皆さま、おはようございます!
今朝は千歳線・南千歳(みなみちとせ)駅の訪問記でしたが…
あらふぉ世代以上の年齢の鉄道ファンには、この駅、
千歳空港駅の方が馴染み深いのではないでしょうかね?
昭和55年に開業した、国鉄初の空港アクセス駅でした。
駅名に「空港」が付く国鉄駅として、当時は話題になりましたっけ。
平成4年に新千歳空港駅が開業したのに伴い、
現在の南千歳駅に改称されました。
ちなみに千歳空港駅が開業した昭和55年のダイヤ改正では
千歳線・室蘭本線が電化され、
札幌駅-旭川駅間で運行されていた特急「いしかり」は
区間を室蘭駅まで延長して特急「ライラック」に変更。
781系電車が稼働を始めたのもこの機でした。
あの日から36年が過ぎ781系電車は引退、
後継車の785系電車も来年度末までに引退が発表されました。
そして明日からは、一度は消えた「ライラック」の名称が復活するとか。
展開が早すぎて、おっさん、着いてゆけませんって。
開業当時は鉄道~空港の乗り換えだけが使命の駅でしたので
駅にはわずかな出入口しかありませんでしたけど、
のちに駅前広場が整備されて、現在の北側出口が完成しました。
この広場からはフェリーターミナル行のバスも発着します。
空港だけでなく、フェリーのアクセス駅でもあったのですね。
北口エントランスから通路を渡って南千歳駅に進入します。
通路の先にコンコースがありますが、
千歳空港駅時代は空港施設の一部として機能していたために、
改札口付近は、空港カウンターのような造りだったようです。
駅舎内に当時の写真が掲げられてましたよ。
同じ場所の現在の様子です。
洒落っ気が薄れたように思うのは気のせい?
改札口を抜けてホームにイン。
南千歳駅は島式ホーム2面4線構造です。
千歳線の他に、空港線、石勝線が分岐するターミナル駅ですので、
線路構造も複雑ですね。
お隣にある美々駅は今日が営業最終日。
この駅名標も本日で見納めですぜ☆
ターミナル駅らしく、ホームには駅弁売り場もありましたよ。
JR北海道では車内販売の中止が相次いでますし、
ホームの上の駅弁売り場の存在は、本当にありがたいです。
こちらは、昨年3月のダイヤ改正で消滅してしまった、
特急「スーパーカムイ」の延長で運行されていた快速エアポートでした。
快速なのに特急型の電車に乗れるお得な列車だったのに…
785系電車が来ない現在の新千歳空港駅は、
スジャータを入れないコーヒーと一緒だわ。
さてさて、南千歳駅は元は空港アクセス駅だったと書きましたが、
実は今でも当時の遺構が残っているのですよ。
ここが南千歳駅最大の見どころと言って間違いないでしょう。
現在の新千歳空港が開業したのは昭和63年のこと。
南千歳駅(千歳空港駅)は、それ以前から存在していた
千歳空港(千歳飛行場)の最寄駅でした。
駅舎内に飾られていた、千歳空港駅開業当時の写真からもわかる通り、
当時は、駅と空港ターミナルが連絡通路で結ばれていたのです。
写真の中央上に写るのが千歳空港駅(南千歳駅)、
そこから通路が伸びているのがわかりますよね。
千歳空港ターミナルビルは新千歳空港開港後に撤去されましたが、
連絡通路は今でも一部が残っているのですよ。
コンコースから見える奥の薄暗い場所が、その入り口です。
こちらがかつての空港連絡通路です。
現在はほとんど使われていないためか、まるで廃墟のようですね。
通路の突き当たりです。
ここは物置として使われているのかしら?
途中に怪しげな出入口がありますが、
これが千歳空港駅時代に存在していた出入口だったみたいですね。
外から連絡通路の様子を眺めました。
昔はこの先に旅客ターミナルがあったんだ…
昭和55年に開業したばかり歴史の浅い駅だというのに、
駅ファンだけではなく、廃墟マニアをも唸らせる南千歳駅、
侮れませんぜ。
さーて、明日はJRのダイヤ改正日です。
仙台地区の719系電車の置き換えも大分進行したようですし、
そろそろ乗り収め酒飲み会も考えなくては。
↑(沼ノ端駅方面)
植苗駅(平成28年8月29日)
美々駅(平成28年4月4日)
┏ 新千歳空港駅(平成27年6月2日)
南千歳駅(平成27年6月2日)
千歳駅(平成30年4月26日)
長都駅(平成30年4月26日)
サッポロビール庭園駅(平成31年4月16日)
恵庭駅(平成31年4月16日)
恵み野駅(平成31年4月16日)
島松駅(平成31年4月16日)
北広島駅(平成30年5月31日)
上野幌駅(平成31年4月16日)
新札幌駅(平成31年4月18日)
平和駅(平成31年4月16日)
↓(白石駅方面)
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