『天使の梯子』の元となっている小説。『天使の梯子』で登場した歩太と春妃の物語です。春妃は当時歩太と付き合っていた夏姫のお姉さん。歩太はそれを知らずに一目ぼれをする。知ってからも彼の想いは消えることなく、春妃を想い続ける。
【手に入れると決めたら絶対あきらめない、強さや激しさ。】
春妃は夏姫に対する罪悪感を抱きながらも、徐々に歩太に惹かれていく、その戸惑いと逆らえない感情との狭間で揺れる様子が描かれています。
【理性】で考えると絶対にありえない関係。でも、【感情】では本当に相手が大事な存在なことがわかっている。【理性】をとると理解はできるけど自分のこころの中の【納得感】が生まれてこない。【感情】をとると自分の行動に罪悪感を持ってしまう。本当に大事な人であればなおさら。人はその狭間に揺れながら、悩んでいくのかなと思います。【理性】を選択してしまう人が多いような気がするけど、【理性】で覆い隠してしまった【感情】はこころの傷となって残る。これは時間がたっても残り続ける。春妃がもし歩太と付き合うことをやめていたら、ほっとする反面、こころの中での寂しさを抱き続けていたのかなと思いました。
歩太の春妃に対する感情は、一目ぼれではあったけれど、春妃の内面にある【寂しさ】【弱さ】を感じ取っていた。それが何かは分からなくとも、彼女を自分が守り、元気にしたいという想いだったのでしょう。自分がそばにいながら、彼女の【こころの殻】を薄くする助けをするということ。同時に彼の中の【こころの殻】も彼女の前では薄くなる。お互いのこころの殻が薄くなってこころがつながっていく関係、そんな相手をお互いが見つけることができたんだなと感じました。
ラストはあまりに悲しく、余韻を残させる。二人がどうなるかは『天使の梯子』で知ってしまっていたのだけれども、やっぱり悲しい気持ちになりました。
これを読んだ後、もう一度『梯子』を読んでみようかなと思います。また受け取り方が違いそう。
小細工のない、ストレートな小説。二冊まとめて是非。
【手に入れると決めたら絶対あきらめない、強さや激しさ。】
春妃は夏姫に対する罪悪感を抱きながらも、徐々に歩太に惹かれていく、その戸惑いと逆らえない感情との狭間で揺れる様子が描かれています。
【理性】で考えると絶対にありえない関係。でも、【感情】では本当に相手が大事な存在なことがわかっている。【理性】をとると理解はできるけど自分のこころの中の【納得感】が生まれてこない。【感情】をとると自分の行動に罪悪感を持ってしまう。本当に大事な人であればなおさら。人はその狭間に揺れながら、悩んでいくのかなと思います。【理性】を選択してしまう人が多いような気がするけど、【理性】で覆い隠してしまった【感情】はこころの傷となって残る。これは時間がたっても残り続ける。春妃がもし歩太と付き合うことをやめていたら、ほっとする反面、こころの中での寂しさを抱き続けていたのかなと思いました。
歩太の春妃に対する感情は、一目ぼれではあったけれど、春妃の内面にある【寂しさ】【弱さ】を感じ取っていた。それが何かは分からなくとも、彼女を自分が守り、元気にしたいという想いだったのでしょう。自分がそばにいながら、彼女の【こころの殻】を薄くする助けをするということ。同時に彼の中の【こころの殻】も彼女の前では薄くなる。お互いのこころの殻が薄くなってこころがつながっていく関係、そんな相手をお互いが見つけることができたんだなと感じました。
ラストはあまりに悲しく、余韻を残させる。二人がどうなるかは『天使の梯子』で知ってしまっていたのだけれども、やっぱり悲しい気持ちになりました。
これを読んだ後、もう一度『梯子』を読んでみようかなと思います。また受け取り方が違いそう。
小細工のない、ストレートな小説。二冊まとめて是非。