皆さま、こんにちは！
大正３年から大正15年にかけて開通した宇部鉄道を
昭和18年に戦時買収した宇部線。
駅や線形に私鉄時代の面影が今も各所に残るので、
宇部線が好きっていうお仲間さんも多いのではないでしょうかね？
宇部線の駅はいずれも個性豊かですが、
ロケーションで選べば人気ナンバーワンはここ一択でしょう。
山口宇部空港の滑走路近くにあるこちらでしたよ。
宇部線・常盤（ときわ）駅です！
常盤駅は宇部線の前身である宇部鉄道の手により
大正14年に開設された駅。
開業当時は停留場で国有化された昭和18年に駅に昇格したそうです。
今は通学客で賑わってる駅みたいですね。
その証拠に、駅前にチャリがズラリと並んでましたわ。
常盤駅、一見しただけではどこにでもありそうな駅ですけど
先にも書きました通り、ロケーションが素晴らしいのです。
ホームから俯瞰出来る景色を心して見てくだされ。
瀬戸内海が眺められる駅でしたの。
この景色はスゴイと思いません？
地元の皆さまにとっては「当たり前」の光景かもしれませんが、
ホームから海を俯瞰出来る駅は意外に少ないと思いますよ。
こんな駅から通学できる地元の高校生たち、
さぞ青春を謳歌されてるのではないでしょうかね？
駅の近くには海水浴場があり、ひと昔前までは
夏になると駅では海水浴客の姿が見られたとのこと。
駅のすぐそばにある道路を下っていくと、
海水浴場に出られるみたいです。
ちなみに、せっかく常盤駅まで来たのに
スルーしたがために後に後悔してたスポットがこちらでした。
常盤駅が最寄り駅のときわ公園です。
動物園や遊園地を備えた総合公園ですが、
鉄道ファンが小躍りしちゃいそうな展示物もあるみたいで…
D51形蒸気機関車（デゴイチ）の初期製造車、
いわゆる「ナメクジ」の１両である18号機が
園内の「石炭記念館」にて展示中とのこと。
ここでは昭和42年に閉山した宇部炭鉱群の遺構が移設展示されてますが、
日本一小さな電気機関車として知られる銚子電鉄デキ３は
元々は宇部炭鉱（沖ノ山炭鉱）の専用線で使われていたモノなんですって。
石炭記念館だけで丸一日が過ごせそうな予感がします。
さてさて、そんな常盤駅は駅施設もマニアックな印象でした。
まずは駅舎の様子からです。
常盤駅は国鉄時代から
簡易委託駅として営業していた時代があったらしい。
現在は完全な無人駅に代わりましたが、
簡易委託駅時代に使われていた出札窓口が今も残されてましたよ。
出札窓口の向い側にはかなり狭めな待合所が備わります。
常盤駅は単式ホームがあるだけの駅。
停留場として開業した時代の面影を今も残してました。
小さな待合所を備えた駅舎の隣りには、
なぜかもうひとつ、大き目の待合所もありましたっけ。
しかもかなり古そうなやつが。
あくまでも個人的な推測ですが、
大きな待合所は宇部鉄道が停留所時代に築いたモノ、
出札窓口を備えた待合所は
駅に昇格した国鉄時代に建てられたモノではないでしょうか？
大きな待合所の支柱に私鉄駅らしい飾りが施されているので、
そんな推理をしてました。
なお自分が常盤駅を訪れたのは昨年１月のことです。
実はその後に駅舎は待合室共々撤去されてしまったみたい。
現在は待合室の跡地に小さな上屋が建ったらしいです。
こんなことになるんだったら、
常盤駅の施設をもっと入念に見とくべきでした。
今さら言っても仕方がありませんけど。
最後は再び、ホームから見える景色で〆ます。
海も良いけど、線路をマジマジと眺めるのも好きなのよ～
入院生活で遅れた仕事を取り戻すため、仕事に必死で励んでました。
ブログが手つかずだったのは
病気の症状が悪化したわけじゃありませんので
念のために言っておきます。
心配してメッセージをくれたお仲間さん、ごめんなさいね。
国鉄駅を知るなら必読な一冊ですよ。
↑（新山口駅方面）
床波駅
常盤駅（平成31年１月９日）
宇部岬駅
東新川駅
琴芝駅
宇部新川駅
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岩鼻駅
↓（宇部駅方面）
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