以前、琵琶湖そばの【いるだけで癒しになりそうな】カフェの話をしたかと思いますが(【琵琶湖カフェ】)、2月のどこかで、その場所に行こうと思っています。いい機会なので、そこでカウンセリングができればと思っています。その場所の感想等こちらから聞きたいこともあるので、今回は3,000円/時間(通常は5,000円)にさせていただきます。ご希望の方は、info@arys.jpまでメールをください。場所は、滋賀県雄琴市(雄琴駅そば)です。詳細はメールでご説明します。お待ちしています。

どんなカウンセリングをしているかについてはこちら↓
【ARYS coufe】 
年末年始でゆっくりしたから、疲れは取れているはずなのに、すでに何だか疲れてしまっていることってありませんか?たぶんそんなときは、【体の疲れ】はとれたけど【こころの疲れ】はとれていないということ。

【休むということ】に対して罪悪感を感じる人は結構多い。社会的な見方としても、ぼーっとしていたり、仕事をずっと休んだりする人に対して「怠け者」とか「だらしない人」というネガティブなレッテルを貼ってしまうように思います。それゆえに、なんだか休みたくても休めない、つねにしっかりしていないといけない、という暗黙のプレッシャーを感じながら日常を過ごしがち。それがストレスとなってこころの中に蓄積されて、なんだか疲れちゃう。体は数日間ゆっくりすれば回復するかもしれないけど、こころの中はせわしなさが続いていてたとすると、疲れなんてとれないですよね。

休んでもいいんだと思いますよ。何もしたくない、ぼーっとしたいときはこころの中のストレスが危険水域を超えてしまってSOSを出しているとき。毎日頑張っているのだから、たまには何もしなくたっていいんだよ。周りの人がどう言おうが、自分のことは自分が一番良く知っている。こころのSOSを自分で認めて、とりあえず一日、思うがままにすごしてみてはいかが。それだけでも違いますよ。
著者: 江國 香織
タイトル: 間宮兄弟
明信と徹信という二人の兄弟が繰り広げる恋愛物語。二人とも全く女性にもてず、恋愛経験はゼロ。二人で仲むつまじく同居をしていて、その様子は最初「げげっ」という感じ。でも慣れてくるとだんだん愛着がわいてきました。

二人ともいわゆる「いい人」で、なんだか女性も日常のせわしなさを忘れて「ほっ」とする。それぞれの好きな人と恋愛を成就させるために奮闘する様子がなんだかほほえましくて、「頑張れ!」といってしまう、そんな物語です。

江国香織の小説は、ラストがちゃんとあるというよりは、「ほわーっ」とそのまま余韻になってしまうのが多いように思いますが、この小説もそのまま続いていきそうな、そんな感じ。
著者: 村山 由佳
タイトル: キスまでの距離―おいしいコーヒーのいれ方〈1〉
『天使の卵』『天使の梯子』を読んで、この作者に興味を持ったので昔の小説を読んでみました。

この小説は、高校二年生の勝利のところにいとこが二人やってきて、3人で暮らし始めることからはじまる。そのうちの一人が5歳年上のかれん。昔会った時と比べてきれいになったかれんに一目ぼれ。しかも勝利の高校の美術教師として赴任。すごい近い距離の中でかれんへの想いを高めていく。

いとこだと思っていたかれんが実は・・・っていう話もあって、急速に二人の距離が縮まっていく様子が書かれています。お母さんを小さいころに亡くしてしまって、人の世話はするけど自分のこころの殻をすごく厚くしてしまっている勝利が、かれんとの出会いでこころの中にしまっていた感情を表に出していく。一方かれんは、これまで誰にも話せなかったことを勝利に話し、受け止めてくれたことで自分のこころの殻を薄くしていく。お互いの居場所を見つけることができたんだなあという感じがしました。

この作者の小説はなんだかすごく身近な感じがして、すらすらと読めてしまう。ちょっとTVドラマっぽいなあと思うところもありますが(笑)。この小説は6つの「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズになっているようです。次のも読んでみたいと思いました。
今年はどんな年にしたいですか?

