「使った薬の量」を正直に伝えてますか? | 子肌育Blog アトピーに負けない生活。

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「使った薬の量」を正直に伝えてますか?


こんにちは。橋本です。


アトピーの治療は、「薬がすべて」ではありませんが、薬の使い方次第で、日頃のケアが楽になることもよくあります。


そこで、再診を受ける時。


お医者さんに「使った薬の量」を正直に伝えていますか?


診察の時に、前回より症状が良くなっていない。


そうすると、おそらく先生は、「薬が効いていないのかな」「薬を正しく使っていないのかな」。


それをまずは、確かめるかと思います。


「どんなふうに薬を塗ってましたか?」と聞いてくるはずです。


医師とのコミュニケーション


治療が混乱しないためには


「先生に言われたとおりに塗ってません」とは、なかなか言えません。


しかし、ここで大事なのは、「どんなふうに薬を使っていたか」、正直に伝えることです。


もし、薬を塗ってなかったのに、「毎日塗ってました」と伝えてしまったら。


お医者さんは、どうするでしょうか?


「これじゃあ、薬が弱かったのかな」と思って、次はより強い薬を出すかもしれません。


違う薬に変えるかもしれません。


これだと、実際と薬が合わなくなってくるので、治療が混乱してしまい、わかりにくいものになってしまいます。


お医者さんの方針と、患者さんの方針に、ますます大きな開きができてしまうわけです。


お医者さんが指示したとおりに薬を使うことができなかった。


そうした場合に、「塗っていません」と正直に伝えるのは、とても勇気のいることです。


怒られるのが、目に見えてますからね。


しかし、思っていること、感じていることを素直に、手短に伝えること。


これって、大事です。


面倒なので

つい忘れてしまって

副作用が怖くて

塗ったら逆に悪くなってる気がして


どんな理由で、指示通りに薬を使わなかったかを素直に話したほうが、その後が楽です。


その一瞬は、嫌な思いをしますが。


きちんとしたお医者さんなら、患者さんの思いを聞いた上で、説明をしたり、治療方法を考えたりしてくれるはずです。


治療がうまくいっていない時こそ


ある程度、アトピーの症状が落ち着いていれば、お医者さんとのコミュニケーションがうまくいかなくても、大きな問題にならないかもしれません。


しかし、症状がコントロールできない状態での「コミュニケーションのすれ違い」は、治療を難しくしてしまう元にもなります。


お医者さんが気持ちよく診察できるように、気を使うことも大切です。


それと、現状を正確に伝えるか、正直に伝えるか、素直に気持ちを伝えるか、というのは、また話が別です。


治療がうまくいかないときこそ、お医者さんとぶつかることを恐れず、薬の使用状況は、正直に伝える。


そうしたほうが、長い目で見ると、スムーズに治療が進むわけです。


参考記事:
きちんとした先生に子どものアトピーを診てもらいたい


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