皆さま、おはようございます!

 

木造駅舎が好きで、今までにいろんな駅舎を見てきましたけど、

こんな駅舎は初めてでした。

何が違うかって?

見てくださいよ、すぐに異変に気付くはずです。

氷見線・越中中川駅

どひゃ~!!!

こちらは富山県高岡市内にある

氷見線・越中中川(えっちゅうなかがわ)駅でした。

大正5年に開業した駅だそうで、

戦前に建てられた駅舎であることは間違いないと思いますが…

その駅舎を平成13年に地元高校の生徒さんたちが塗り替えたそうです。

現在のデザインは平成21年に再度塗り替えしたモノみたいですね。

それにしても、越中中川駅の派手なことときたら…

 

正面から見る。

氷見線・越中中川駅

 

よく見ると、四季の移り変わりが描かれているのですよね。

順序がバラバラですが。

氷見線・越中中川駅

 

イラストが描かれてリるのは正面だけではありません。

側面やホーム側ご覧の通りですよ。

氷見線・越中中川駅

おそらく、数日間に渡って描かれたイラストなのでしょうけど、

駅の利用者はどんな気持ちで見てたのでしょうね?

ピンクのペンキが現れた時は、さぞビックリしたのではないかと。

でもでも、結果は素晴らしい仕上がりだったのではないでしょうか。

 

初回の塗り替えが平成13年で、2回目が平成21年。

8年周期で駅舎が塗り替えられてると考えると、次の塗り替えは…

平成29年(今年)じゃないですか!

氷見線・越中中川駅

現在は駅舎がとてもキレイな状態ですので、

すぐに塗り替えられるわけではないと思いますが、

塗り替えの際は流行の「萌え絵」だけは避けてくださいね。

あれには流行があって、すぐに古くなりますから。

 

派手な外観に対し、駅舎内は塗り替えはされておらず、

オリジナルの状態を保っておりましたよ。

中が派手だと落ち着かないので、これで正解。

氷見線・越中中川駅

氷見線・越中中川駅

 

越中中川駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。

氷見線・越中中川駅

 

古い書籍によると、越中中川駅はかつて、

列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造だったらしい。

国鉄末期頃になると、片面のホームは使用されておらず、

線路も剥がされていた…とのことですけど、

果たして廃止されたホームはどこにあったのやら?

氷見線・越中中川駅

 

そこで昭和50年に撮影された航空写真を見てみると…

氷見線・越中中川駅

確かに反対側にもホームがありました。

ホーム上にはでっかな待合室の姿も見えますよね。

写真に写る空き地には現在、高岡文化ホールがあり、

ホーム跡はその緑地帯に変わってしまったようです。

この写真を見て、昔は向かいにホームがあったなんて、

誰も思わないだろうなぁ。

 

駅舎を眺めている最中に氷見駅行きの列車が到着しました。

氷見線・越中中川駅

 

この日は夏休み中だというのに大勢の高校生が下車してましたよ。

氷見線・越中中川駅

ここは高岡高校や駅舎をデザインした高岡工芸高校、

龍谷高校の最寄り駅らしい。

高岡工芸高校の卒業生を見たら、藤子・F・不二雄先生のほか、

「きまぐれ☆オレンジロード」のまつもと泉先生もいらっしゃいました。

自分、ひと時、まどかに恋していた痛い時代があったな…

よくよく考えたら、高岡工芸高校って

スゴイ先輩を輩出している高校じゃないですか!

 

そんなことを考えてたら、この絵もすごい作品に見えてきました。

氷見線・越中中川駅

…というわけで、アートな駅舎を見たい方は越中中川駅にぜひ!

 

 

訪問駅リスト(JR線)
氷見線

 

↑(高岡駅方面)

越中中川駅(平成29年7月27日)

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氷見駅(平成29年7月27日)

 

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