先に何が起こるかは誰にもわからないけど、【こうしたい】という気持ちを持つと、その通りになったりしますよ。

お正月にのんびりしながら、そんなことを考えてみてはいかが。

僕がこれを本格的にやろうと思ったのも去年の正月。もう一年たつんですね。今年はもう少し前に進んでいきたいと思います。

皆さん、今年もよろしくお願いします。

○。

一年を越すことができました。ありがとう。
『天使の梯子』の元となっている小説。『天使の梯子』で登場した歩太と春妃の物語です。春妃は当時歩太と付き合っていた夏姫のお姉さん。歩太はそれを知らずに一目ぼれをする。知ってからも彼の想いは消えることなく、春妃を想い続ける。

【手に入れると決めたら絶対あきらめない、強さや激しさ。】

春妃は夏姫に対する罪悪感を抱きながらも、徐々に歩太に惹かれていく、その戸惑いと逆らえない感情との狭間で揺れる様子が描かれています。

【理性】で考えると絶対にありえない関係。でも、【感情】では本当に相手が大事な存在なことがわかっている。【理性】をとると理解はできるけど自分のこころの中の【納得感】が生まれてこない。【感情】をとると自分の行動に罪悪感を持ってしまう。本当に大事な人であればなおさら。人はその狭間に揺れながら、悩んでいくのかなと思います。【理性】を選択してしまう人が多いような気がするけど、【理性】で覆い隠してしまった【感情】はこころの傷となって残る。これは時間がたっても残り続ける。春妃がもし歩太と付き合うことをやめていたら、ほっとする反面、こころの中での寂しさを抱き続けていたのかなと思いました。

歩太の春妃に対する感情は、一目ぼれではあったけれど、春妃の内面にある【寂しさ】【弱さ】を感じ取っていた。それが何かは分からなくとも、彼女を自分が守り、元気にしたいという想いだったのでしょう。自分がそばにいながら、彼女の【こころの殻】を薄くする助けをするということ。同時に彼の中の【こころの殻】も彼女の前では薄くなる。お互いのこころの殻が薄くなってこころがつながっていく関係、そんな相手をお互いが見つけることができたんだなと感じました。

ラストはあまりに悲しく、余韻を残させる。二人がどうなるかは『天使の梯子』で知ってしまっていたのだけれども、やっぱり悲しい気持ちになりました。

これを読んだ後、もう一度『梯子』を読んでみようかなと思います。また受け取り方が違いそう。

小細工のない、ストレートな小説。二冊まとめて是非。
主人公は作家。彼のファンだといって接近してきたはるか。彼女の積極的で直接的なアプローチに彼も惹かれていき、付き合いを重ねるようになる。毎日のメールのやりとり。でも彼の奥さんにその付き合いがばれる。彼女にも付き合っている人がいたことを知り嫉妬心を抱く。

一読するとあまりに積極的な彼女に振り回される男を描く不倫話なのですが、その彼女の裏側にすごい【寂しさ】を感じる小説です。信じていた相手(前夫)に裏切られた深いこころの傷、それでも本当に彼を愛することができた喜びと不安、こういったものが彼女の行動に現れているようで、なんだか切なくなりました。主人公の一人称で話が進んでいくのですが、主人公の淡々さとの対比でよけいに彼女のこころの動きが感じられる小説です。

この作家の小説は妙にこころに残る言葉があります。最後にそれをいくつか。

『嫉妬する私は四度苦しむ。嫉妬に苦しみ、嫉妬している自分を責めて苦しみ、自分の嫉妬があの人を傷つけることをおそれて苦しみ、嫉妬などという卑俗な気持ちに負けたことで苦しむのだ。つまりは、自分が排除されたこと、自分が攻撃的になっていること、自分が狂っていること、自分が並の人間であることを苦しむのである。』

『あなたのことを考えると、なぜだか不安な気持ちになる。それでいて、とても勇気づけられる。不安で、怖くて仕方がないくせに、あなたと一緒ならなんでもできそうな気がする。すべてが不確実なときは、すべてのことに可能性がある。』

