皆さま、おはようございます!
このブログを始めてから、大勢の駅好きなお仲間さんと知り合いました。
そんな皆さんが旅を楽しまれている様子をSNS等で伺ってましたが、
旅先でお金を使いまくってるし(食事や地元グッズの購入等々)、
行動は「密」でないし(独り旅が基本ですよね)、
この時代の旅人の模範生に思えてましたよ。
鉄道ファンに風当たりが強い昨今ですけど、
「駅好き」は群を抜いて大人の対応が出来てるように感じます。
話は変わりまして、猛暑が続くから…というわけではありませんが、
本日は極寒の中で訪れた駅の訪問記です。
函館本線の「山線」にある目名(めな)駅でした。
この日はマジで寒かった…
気温は氷点下10度くらいだったのではないでしょうかね?
地元の方に聞くと、積雪は昨日から降り積もったモノだそうです。
ちなみに自分が目名駅を訪れたのは午前10時近くのこと。
ホームに足跡がひとつも見つからず、
「こんな大きな駅舎を持つ駅なのに、この日は自分が初訪問者か?」
と驚きましたが、目名駅は1日の乗車客数が10人未満の駅だったようで。
早朝の1往復が発車すると次は午後しか列車がないので、
朝から降り続いた雪が足跡を消したのかもしれませんね。
それにしても、目名駅の駅舎の立派さときたら…
とても無人駅には思えませんって。
目名駅は明治37年に開業した駅で平成4年に無人化されたとのこと。
駅舎は出札窓口が無い仕様なので
無人化後に建て替えされたモノなのでしょう。
利用者数が少ない駅だから、駅前が閑散としているかというと
そうではなく、意外に多くの商店や民家が建ち並んでました。
駅の正面には立派な建物を持つ目名郵便局もありましたよ。
目名駅がある蘭越町も他に漏れず、住民の高齢化が深刻だそうで、
65歳以上の人口比率が3割近くに上がっているそうです。
ローカル駅の利用者数を支えているのは通学生ですが、
駅利用者の少ない理由はこんなところにあるのかもしれませんね。
外につっ立っていると氷像化しかねませんので、
暖を取るためにも駅舎の中に入りましょう。
外観はログハウス風でしたが、中の様子ははたして…?
外観に負けず劣らず、中も立派じゃないですか!
何度も言いますがこちらは無人駅の駅舎ですからね。
この駅舎の造り、JR東日本にもぜひ見習ってほしい。
反対側には、これまた立派な待合室が備わります。
ガスコンロを持参して焼肉パーティーをしたくなるのは自分だけかな?
テーブルには訪問者が記帳する駅ノートが置かれてましたが、
ページはさほど進んでいない印象です。
目名駅がある長万部駅-倶知安駅間は
列車が4.5往復しか運行されてないのが理由だと思いますよ。
造りが凝った駅舎を見るとついつい細部まで覗きたくなる自分。
この奥とか、めっちゃ気になりますよね?
残念ながら、ここから先は進入禁止で施錠されてました。
この部分は地域の交流スペースとして活用されてるみたい。
ホーム寄りにある駅便(駅の便所)はいつでも利用可能ですぜ☆
続いてはホームにイン。
目名駅は単式ホームを持つ駅で旅客列車はすべてここから発車します。
国鉄時代は列車の行き違いが可能な構造だったそうで、
当時使われていた上り線用のホームが今も残ってました。
ちなみにこのホーム、
廃止から30年以上も放置されてるモノだそうです。
雪で埋もれて見ずらいですが、
廃ホームの手前側に線路があるのが見えますかね?
目名駅では昭和61年に交換設備が撤去されたそうですけど、
臨時列車を行き違いさせるため、平成12年に待避線を増設したらしく。
廃ホームに面した位置に線路を増設せずに、
国鉄時代に存在した中線付近に敷設した模様です。
この線路が見たかったのに…雪の日の駅巡りはこれがあるからツライ。
最後は駅前風景で〆ます。
遠くにスキーヤーに人気の幌別岳を見ることが出来ました。
こうして極寒の目名駅を訪れた直後の話ですが、鉄道仲間さんから
「目名駅の近くに、かつて蒸気機関車の撮影名所だった場所がある」
という内容のメールを戴きました。
そこには昭和59年に廃止された駅があったんですって。
駅の話題とくりゃ行くしかありませんって!
そこは更に雪深い場所でしたが…
長くなりましたので次回に続きます。
(続きもぜひチェックくださいね)
昭和59年に廃止された函館本線・上目名駅の駅跡を見るため付近を訪れてみた。
目名駅(平成28年11月17日)
比羅夫駅(平成28年11月17日) 前編 ・後編 夏季営業(令和元年6月5日) 前編・後編
倶知安駅(平成29年9月27日) ・構内改装後(令和4年5月20日)
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