大橋美沙さんの絵。圧巻です。
見れば見るほど新しい発見があって
宝探しのようにずーっと見ていられて
体がフワーッとするような時間。
絵が飾ってあるのは神奈川県相模原市の小学校。
素晴らしい絵をたくさん見せていただきました。
画家は大橋美沙さん。
パラリンアーティストとしてTVや新聞でも
紹介されています。
以下にご紹介する絵本が
美沙さんが通信制高校で制作した『かなわね』
学習障害ディスレクシアを抱える
かなちゃんが見た学校の窮屈さ。
がんばってもできない苦しみや悲しみが、
心の痛みを伴うエピソードで表現されています。
たくさんの貴重なお話をありがとうございました
↑こちらの2つセットの作品をご紹介しますね。
左側は交流級の生徒の頭の中。
(美沙さんは、中学は自ら支援級を選択。
支援級の児童生徒が、通常級と交流することはよくあります)
いろんなことを考えていても、
テトリスがハマるように情報を処理していける。
美沙さんからはそう見えたようです。
右側は美沙さんの頭の中。
多彩な世界が繰り広げられています。
こんな素晴らしい絵。
美沙さんにしか描けません。
皆は美沙さんを羨ましいと言う。
けれど私は、皆が羨ましかった。
(関係ないことが頭に浮かんでも
授業に参加できる、通常級の人たちが)
そんな心情から、絵のタイトルは
『ないものねだり』だそうです。
美沙さんが美大の時に制作した数々のアート。
SNSでは見せていただいていましたが
実物の質感。
訴えかけるエネルギーが違いますね。
アートでしか表現できない力を感じました。
私は子どもの言語力を高める仕事をしているけれど、それだけじゃないんだなって。
言語優勢の世界では生きにくい人もいる。
そう感じた一日でした。
さらに、パラリンアーティストという
肩書きは確かにそうなのだけど
純粋に美沙さんの絵がすごい!
そこから伝えたい気持ちもありました。
発達障害はその人を表す側面の一つに過ぎない
と常に思っています。
真っ先に伝えたいその人らしさは
障害なのだろうか?と。
「どう表現したらいいかな?」
そうお母様のみぽりんに相談したら、
「まこるちゃんの好きなように書いていいよ」
と言ってもらえました
私の持っている一冊。泣いてしまうのであまり
読めないのですが、ぜひ読んでみてください。
▼大橋美沙さんのご活躍
▼星山麻木先生 オフィシャルサイト