皆さま、おはようございます!
昨日から1泊2日の行程で北海道に来てました。
目的は2つありまして、ひとつ目は国内で唯一の
駅舎が民宿になってる函館本線・比羅夫駅に泊まること。
もうひとつは、来年3月のダイヤ改正で
営業を終了する検討に入った駅を周ることです。
今現在、JR側から来年春に廃止になる駅についての正式な発表はありませんが、
地元の方から聞いたお話によると、ほぼ確定的だそうですよ。
今朝は昨日訪れた中から、こちらの駅の訪問記です。
函館本線・東山(ひがしやま)駅です!
こちらも来年3月に廃止の検討に入った駅でしたよ。
その理由はただひとつ、1日の乗車客数が0人だからでしたのよ。
正確には1人未満ですね。
東山駅はどんな場所にあるかと言いますと、
町道の踏切のすぐそばに駅の入り口があるのですが…
そもそも、この辺りには民家がありません。
そして、踏切から駅まではやたらと遠い。
奥に見える線路わきの黒い施設が東山駅でしたの。
駅まで歩いてみました。
こちらが東山駅まで続く通路です。
通路の両側を鉄パイプで遮られているために、とっても狭い印象でした。
ここは特急列車が高速で通過する路線です。
安全のためにもこの仕切りが必要なのでしょう。
ようやく東山駅に辿り着けました。
ではなぜ、こんな場所に東山駅が造られたかという理由ですが、
これが東山駅の面白さでしたの。
東山駅は昭和18年に開業した
列車を行き違いさせるための東山信号場がルーツで、
6年後に信号場が廃止された後はそのまま仮乗降場となり、
昭和62年に正式な駅になったのでした。
そして、東山駅の起源でもある東山信号場はなんと、
スイッチバック構造だったのですよ。
こちらは信号場が開設された直後の
昭和19年に撮影された航空写真です。
わかります?列車を退避させるための2本の横取線が写ってますよね。
当時は現在の東山駅がある位置付近に
信号場の監視小屋があったようですよ。
今から67年前に廃止された信号場でしたが、
当時の横取線が今でも残っているんですって。
ホームの向かいに見える築堤、
これが列車が退避するために使っていた横取線の遺構だそう。
よく見りゃこの築堤、結構長く繋がってますよね。
横取線は本線(ホーム)に沿って延びてて…
更に更に踏切の手前まで延びて…
なんと、道路の上を飛び越えていたそうですよ。
付近には鉄橋を架ける橋台が今でも残っているそうですけど、
雑草が生い茂っていて間近で見ることが出来ませんでした。
東山駅、面白すぎる!
昨日はパラパラとちらつく程度の雪でしたが、
今朝起きて外を見ると雪が積もってました。
雪がない東山駅が見られるのも残りわずかなのかもしれませんね。
さて、それでは今日も駅活を開始しますよ!
☆追 記☆
今も残るとウワサの、スイッチバックの横取線の遺構のことが気になり、
結局今日も東山駅に行ってしまいましたよ。
ありましたよ、横取線の橋台が!
反対側には築堤も残ってました。
道路を跨いで延びていたスイッチバックの横取線…
写真があればぜひ見てみたいですね。
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