爬虫類ブレイク

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【カエルに人工飼料を餌付かせる方法】

マレーキノボリガマが人工飼料に餌付いた。

生き餌しか食べなかったカエルをどのように人工飼料に餌付かせるのか。

今回はそれを解説していこう。

 

<カエルに人工飼料を餌付かせる前に>

最初に餌付けへ挑戦する前の心構えを述べる。

まず焦らないこと!

カエルにはカエルのペースがあるので、一ヶ月~二ヶ月の期間を想定しておく。

その間、イライラしないことが重要だ。

 

カエルには様々な性格の個体がいる。

種類ごとに違うし、同じ種類でも動じない個体もいれば臆病な個体もいる。

人間と同じだ。

すぐに餌付く個体もいれば時間がかかる個体もいるのである。

 

ヒキガエルやイエアメガエル、ツノガエルなど、餌付けに全く苦労しないカエルもいる。

基本的に大きいカエルほど楽、小さいカエルほど難しいと理解しておこう。

 

大きいカエルはふてぶてしい個体が多く、ピンセットごときではビビらない。

それに口が大きく舌が長いため捕食が上手いのだ。

サイズに応じて食いしん坊なので恐怖より食欲を優先する個体が多い。

※ヒキガエルなどは脱皮中も餌に反応するくらいだ。

 

そして小さいカエルはビビりが多いので苦戦する。

口が小さいので食べられる餌も限られてくる。

 

サイズだけでなく、そのカエルがどのような環境で飼育されていたか、それも重要だ。

例えばコオロギしか食べていなかった個体は人工飼料を餌だと認識しない。

 

これはウーパールーパーにも言えるが、ショップで赤虫しか食べていない個体は人工飼料を食べてくれないことがある。

人間もそうだが、食べたことのないモノを口に入れるのは抵抗があるのだろう。

 

「これは餌だぞ!」と認識させることが餌付けを成功させるために必要な工程だ。

 

さて、前置きはこれくらいにして解説に入ろう。

 

<カエルに人工飼料を餌付かせるために用意するもの>

ずばりヨーロッパイエコオロギだ。

「また生き餌を飼うのか!」とガッカリしたかもしれないが、これは避けて通れない道だ。

理由は下記のとおり。

 

①人工飼料に餌付くまでの食料

②餌付かなかった時の保険

③人工飼料を餌と認識させるためのツール(後述)

 

①と②は当然のこと。

特に飼い主側は②の覚悟を決めておくべきだ。

その際は餌付くまで延々と虫を飼い続けることになる。

 

ただ、最近はコオロギのキープがかなり楽になっている。

そこまで悲観することはない。

なに、虫を飼うのは子供の頃の自由研究みたいで楽しいものだ。

 

コオロギのキープで面倒なのは水だと思うが、最近はこのような便利アイテムがある。

 

このゲルが優れもの。

あなたのコオロギキープに役立ってくれること間違いなし。

 

◆コオロギはどこで買う?

コオロギや飼育セットはネットで購入しよう。

プラケやシェルター、餌が付属しているとすぐにスタートできる。

 

セットのプラケサイズは小でいい。

なるべく省スペースで飼育したい。

 

コオロギなど、餌昆虫関連はワイルドスカイさんやスフィロアクアさんに頼ると良いだろう。

 

慣れてきたらヤフオク!で個人が販売しているコオロギが安くてオススメ。

※ポスト投函なので日付指定はできないが。

 

◆コオロギのサイズは?

5~6cmのカエルなら4mm~6mmのコオロギがいい。

それより小さいサイズのカエルなら、当然それ以下で。

小さいカエルはゴマ粒サイズのコオロギなど。

※小さいカエルだとコオロギのサイズに苦労する。コオロギはすぐ大きくなるからだ。

キープ中にコオロギが成長することを想定して少し小さめのものを買うのもあり。

 

◆まず何匹買えばいい?

100匹~300匹いれば安心だ。

どれだけ丁寧にキープしてもコオロギは変死する。(死体も使い道はある・後述)

餌だと割り切って多めに買っておこう。

 

◆便利アイテム

 

 

 

 

 

コオロギのシェルターはセットで購入してもいいし、ダイソーの園芸コーナーに売っているザラザラした紙コップみたいなものがいい。

 

<カエルに人工飼料を餌付かせる具体的な手順>

さてさて、本題に入る前にもう一つ忠告しよう。

◆本格的に餌付けをする前に……

迎えたばかりのカエルはビクビクしている。

小さいカエルほど死にやすい!

この時期に無理に人工飼料を与えてはいけない!

 

まずはコオロギやミルワームなどで安全サイズまで太らせる。

身体が大きくなれば口も大きくなる→餌付けをしやすくなる。

 

この時期は毎日コオロギをやってもいい。

とにかく死なせないこと!

 

一週間はそっとして、静かに粛々とヨーロッパイエコオロギを与えよう。

コオロギが床材の下に隠れては意味がないので、餌皿に入れるなどして食いっぱぐれないようにしよう。

トロい個体は食べられなかったりする。

 

日々、痩せていないか確認する!

※太っているように見えても、水太りの可能性もある→オシッコをしたらげっそり痩せる

 

◆餌付けの手順

コオロギを与える際にケージ内に人工飼料を入れておく。

レオパドライでもレプトミンでも何でもいい。

カエルの視界に人工飼料を置いておく。

動くものにしか反応しないといっても匂いくらいは感じ取っている。

慣れてくると人工飼料を出しただけで匂いに反応し餌をねだるようになる。

※ワンチャンだが、コオロギをパクッと食べる時に人工飼料を間違って口に入れることがある。

 

ケージ内をコオロギが走り回っていると、カエルのテンションはマックスになる。

それを利用して餌付けをしていく。

※上に述べた③人工飼料を餌と認識させるためのツール(後述)ということだ。

※人工飼料は必ず霧吹きで湿らせること!

