皆さま、おはようございます!
自分は駅を訪れた際に必ずやっておきたいことがありました。
それはカッコいい駅舎の写真を撮ること。
構図をしっかり考え、出来れば
車両や人物が入らないような写真を撮りたいと常々考えていたのです。
だから駅前に車が停まっているとがっかりしちゃうのですよね。
ちなみに、駅前に停まっているとガッカリする車のランキングは
以下のようでして…(歩王調べ)
①自動販売機に商品を補充しているボトルカー(理由:派手すぎ)
②自家用車(理由:そこに停めるの?って思っちゃうから)
③バス(デカすぎて駅舎が見えなくなっちゃう)
なお、一番停まっている可能性が高いタクシーですが、
最近は時代考証のために写り込んでいても構わないと思ってましたよ。
ちょい前までは当たり前に見れたマツダのカスタムキャブや日産クルー、
最近はほとんど見れなくなっちゃいましたし。
なぜ冒頭にこんな話をしたのかって?
今回は3年前に訪れた函館本線・石谷(いしや)駅の訪問記ですが、
ここの駅前にはそれらじゃない車種のクルマがおりまして…
パトカーがデンと停まってました。
正々堂々と写真を撮ったら怒られそうでしたのでアクションカメラしちゃいました。
なぜ石谷駅にパトカーが停まっていたのか?
駅前でねずみ捕り(スピード違反の取り締まり)が行われてたのです。
石谷駅の駅前に伸びる道路は直線道路がひたすら続く国道5号線。
国道は海岸線近くを伸びてて景色が良いし、
こんな場所でしたらスピードも出したくなりますよね。
駅前にはヒラメ釣りで人気が高い蛯谷(えびや)漁港がありました。
この漁港から見える駒ケ岳の景色が最高なのです。
そんな絶景を眺めながら
駅前からパトカーがいなくなるタイミングを見計らいましたが、
その機会は訪れることなく…
しばらく待っても取り締まりは終わりませんでしたので、
翌日に改めて石谷駅を訪れました。
お巡りさん、自分は待合室で過ごしてましたが、
待ってたのは列車じゃありませんからね、ふんだ!
そんな経緯から再訪した石谷駅です。
翌日は雪がめっちゃ降ってましたわ。
でもでも、念願の駅舎の写真を撮ることが出来ました。
この写真をモノにするのに2日間もかかるとは思いませんでしたよ。
石谷駅は昭和5年に開設した石谷信号場を
昭和21年に昇格して開業した駅だそうです。
実のところ旅客扱いは信号場時代の昭和6年から始まっていたらしく。
駅舎は信号場時代に造られたモノか?とも思いましたが、
砂原線(昭和20年に開業した函館本線の支線)の駅の駅舎に
似た様式ですので、建立年は駅に昇格後と見ましたけど…如何に?
石谷駅の駅舎正面に掲げられた駅名標を見る。
「駅」の字が味わい深過ぎて、これを肴に一杯出来ちゃいそうですね。
飲酒運転で捕まりたくないので、
レンタカーで移動中はもちろんしませんけど。
待合室はこんな感じ。
石谷駅が無人駅に変わったのは昭和61年のことで
既に38年が経過しましたが、
出札窓口や手荷物扱いの窓口の面影がしっかりと残ってました。
ホームには階段を上がって進入します。
石谷駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造で、
中央に見える中線は
特急列車や貨物列車の退避線として使われているとのこと。
島式ホームの手前側にコンクリート製のホームが見えますけど、
ここが信号場時代に設けられたホームではないでしょうかね?
後方は駅に昇格後に延長された部分かと。
島式ホームから駅舎を見る。
2本のホームは構内踏切で結ばれてました。
駅舎にはこんな駅名標もありましたよ。
点が付く「し」の字、調べてみると
戦後はあまり使われなくなった平仮名表記らしいですけど、
まさか信号場時代に設けられたモノ!?
石谷駅はホントに味わい深い駅ですねぇ。
最後はJR仕様の駅名標で〆。
桂川駅は平成29年春のダイヤ改正で廃止されましたが、
この日、道南を旅した目的はこれら廃止予定の駅を見るためでした。
JR北海道では毎年、11月から12月にかけて
翌年春のダイヤ改正で廃止される駅を公表してますけど、
今年の公表もそろそろでしょうかね?
「この駅が廃止される」なんてウワサは
チラホラ出始めてるみたいですけど。
すべての駅が、無事に雪解けの時期を迎えることが出来るよう願ってます。
函館駅
五稜郭駅
七重駅
大沼駅
駒ヶ岳駅
森駅
石谷駅(平成28年11月16日)
本石倉駅
石倉駅
落部駅
野田生駅
山越駅
八雲駅
山崎駅
国縫駅
長万部駅
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