■ Eddie's Place
エレンは食堂に雇われることになり、その二階に住んだ。
しかし経営者のエディーは何か悪いことをしているようである。
ある夜エディが手にケガをして帰ってきた。エレンは手当てをした。次の日刑事にエディのことを聞かれた。


製作年:1955、監督:Roy Kellino、脚本:Willard Wiener、Herbert Abbott Spiro、Buck Houghton


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 エレン(アイダ・ルピノ)
 エディー(ウィリアム・タルマン) 食堂経営
 マー(キャスリン・カード) 従業員
 オリー(?) 客、エディの仲間
 ダン(ルイス・ジーン・ヘイト) 客、実は刑事

本作はテレヴィで流された映画で30min程度。なのでストーリーは枝葉がなくシンプル。

原題の「Eddie's Place」はエディが経営する店の名前。

ウィリアム・タルマンはアイダ・ルピノ監督の「ヒツチ・ハイカー」で怖~~い犯人のエメット・マイヤーズ役。
 


■ あらすじ

◆ エレンは車に乗せてもらった

エレンは暗い夜道を歩いていた。今までこき使われて来た農場を逃げ出してきたもの。

車が通りかかり話しかけられた。サンフランシスコに行くとのことで乗せてもらう。

相手の名前はエディー。

◆ 食堂に勤務する

サンフランシスコというのは嘘で、途中の町で止まった。海の近くである。

エディは小さな食堂を経営していた。客はあまり来ない。

エレンは、ここで働くことになった。マーと言う女性が働いている。

エディは食堂の二階に住んでいる。別の部屋が空いているのでエレンもそこに住むことになった。

◆ しかし怪しい

食堂で働き始めたが、少したって怪しいことに気がついた。

なんか風采の怪しい男が入ってくる。エディと話す内容がきな臭い。犯罪に関係しているようである。

しかしマーは気にしていないようである。

また船が海賊に襲われたという話も聞いた。

◆ エディがケガを

夜、窓から外を眺めていると男がヨロヨロと通りを歩いている。

エレンはカーテンを閉めてソファに座った。

ドアがノックされてエディが入ってきた。手にケガをしている。エレンは手当てをした。消毒をして包帯を巻いた。

なぜケガをしているのか聞こうとしたが止めた。

◆ 刑事に聞かれた

次の日、客の一人ダンに誘われて場末のクラブに行った。

ショーを見て食事をした。その後にダンは話を切り出した。ダンは刑事だった。

「昨日の夜のエディの居所は?」。

ジョーンはエディのアリバイが若干怪しいことは分かったが、証言を拒否して席を立った。注、もともとエディがどこにいたかは知らない。自分の部屋にいなかったことは分かる。

◆ 店を辞めてでていこうとする

アパートに戻ったエレンは荷物をまとめた。証言は拒否したが、前から感じていたように、やはりエディは怪しい。

エディが入ってきた。ダンと会ったことは知られており「何を聞かれた?」。

「何も言ってないわ」「(手をケガしたのは)事故だった」。

このように展開する。しかしそれでもエレンは出て行こうとする。

エディは手の包帯を解いて両手に持ってエレンに迫った。エレンはいったん抑え込まれたが押し返した。イスを持ち上げて殴った。

逃げ出した。ドアを開けた。90度方向転換して階段を駆け下りる。

エディも追いかけてきた。しかしエディは勢い余って転落した。
 


■ 出演作

アイダ・ルピノ
(1941)ハイ・シェラ/High Sierra
(1941)生きてる死骸(生きてゐる死骸)/Ladies in Retirement
(1948)秘境/Lust for Gold
(1952)危険な場所で/On Dangerous Ground
(1976)巨大生物の島/The Food of the Gods
(1948)深夜の歌声/Road House
(1953)二重結婚者/The Bigamist
(1942)夜霧の港/Moontide
(1954)地獄の掟/Private Hell 36
(1955)悪徳/The Big Knife
(1941)海の狼/The Sea Wolf
(1952)優しき殺人者、記憶が途切れる男/Beware, My Lovely
(1956)口紅殺人事件/While the City Sleeps
(1950)逃亡する妻/Woman In Hiding