アレルギーかどうか」を判断するのは、「食べて症状が出るか」「食べなければ症状が出ないか」。


必ずダブルチェックで確認しないと、確定できません。


血液検査の結果のみで、食物アレルギーを判定しない。それが基本です。


参考記事:
食事制限は、血液検査の結果のみで判断してはいけない


関連記事:

「使った薬の量」を正直に伝えてますか?

「刺すダニ」と「アレルギーの原因になるダニ」は種類が違う

かゆみは遅れて改善してくる

保湿剤全体をグループわけしてみると


こんにちは。橋本です。


保湿剤を選ぶのって、難しいなー、とよく感じます。


そもそも、誰にとってもいい保湿剤ってないですからね。


だとしても、「どんな保湿剤があるのかな」というスタートに立った時点でも、なかなか保湿剤のラインナップが、全体的になかなか見えてきません。


わかりにくい。


その理由のひとつが、ひとつの価値観でラインナップ全体を見るのが困難なこと。


商品ひとつひとつの特徴は、そう単純なものではなく、見かたを変えると、印象がガラっと変わります。


ドラッグストアで保湿剤を選ぶ


難しい専門用語


それは、保湿剤の機能を表現する言葉が、たくさんあることでもわかります。


たとえば、


モイスチャライザー(moisturizer) → 保湿剤

ヒューメクタント(humectant) → 保湿剤

エモリエント(emollient) → 皮膚をやわらかくするもの

オクルーシブ(occlusive) → 閉じてふさぐもの


などが、おもな言葉ですね。


で、この言葉たちは、定義がしっかり決まっていればいいんですけど、実際は定義があいまいで、人それぞれ好きなように使っているのが現状です。


とくに、「モイスチャライザー」と「ヒューメクタント」の違いは、微妙すぎて、言葉をわざわざ使い分けることに疑問を感じます。


そこで、もっと日本人のなじみのある言葉で、保湿剤のラインナップをグループわけしてみます。


けっこう無理やりですが。


「抱水系」と「フタ系」の2グループ


保湿剤を大きく2つにわけると、「抱水系」と「フタ系」の2つにわけられます。


「抱水系」のものは、配合成分が水分をキャッチ。包み込むことで、保湿効果を出すタイプの保湿剤です。


対して、「フタ系」は、肌の表面に、油の膜を作る。つまり、フタをすることで、肌内部の水分が外に逃げないようにするタイプです。


もちろん、すべての保湿剤を、はっきり2つのタイプにわけられることには少し無理があって、「抱水系」「フタ系」の2つの機能をもっているものもあります。


また、保湿剤によって、能力の高い低いも当然あります。


人それぞれの、肌に合う、合わない、を考えると、もっとややこしくなりますし。


ということを、回りくどく断ったところで、保湿剤をグループわけしてみます。


抱水系

「尿素」配合のもの

「ヘパリン類似物質」配合のもの

「セラミド」配合のもの

「ヒアルロン酸」配合のもの

「グリセリン」配合のもの


フタ系

オイル

ワックス

ワセリン系

軟膏剤


全体的にながめて選ぶ


このように全体的にみて、肌のコンディションや好みにあわせて、保湿剤を選んでいくのがいいと思います。


肌のコンディションが変われば、保湿剤を変えてみるのも、ありですね。


これからは、より「保湿剤の機能」で選んでいく時代になるのかな、と思っています。


そうすると、より正しい目で商品を選ぶ「知識」が必要になってきますね。