右矢印ほめないことが正解① 

右矢印ほめないことが正解② 
右矢印ほめないことが正解③

の続きです。

 
スクールカウンセラーの先生(以降SC)
と話す機会がありました。
 
むーちゃんがAちゃんにしてきたこと。
私は語りました。
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昨年と今年、どちらの担任も
むーちゃんをとても褒めてくれたこと。
 
「むーちゃんのおかげで
Aちゃんは登校できている。
本当にありがとうニコニコ
 
感謝の言葉をもらっていることも伝えました。
 
 
 
するとSCはひと言。
 
「そんなこと言われたら
プレッシャーになるじゃない!
イヤだって言っていいのよ?」
 
 
SCといえば
不登校児に寄り添うことが重要な役割の一つ。
 
そのSCから
”まずは学校に来ている児童の気持ちが尊重されるべき”
と具体的に話してくれました。
 
「学校はいいことばかりじゃない。
みんなイヤなことがあるわよ。
 
△△をして先生に怒られたとか、
苦手な××のテストがいやだ、とか。
 
そういうイヤなことの中で、通っているのよ。」
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当ブログは時系列に沿って、
私の心情をつづっています。
 
SCの言葉かけは自然な流れに
感じられるかもしれません。
 
しかし私は
出来事をそこまでわかりやすく伝えられてはいないです。

 
瞬時の判断で
褒めたらプレッシャーになる
そうねぎらってくれたSC。
 
このときの言葉が、どんなにうれしかったか。
どんなに救われたか。
私たち母娘が本当に欲しかった共感先でした。
 
スクールカウンセラーの才覚とは
こういうことなんだと肌で感じました。
 
 

それからSCは

「うーん、どうしたらいいかしらね?」

 

具体的な解決策があったわけではありませんが…


「むーちゃんも私のところ(相談室)にお話に来たら?」

とガス抜きを勧めてくれましたニコニコ

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この話は

おうちの方より先生の立場になりますが…

 

子どもができている部分を褒めるのは

価値づけしやすい。

さらに、褒める自分も心地よいものです。

 

 

でも子どもは

褒められたらマイナス感情が吐き出せない。

期待されたら応えようと思う。

 

「いい人になりたい」と願っている

まっすぐな低学年児なら、なおさら…。

 

私はどちらの担任の先生も大好きです。

 

皆に平等に接する担任の立場で

「褒めない選択」ができるか?

 

不登校児を支えている子どもを褒めず、

「イヤなら先生に言ってね」

と提案できるか?

 

簡単ではないと思います。

 

しかし、大切な姿勢を娘が教えてくれました。

 

褒める・褒めない?

叱る・叱らない?

 

両極端でも、単純でもない話ですよね。

 

上位概念を吸い上げるとしたら…

子どもの本音を聴こうとする。

 

それが私の見つけられる精一杯の言葉です。

 

SCは私のキャリア相談にも乗ってくださいました。

 

「子どもの発達の支援者側で働きたいのであれば、

自分の経験を元には絶対にできない。

 

早く現場を確保して、たくさんの子どもを見ることが大切。

それが叶う一番取りやすい資格(保育士)から取れば良い」

と道しるべをくださいました。

 

 

40歳を過ぎて通信大学への入学したのも

そして今日の私があるのも

このときのSCのおかげですピンクハート