試乗記 : フォルクスワーゲン ゴルフ8 TDI ツインドージングでどうなった? | 欧米気分を味わう方法 Ver.アメブロ

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みなさま こんにちわ。

 

さて、昨日ですがゴルフ8TDIに乗ってきました。

 

今回のゴルフ8TDIの特徴はツインドージングといった後処理システムが搭載されていること。

それは何か?・・ですが、

 

 

SCRシステムが2セットついてまして、先代比でNoxが80%削減となっています。

そこまでしないといけない理由はユーロ6dの規制が厳しいから・・ですね。

 

仕組みはこの通り。

 

 

触媒の数を数えてもらうと、その数に驚くと思いますがヨーロッパの規制はどんどん厳しくなっていくので、

これから先はもっとこの手の補記類でどうにかしないといけなくなるんですね。

 

で、物理的コストが上昇。もちろん開発にもリソースが割かれます。

 

であれば、ゼロエミッション へ・・と進んでいるのが今の世です。

 

 

そのヨーロッパではBEVの新車販売が右肩上がり。

BEVの特性は大トルクという点と経済性・・ということで、ディーゼルからのシフトが明らかな動きとなっており、

ある意味BEVの前にディーゼルに乗るってのは理にかなった行動かもしれません。

 

でも日本は普及まで時間がかかります。

もちろんインフラの整備も同様。

 

であれば、それまではディーゼルで気楽に過ごす・・というのも選択肢かもしれませんね。

ガソリンも高くなってますから。

 

 

 

そして今回は、その新たなディーゼルエンジンを搭載したゴルフを試乗したということです。

 

 

グレードはアクディブ アドバンス。

 

その見た目で・・

 

TDIと思えるものはなく。。

唯一ホイールが専用になっているレベルです。

 

これを視覚で「これはディーゼル」と説明するには・・

 

 

この右側のアドブルー 補充までの距離表示くらいしかないような気がします(笑

 

 

そんなゴルフTDIですが、評価にあたり気をつけたこと。

それはエンジンの温度です。

 

ディーゼルの構造上、真価を発揮するのは油温75度を超えたあたりから。

音もレスポンスも変わります。

 

ガソリンも同様ですが、ディーゼルはより顕著・・ということですね。

 

で、油温・水温が上がるまで軽くドライブ。

 

 

冷間アイドリング時は非常に静か。

 

そして走って気づくNVH(Noise, Vibration, Harshness)が抑えられている点。

T-Roc TDIと比べ、制振材を間に入れたような静かさ。

 

遠くでエンジン音なってるなぁ・・な印象です。

 

 

で、油温が上がるにつれ、エンジン音に滑らかさが出てくるわけですが、

やはり遠くでエンジンがなってるなぁ・・が続きます。

 

 

これは完全に車のキャラに合わせた設定だなぁ・・と感じたわけですが、BEVの話題でよく聞く「エンジンの楽しさ」的な部分もスポイルしているなぁ・・とも感じたりも。

 

まぁ、ゴルフハッチバックは永遠のベンチマークカー。

普通が一番で出っ張らなくてもいいわけなので。

しかもRラインじゃないですから。

 

 

 

で、しっかりエンジンが温まりトランスミッションもほかほかに。

 

そこでT-Rocと同様のモーションを再現して比較するんですよ。

 

 

するとなんと!

 

 

 

ほぼ同じです。

 

 

 

まぁ、トルクが+20Nm違うだけですから、その押し出し感の差があるレベル・・と言いましょうか。

 

 

 

そのエンジンの性能曲線はこれ。

 

T-Rocもそうですが、1800rpmから3000rpmあたりまでが加速が面白いゾーン。

 

このあたりでの定速からの加速は吸気音も気持ちよくスコーンと加速します。

ぶっちゃけこのあたりは速いです。

 

・・が、やはりその気持ちいい音も遠くで鳴っているわけで。

 

動力性能は不足は一切なく、普通に走り気持ちよく加速し、上り坂でもスルスルと楽に登るので使いやすいんですが、

そのキャラの違いによる味付けの差でよくもわるくも普通に感じるエンジンでした。

 

 

NVH対策やなぁ・・と思ったところで違うことに気がつきました。

 

 

タイヤが温まるとロードノイズが上がってきました。

タイヤはミシュランプライマシー

 

ランフラットでもない普通のタイヤなのになんで???

 

そう思ったんですが、おそらく原因は空気圧かな?・・と。

 

到着したてホヤホヤの車を朝一で借りたので、たまにあるアルアルかもしれません。

 

 

そんな感じで都内を徘徊。

 

スタートからの燃費は30分後には12.8km/Lまで上がってきてました。

これらもT-Roc TDIと同じパターンなので、利用状況によりますが、都内オンリーでも平均13km/Lあたりはマークしそうです。

ちなみに市街地モードでの燃費は14km/L。そんな感じですね。

 

高速など流れる道路でずーーーーーといけるのであれば20km/L以上はマークしそうです。

 

ちなみにT-Roc TDIで流れる下道1時間ちょいコースで25km/Lをマークしたのは私です。

 

 

ということで、ツインドージングだからどうなった?・・・の解は「特に変わない」(笑

 

 

そしてキャラに合ったチューニングでT-Roc TDIのような「駆け抜ける喜び」は控えめ。

普通にトルクフルな印象となっていました。

 

 

ちなみに今回の試乗でいちばん感動したこと。

 

シートヒーター&ステアリングヒーターの効果(笑

 

電気自動車時代はこれらが必須になると思いますが、それらがあればエアコンもほぼいらないような印象。

着込んでおれば・・ですが。

 

 

     

ということで、今日はここまで。

 

 

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新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。

 

 

 

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