皆さま、おはようございます!
今朝は駅ファンなら誰もが知ってる、
超有名な土讃線・新改(しんがい)駅の訪問記です。
ここで「新改駅を知らないよ」って方のために説明すると、
この駅が有名なのには2つの理由がありまして…
① 現役のスイッチバック駅
② 全国ランクトップ10入りする秘境駅
であることから、から近年は訪れるファンの数がうなぎのぼりでしたのよ。
自分は新改駅を普通列車で通過したことはあるものの、
駅の周辺を訪ねた回数はゼロ。
どれだけ秘境っぷりな駅なのかが知りたくて、
今回はレンタカーで尋ねてみました。
まずは駅がある位置からです。
国道32号線から5キロほど東方に行くと新改川が現れ、
川に並行する県道254号線沿いに駅の出入口が現れましたよ。
駅の話とは関係ありませんが、近くにバスの廃車体が置かれてました。
側窓がバス窓だし、正面は1枚ガラスじゃないし、
バスは詳しくありませんが相当古い代物じゃないでしょうかね?
新改川を渡った先に見える集落の住民さんが
新改駅の主たる利用者だそうです。
川向かいからここまで結構離れてますけど、
駅までの距離ははたして…?
新改駅には県道から分岐した坂道を登って向かいますが、
この坂が結構急なんすよ。
坂道はやがて林道に変わりました。
この先に駅があるなんて…とても思えないですよね。
新改駅が秘境駅と呼ばれる所以はこの辺りにありそうです。
あれが新改駅の駅舎かな?
県道から駅まではずっと上り坂で1キロくらい。
徒歩で15分ほどかかりました。
新改駅に到着~!
なんで集落から離れたこんな不便な場所に駅を作ったの?
と思いましたら、新改駅は元々は
列車を行き違いさせるために昭和10年に開設された信号場だったらしく。
付近住民の要望から昭和22年に昇格して出来た駅だそうですよ。
駅舎は大改装されてますが、開業当時から使われてるモノなんですって。
駅舎正面の階段の位置を見てお気づきかもしれませんが、
改装前は事務用扉がある位置に駅舎の出入口があった模様。
新改駅は昭和45年まで有人駅だったみたいですね。
その後は構外簡易委託駅に変わって
駅の向い側にあった商店で切符が売られていたそうです。
その商店も現在は撤去済ときた!
現在は人気(ひとけ)がまったく感じられない駅でしたっけ。
駅舎内はこんな感じです。
コーナーのでっぱりの裏側に駅便(駅の便所)が備わりますが、
JR四国の他の無人駅の例に漏れずここも使用中止になってました。
続いてはホームにイン。
新改駅は単式ホームがあるだけの極めて簡素な構造の駅です。
スイッチバックの引き上げ線の先にホームがあるため、線路はここが終点。
新改駅の線路配置を航空写真にざっくりと書き写してみました。
新改駅は通過が可能な線路配置です。
特急列車が通過するのは仕方がないとしても、
普通列車の一部も通過しちゃうみたい。
新改駅の構内に列車は1本しか入線できず、
普通列車同士の交換が行われてるのが理由のようです。
本当は本線とスイッチバックの引き上げ線が合流する
シーサースクロッシング(ダイヤモンドクロッシング)を
見たかったですが、ホームからはここまでが精一杯でした。
どうしても分岐器の様子が気になる方は、
列車の先頭車両でのかぶりつきをおススメします。
そのポイントを特急列車が通過していきました。
新改駅はお山のテッペンにあるため、
列車が接近するかなり前から走行音が構内を響き渡ります。
新改駅は自然豊かなローケーションにある駅でしたよ。
最後に…
ホームの縁にケモノの足跡が残ってましたが
ここに寄りたがるのは駅ファンだけではなかったみたいですね。
ケモノたちも大自然の中の秘境駅楽しみたいたかったのかな?
見どころが多すぎる新改駅、
ここが人気スポットである理由がわかったような気がしました。
秘境駅と言えば牛山さん。新改駅も掲載されてます。
↑(多度津駅方面)
金蔵寺駅
善通寺駅
琴平駅
箸蔵駅
阿波池田駅
阿波川口駅(平成27年10月6日) ・改装後(令和2年2月1日)
大歩危駅
新改駅(令和2年2月1日)
土佐山田駅
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土佐一宮駅
薊野駅
高知駅
↓(窪川駅方面)
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