■ Naughty Marietta
公爵の娘マリーはスペイン貴族との結婚を嫌ってルイジアナに逃れた。
マリーはウォリントン大尉と親しくなり、また劇場で歌った。
しかし公爵と婚約者が現れて、連れ戻されることになった。マリーとウォーリントンは駆け落ちした。


製作年:1935、監督:W・S・ヴァン・ダイク、原作:リダ・ジョンソン・ヤング


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 マリー/マリエッタ(ジャネット・マクドナルド) 公爵の姪
 Prince de Namour de la Bonfain(Douglas Dumbrille) マリーのオジ
 ドン・カルロス公爵(Walter Kingsford) マリエッタの婚約者
 リチャード・ウォリントン(ネルソン・エディ) 大尉
 ガスパール・ダナール総督(フランク・モーガン)
 ダナール夫人(エルザ・ランチェスター)

本作は105分だが、主演二人が何曲も歌うので、ストーリーはわりとシンプル。
 


■ あらすじ

◆ 婚約者を嫌って新大陸へ

フランス公爵の姪マリエッタはスペインの公爵ドン・カルロスと結婚することになった。俗にいう政略結婚である。

相手とは会ったこともないので風貌は分からず、また他に恋人もいなかったが結婚したくはなかった。

当時フランス領の新大陸のルイジアナに向かう船があった。ルイジアナでは男性過多の状態であり、結婚を希望する女性を乗せてニューオーリンズに向かう。

マリエッタはマリーと名前を変えて船に忍び込んだ。

◆ 海賊に襲われたが助けられた

同行の女性たちと「どんな男性がよいか?」と話すが、マリーは答えないので、女性たちは不思議がる。

航海は順調に進んだが、到着直前に海賊に襲われた。女性たちは捕らわれて上陸した。

ここでフランスの傭兵隊が現れて海賊と渡り合った。隊長はウォリントン大尉。

海賊は征伐されて無事にニューオーリンズに到着した。

◆ 劇場で歌を歌う

当初の目的通り、女性たちは当地の男性と出会い、気が合った者同士がペアとなった。

当然ながらマリーには男性からの申し込みがあるが、マリーは断った。

マリーは結婚するつもりはないので逃げ出した。

劇場があり、マリーは得意の歌を披露し、そこで働くことになった。

◆ ウォリントン大尉とラヴラヴ

さてウォリントンは、見かけた時からマリーを好きになった。ウォリントンは劇場にいるマリーを発見した。

たびたび劇場に現れてマリーに積極的にマリーにアプローチした。

ウォリントンはいい男だったので、惹かれないわけではなかったが、マリーは無視した。それで二人の間には小競り合いが続いた。

しかし次第に小競り合いは少なくなっていき、ラヴラヴ状態となった。

◆ 婚約者が現れた

当然そのままで済むわけはなく、オジの公爵とドン・カルロスが現れた。

マリーは発見され総督邸に連れ込まれた。このままいけばドン・カルロスと結婚という事態になる。

出発の日程が決まり、前日にパーティが催された。

◆ ウォリントン大尉と逃げ出す

バーティが終わった。いよいよ出発というとき、スキを見てウォリントンが忍び込んできた。

二人は屋敷を抜け出して駆け落ちした。
 


■ 出演作

◆ エルザ・ランチェスター
(1946)らせん階段/The Spiral Staircase
(1950)海の無法者/海賊の女/BUCCANEER'S GIRL
(1952)アンドロクレスと獅子/Androcles and the Lion
(1935)浮かれ姫君/Naughty Marietta
(1942)激闘/ベンジャミンの復讐

◆ ジャネット・マクドナルド
(1935)浮かれ姫君/Naughty Marietta
(1936)桑港/サンフランシスコ/San Francisco

◆ フランク・モーガン
(1935)善意の妖精/Good Fairy
(1935)浮かれ姫君/Naughty Marietta
(1940)街角 桃色の店/ピンクのみせ/The Shop Around the Corner
(1941)無法街/Honky Tonk