右矢印就学相談① 通常級にいれば揉まれて強くなる?

右矢印就学相談② 支援級から通常級には行けない?

の続きです。

 

 

今回は就学相談に関する話ではありませんが、

私は良くも悪くも先を見据えるタイプ。

 

高校卒業後の進路から考えた体験談になります。

 

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中学校へ進学するときに

「支援級をすすめられたけれど通常級に進む」

ケースは多いです。

 

 

ですが、中学校の支援級に在籍し、

たとえ内申点が出ないとしても

入学できる私立高校は広がっています。

 

(公立高校は厳しいところが多い気がします)

 

 

 

私はマーケティングの中で

「高校名」を扱うことがありますが

 

通信制高校は、全国的に勢いがありますね。


個々の特性に応じた、手厚いサポート体制を

アピールした学校も増えています。

 

 

 

通信制高校(サポート校)の最大のデメリットは

お金がかかることでしょうか💦

 

 

お金の件は大きすぎますが

急速な少子化で、私立学校は存続の危機。

 

入学の間口は広がるだろうと予想しています。

 

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2020年頃、

支援級がふさわしかった生徒の

大学での取り組みを比較した話を聞けました。

 

 

※大学進学なので、

母数が多くないことは承知しています。

 

私は大学進学には詳しくないので、

全体的なことはわかりません。

 

「特別支援が行き届いた環境下」

の事例にはなります。

 

 

 

特別支援教育を受けてきた学生と、

そうでない学生の比較から

見えたのが次のようなことです。

 

 

 

特別支援教育を受けてきた学生は、

自分の苦手(障害)と向き合っている。

 

そのうえで、苦手だから〜〜するという、

対処法のような考え方を身につけている。

 

 

それに対して、

 

 

支援級を避け、通常級で教育を受けてきた学生は

劣等感は持っているが

自己分析がうまくできていない。


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自己分析の差を生む要因の1つが

支援級の「自立活動」にあるのではないか?

という分析があります。

 

 

支援級には「自立活動」という

特別に設けられた指導領域があります。

 

(心理的な安定・コミュニケーションなど

6つの区分があります)

 

 

そして、

一人ひとりの障害の状態に合わせて、

具体的な教育が構築されます。

 

 

自分の苦手なことに向き合い

「自己理解」をしたうえで、どうするか?

その術を学習するのです。

 

 

 

自己理解、大切!

 

これは皆に大切です。

 

通常級では総合的な学習の時間、

進路学習として実施しますが、

そこまで時間を取れない中学校が

多いのではないでしょうか。

 

 

通常級で学ぶ「英語や数学」に一定の時間を費やすよりも


(英語や数学ができるならそれで有意義ですが)


 

系統だった「教科によらない本人に合わせた自立活動」の方が、

世の中に出てから生きると思います。


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「支援級は環境調整されたいいところですよ」

と私が言っても

 

今の教育の枠組みや、社会の風潮では

通常級を選ぶ気持ちはわかります。



辛い経験をした方の話も聞きます。


「うちの自治体は違う!」

と言われれば、そうなのだと思います。

 

 

 

通常級と支援級。

その垣根が低くなり、行き来もしやすく

社会に多様性が根付いていくことを願います。

 

微力ながら自分も

できることに取り組んでいきます。

 

 

 

 

私は、企業・学校・療育施設で働いたり、

転職したり、迷いながら進んできました。

お話していただけたらありがたいです。

 

 

 

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