シマヘビの黒化個体。通称、カラスヘビ。
我が家に来てから、そろそろ半年経過する。
アルビノアオダイショウの天照と対をなすイメージで、月読(ツッキー)と名付けた。
普段は真っ黒だが、脱皮前は色が薄くなりシマヘビ特有の縞模様が浮き出る。
見ていて不思議だ。
脱皮前は乾燥して脱皮不全にならないように、湿らせて、百均で購入した植木鉢を設置する。
予兆が現れてから、大体一週間ほどで脱皮をする。
一週間後、綺麗に脱皮をしていた。
皮が植木鉢にくっついているので、擦りつけたのだろう。
ヒキガエルは脱皮した皮を自分で食べてしまうが、蛇はそうではないようだ。
最近、白い斑点が発現し始めている。
大人になったら、それがもっと顕著になるかもしれない。
シマヘビは気性が荒くて、噛み付くことがある。
人工繁殖個体でも、それは変わらない。脱皮前は危険である。
そこまで痛くはないが、一週間経過しても傷は残ったままだ。
通常時でも臆病で、尻尾を震わせて威嚇をしたり、すぐに隠れようとする。ハンドリングをすると暴れる。
こいつを扱っていると、ヒキガエルたちは本当におっとりしているな・・と思う。
食欲は旺盛で、もりもり食べて排泄し、成長速度も速い。
気性が荒く臆病でよく食べる、まさに蛇っぽい蛇とも言える。
ただ、ペットには向かないように思う。
野生個体だろうが人工繁殖個体だろうが、シマヘビは暴れ、威嚇し、噛む。
それを覚悟した上で、飼育した方が良いだろう。
マウスに巻き付いて飲み込んでいる。
見慣れてくると、ただの「黒い紐」である。
どうして私は「噛む紐」を飼っているのだろうか・・。
もっと大きくなったら手袋をしないと危ないかもしれない。
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