 

「第一段階」

①カエルがケージの隅にいるコオロギを見る

②カエルとコオロギの間にレオパドライ(などの人工飼料)をポトリと落とす

③カエルがコオロギと間違えてレオパドライを食べる

※ここで食べれば餌付け完了!

 

最初のうちは異物が口に入ったと勘違いして吐き出すだろう。

この段階ではそれでいい。

これを一週間くらい続ける。くれぐれも焦らないように!

 

「第二段階」

①カエルがケージの隅にいるコオロギを見る

②カエルの鼻先にピンセットかスプーンでレオパドライを持っていく

③この段階だとなんとな~くレオパドライを餌だと認識しているので視線を向けたり舌で突っついたりする

※ここで食べれば餌付け完了!

 

スプーンはダイソーのカラフルマドラースプーンがオススメ。

これはダイソーがカエルのためのスプーンを開発したと言っていい。

 

 

 

 

さて、臆病な個体だとまだ食べないだろう。

ここまでは人工飼料を餌と認識させるための工程だ。

 

ここから先はピンセットやスプーンに慣れさせていく段階に入る。

スプーンに乗っているのは餌だぞ、とカエルに分かってもらうのだ。

 

その前にコオロギの死体と乾燥コオロギを用意しよう。

上に述べたどれだけ丁寧にキープしてもコオロギは変死する。(死体も使い道はある・後述)を使う。

 

 

 

 

「第三段階」

①日々量産されるコオロギの死体(黒く変色しているものも可)をスプーンやピンセットで与える

②乾燥コオロギをスプーンやピンセットで与える

③レオパドライをスプーンやピンセットで与える

※ここで食べれば餌付け完了! ②止まりでも及第点!

 

①→②が重要な工程だ。これでスプーンで運ばれてくるものがコオロギ(餌)だと認識させる。

この後、③で人工飼料へ移行していく。

 

これまではレオパドライで解説してきたが、フロッグステープルフードは非常に優秀な餌だ。

・練り餌なのでサイズが自由自在

・水を多めにすればネバネバしてペッと吐き出される率が下がる

・ネバネバしてピンセットにくっつきやすい

・他の餌と混ぜることができる→栄養補填(場合によっては生き餌も混ぜられる)

 

カエルの表情や仕草を観察する。

目の前に持っていっても見えていないことが多々ある。

フリフリ振ったり目の前を通り過ぎたり……工夫しよう。

ここはプレイヤースキルが重要。

 

ここで見た!

餌だと認識すると喉のピコピコした動きが速くなり首をもたげる。

焦れったいが食い付いてくるまで待つ。

 

パクッ!

この瞬間が嬉しい。(最初だけだが)

 

この個体はスプーンよりピンセットの方が食い付きがいい。

 

ご満悦。

ミッションコンプリート。

約一ヶ月。

 

▶爬虫類ブレイク 餌やりの動画

 

 

 

 

「おまけ・別の日の給餌」

そーっと。

 

なんだこりゃ?

(毎回どんくさい……)

 

餌やん!

 

うまうま。

※舌で突っついて落としてしまう場合は、餌を小さくするか粘着度合いを下げよう。

すぐに取れるくらいにくっつけておく。

 

<まとめ>

第一段階~第三段階を根気よく繰り返せばいずれ食べると思われる。

「ま、食べなくてもいっか」というくらいの心構えで丁度いい。

イライラしないことが重要。

 

そのためにもコオロギ調達のショップ(ヤフオク!、楽天、Amazonなど)を複数キープしておくといい。

たまにミルワームなどの変化球を混ぜてみよう。

 

◆最後にアドバイス

①ある程度育った個体を買う

小さいカエルは餌の調達から難しい。

人工飼料に餌付く前に死ぬ可能性が高い。

 

②カエルを購入するショップ選びは慎重に

意外と大手ショップは臆病で貧弱な個体が多い。

これは仕方のないことだが、大量に生体を管理しているため一匹一匹まで管理が行き届いていない。

イエコやレッドローチをばらまいて、全ての生体がしっかりと餌を食べているか確認していない、というかできない。

実店舗の場合は、子供がケージを叩いたりして、臆病になってしまうこともあるだろう。

購入する前に何を食べていたか、くらいは聞いておこう。その際にサイズや性別も聞けるとベスト。

※性別は九割九分、分からないと言われるが、オスなら鳴くようになるので集合住宅の場合は注意。

「このカエルは鳴きますか」と聞くのが手っ取り早い。

 

③個人でやっているショップは質が良い

一概には言えないが、ヤフオク!や自社サイトでやっているショップ、個人が趣味で運営しているようなショップは生体への愛があるので大切に育てられている。

同じ種類のカエルでも性格次第で餌付けの成功率は変わるので、一度失敗しても別のショップでトライする価値はある。

※ヤフオク!には規約があるが、それを守っている良質なショップは沢山ある。(少なくとも表面上は。モラルについてはペット業界、飼い主全体の問題なのでここでは述べない)

 

④最初は人工飼料を食べなくてもしばらく時間を置くと食べることがある

単純に環境に慣れる、成長して大きくなってピンセットを恐れなくなる……など。

慌てず長期的なスパンで取り組もう。

 

以上である。

人工飼料は安くて優秀な餌だ。

使えると使えないのでは飼育のコスパや難易度が大きく変わるので挑戦してみよう。

 

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