皆さま、おばんです!

 

今年の仙台のお正月はうんと寒い…という印象は無くて、

どことなく穏やかな日々を過ごしてました。

でもでも、心の中では真夏の日差しが恋しく思ってたりして…。

 

今年の夏は北陸を旅してきました。

地元の仙台から北陸地方(金沢方面)に行く際、

大宮駅経由で東北新幹線~北陸新幹線を乗り継いだ場合ですと

片道で2万円超の運賃が必要、意外に高いのです。

大人の休日倶楽部パスを利用すれば

運賃を安めに抑えることが可能なのでしょうけど、

自分は利用可能な年齢に達してませんので使えません。

故に、これまで北陸地方には足が遠のいていたのですよね。

そんな中、ANAの早割を利用すると

小松空港(金沢)まで片道9千円台で移動できることを知ったのですよ。

これを利用しない手はないでしょう。

 

こんな経緯から訪れたのがこちらの駅でした。

氷見線・氷見駅

氷見線・氷見(ひみ)駅です!

今回は人生で2回目、今から30年前の高校生の頃、

「いい旅チャレンジ20,000km」の路線踏破目当てで

訪れて以来の氷見駅訪問でした。

前回は青春18きっぷで普通列車を乗り継いで来たんだっけ。

あの時の写真、探せば見つかるかしら?

 

氷見駅ってこんなカッコいい駅舎だっけ?

と思いながら近づいてみると、

そのように見えたのは

駅前通路に真新しい上屋(平成28年4月完成)が架けられたためでした。

そうそう、昔見た駅舎はこんな感じでしたわ。

氷見線・氷見駅

 

氷見駅がある氷見市は漁業が盛んな街。

駅から1キロ先には氷見漁港があります。

氷見線・氷見駅

氷見線・氷見駅

全国的にも名が知られている「寒ブリ」ですけど、

あれって氷見漁港で水揚げされたブリだってこと、ご存知でした?

自分は氷見駅に来て初めて知りましたよ。

 

氷見駅のどこにそんなことが書かれていたかというと…

ど~ん!

氷見線・氷見駅

 

駅舎の中にデッカな寒ブリが描かれてるの!

氷見線・氷見駅

 

尾っぽ側を見る。

氷見線・氷見駅

寒ブリがデカすぎて、待合室の中まで入っちゃってました。

ブリと言えばお雑煮の定番メニューで

我が家でも年明けから2日続けて食べてましたけど、

氷見はそんなブリの聖地だそうです。

それにしても氷見駅のブリ、デカ過ぎやしません?

 

さてさて、駅員さんに自分が駅ファンであることを告げてホームに入ります。

列車が来ない時間帯にホームに入ると不審がられますからね。

氷見線・氷見駅

氷見線・氷見駅

氷見駅は単式ホーム1面(1番線ホーム)と…

 

高岡駅寄りに頭端式のホーム(2番線ホーム)を持つ1面2線構造でした。

氷見線・氷見駅

氷見線・氷見駅

氷見駅の開業年は大正元年で、

昭和33年に富山国体が催された際に

現在の駅舎に建て替えられたそうですよ。

 

…で、気になっていたのは

現在は使われてる様子が見られない2番線ホームのことでした。

氷見線・氷見駅

現在も氷見線の列車が発着する1番線に比べ、

2番線ホームは長さが極端に短いのでした。

ホーム端部にある頭端式ホームだから…はわかるのですが、

そもそも国鉄時代から、

氷見線の列車は終点・氷見駅1番線ホームに到着すると

すぐに折り返して高岡駅に向かうダイヤが組まれてたのです。

となると、この2番線ホームの存在理由がいまひとつわからず。

なのに列車が発着することがない現在も

通常の旅客ホームとして扱われているのですよね。

 

ここから先はあくまでも個人的な仮説ですけど、

氷見線が敷設された当初から、

氷見駅と七尾線・羽咋駅までを結ぶ氷羽(ひう)線建設の計画があり、

この2番線は氷羽線の列車が発着するホームとして

造られたモノだったのではないかと。

当の氷羽線は、現駅舎が竣工した翌年の昭和34年に

起工式が行われたそうですけど、実際は工事が進められることはなく、

計画は頓挫、「幻の路線」になってしまったんですって。

氷羽線の線路は高岡駅方向に伸びる計画だったそうですから

辻褄が合う話なのですけど…

こんな空想で楽しめちゃうから駅趣味は止められないんすよね。

 

氷見駅は氷見線の終点で線路はここまで。

氷見線・氷見駅

 

国鉄時代は小松製作所に続く専用線がここを起点に伸びていた他に、

構内には除雪車を方向転換させるための手動式転車台もあったそうですよ。

氷見線・氷見駅

 

他にも、市中心部にはハットリくんのカラクリ時計など

面白そうなものが沢山あるようですけど、

時間が無いので市内探索はここまで。

氷見線・氷見駅

藤子不二雄Ⓐ先生の出身地が氷見市だそうです。

 

最後に、駅から歩いて5分の場所から見える富山湾を眺めて帰ってきました。

氷見線・氷見駅

氷見線・氷見駅

う~ん 夏の匂い最高です!

来年もまた北陸に来たいなぁ。

現地にいられる有効時間を考えると

飛行機よりも新幹線の方が絶対に有利なのですが、運賃の高さがね…。

せめて「えきねっと」の「トクだ値」(早割)が

新幹線の乗り継ぎに対応してくれると助かるのですけど。

 

 

訪問駅リスト(JR線)
氷見線

 

↑(高岡駅方面)

越中中川駅(平成29年7月27日)

能町駅(平成29年7月27日)

伏木駅(平成29年7月27日)

越中国分駅(平成29年7月27日)

雨晴駅(平成29年7月27日)

島尾駅(平成29年7月27日)

氷見駅(平成29年7月27日)

 

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