の続きです。
私は良くも悪くも先を見据えるタイプ。
高校卒業後の進路から考えた体験談になります。
中学校へ進学するときに
「支援級をすすめられたけれど通常級に進む」
ケースは多いです。
ですが、中学校の支援級に在籍し、
たとえ内申点が出ないとしても
入学できる私立高校は広がっています。
(公立高校は厳しいところが多い気がします)
私はマーケティングで
「高校名」を扱うことがあります。
通信制高校は、全国的に勢いがありますね。
個々の特性に応じた、手厚いサポート体制を
アピールした学校も増えています。
通信制高校(サポート校)の最大のデメリットは
お金がかかることでしょうか💦
お金の件は大きすぎますが
急速な少子化で、私立学校は存続の危機。
入学の間口は広がるだろうと予想しています。
2020年頃、
支援級がふさわしかった生徒の
大学での取り組みを比較した話を聞けました。
※大学進学なので、母数は多はありません。
私は大学進学には詳しくないので、
全体的なことはわかりません。
「特別支援が行き届いた環境下」の事例になります。
特別支援教育を受けてきた学生と、
そうでない学生の比較から
見えたのが次のようなことです。
特別支援教育を受けてきた学生は、
自分の苦手(障害)と向き合っている。
そのうえで、苦手だから〜〜するという、
対処法のような考え方を身につけている。
それに対して
支援級を避け、通常級で教育を受けてきた学生は
劣等感は持っているが
自己分析がうまくできていない。
自己分析の差を生む要因の1つが
支援級の「自立活動」にあるのではないか?
という分析があります。
支援級には「自立活動」という特別に設けられた指導領域があり、
一人ひとりの障害の状態に合わせて、具体的な教育が構築されます。
自分の苦手なことに向き合い
「自己理解」をしたうえで、どうするか?
その術を学習するのです。
自己理解、大切!皆に。
通常級では総合的な学習の時間、進路学習として実施しますが、
そこまで時間を取れない中学校が多いのではと思います。
「英語や数学」に一定の時間を費やすよりも
(英語や数学ができるならそれで有意義ですが)
系統だった「教科によらない本人に合わせた自立活動」の方が
世の中に出てから生きると思います。
「支援級は環境調整されたいいところですよ」
と私が言っても
今の教育の枠組みや、社会の風潮では
通常級を選ぶ気持ちはわかります。
辛い経験をした方の話も聞きます。
「うちの自治体は違う!」
と言われれば、そうなのだと思います。
通常級と支援級。
その垣根が低くなり、行き来もしやすく
社会に多様性が根付いていくことを願います。
微力ながら自分も
できることに取り組んでいきます。
私は、企業・学校・療育施設で働いたり、
転職したり、迷いながら進んできました。
お話していただけたらありがたいです。