『愛するという言葉はもともと日本語にはなく、オランダの宣教師によって伝えられたもの。その原義は「大切にする」ということ。』
昨日は、ゴローさんとご飯を食べました。ゴローさんは人材関係の仕事をしている人で、4年ぐらいの付き合いになります。そもそもは私の初めての転職のときに相談に乗ってもらっていたのですが、いつしか飲み友達になってしまいました。

3年前、初めて転職した会社があまりに合わずに、「このままでは自分の人格が変わってしまう」と感じゴローさんに「助けてコール」をしたのが今の付き合いのきっかけだったように思います。あの時は今思うと「うつ病」だったなあ。ゴローさんいわく、顔つきが怪しかったらしいですから。ゴローさんに会社を紹介してもらって、何とか生きながらえることができました。だから【命の恩人】ですね。結局その会社には3年ぐらいいることができましたし。

ゴローさんも会社を辞めて、起業の準備をしているそうです。僕がやっているカウンセリングとゴローさんのやられる人材ビジネスとは接点があるので、「いっしょに仕事ができるといいねえ」と言いつつ、「やっぱり会社員はお互い無理だよねえ」と笑いとばしながら、お互いある種の【怪しさ】を増していることを確認した夜でした。
彼の本も三冊目。三冊読んで、本当に彼の小説が好きだなあと思いました。

皮膚病の薬の匂いを気にして人との接触をできるだけ避けてすごしてきた誠人。そんな誠人の目の前に現れた静流。大学生だけど、子供のようにちっちゃくて色気もない女性。いつしか二人でいっしょにいることが増えてくる。静流は誠人が好き。誠人はクラスメートのみゆきが好き。そんな片思いの中で、不思議と静流はどんどん女性らしくなっていく。でもそれはあることの始まりでもあった・・・。

市川氏の小説にでてくる男性はなんだか皆頼りなさげ。そんな彼をこころから愛する女性がそばにいる。小説の中身はなんだかすごく悲しいんだけど、この小説もふわふわした、やわらかい、あたたかい感じは他の小説と変わらず。この独特の世界観、僕は大好きです。『今会いにゆきます』の映画がすごいことになっているようですが、この小説も是非。
本屋でふと目が留まって『ニート』という本を買って読みました。『ニート』とは、フリーターとも失業者とも違う、【働く意思のない人】のこと。2003年には40万人に及び、今後も増加傾向にあるとのことです。

この本は「何でニートになるのか」「何でニートは働こうとしないのか」ということをインタビューを含めて書いています。最後に作者は「やりたいことを見つけなくてもいい。どうしてもやりたくないことを減らしながら、【やってもいいこと】【興味のあること】【好きなこと】から始めていけばいい」ということを言っていました。

僕にとっては、【やりたいこと】というのは、究極的には【興味のあること】【したいこと】なので、ちょっと最後はピンとこなかったのですが、ニートに限らず、「だれでもニートになりうる」というところには共感を持ちました。

前にも【したいこと】と【できること】というタイトルで日記を書きました。【できること】という視点で考えてしまうと、選択肢ってすごく限られてきちゃう。できると思っていて、できなかったときは自分が駄目な人間のような気がして、それが続くと【できること】もいえなくなってしまう。「これしたい?」ではなくて、「これできる?」という聞き方を多くの人はするから、自然と【したいこと】というのをこころの中で封印するようになってしまうのかなと思います。

「やりたいことがみつからない」という人もいますが、こころのどこかには必ずある。【できるかどうか】というフィルターがかかってしまっているだけ。今は会社に勤めなくても仕事ができる時代になってきた。自分で会社を興すこともやりやすくなってきた。今の常識は10年後の非常識。そう考えると、【したいこと】というのは必ずしもあきらめる必要はないと思います。

【したいこと】をすることって、実は辛いことでもある。逃げ場がなくなったりするからね。でも、できたときの喜びはものすごく大きい。逃げ場はないけど、立ち止まることはできる。行き詰ったときに、自分のこころの支えになるのは【したいことかどうか】ということ。人は好きなことしかできないからね。

あなたが【したいこと】を周りの人達が否定したとき。そんなときはチャンスかもしれませんよ。なぜなら、それがあなただけがもつオリジナリティなのかもしれないんですから。