久々の更新になってしまいました。
 
ここのところ、イタキスについていろいろと語ってみたのですが、ちょっと休憩…。
 
ということで、今回は「はぴまり」についてちょっとご紹介
 

【注意】

原作、ドラマの「はぴまり」をこれからご覧になる方にとってはネタバレがたくさん出てきますことをご了承ください。「楽しみが減ってしまうわぁ」という方はご覧にならないことをお勧めします。

 
 
「はぴまり~Happy Marriage!?~」
 
 
 
 
 
 
 
このドラマは、売り上げ累計180万部を超える円城寺マキ先生原作の人気マンガですが、今回はドラマをメインにご紹介したいと思います。
 
【あらすじ】
小鳥遊千和(清野菜名)は、借金苦によりキャバクラでバイトをしているOL。
けれど、持ち前の元気さと明るさで困難を乗り越える女の子だ。そんなある日、キャバクラに来た金持ちのイケメン客と喧嘩になり、バイトをクビになってしまう。
翌日、落ち込んでいた千和は、上司に呼び出される。と、そこにいたのは昨日の失礼な男!その男の名は間宮北斗(ディーン・フジオカ)。そして彼は突然、千和に契約結婚を提案してきた。初めは拒否していたものの、借金の取り立てで窮地に立たされた千和は、仕方なくその提案を受け入れる。最初は、傲慢で自分勝手な北斗に反発していた千和だが、北斗の秘書・相馬妙子(藤原紀香)や、職場の後輩・八神裕(白洲迅)に出会い、さらに、北斗の過去にふれるにつれ、彼に惹かれていく。一方で北斗は、間宮ホールディングス会長(小野武彦)の命を受け、カンパニーを引き継ぐが、そこにはあらゆる困難が待ち受けており…。これは、契約結婚した二人が、様々な人々と出会い、あらゆる困難を乗り越え、真の「夫婦」になるまでの物語です。~Amazonプライムビデオより抜粋~
 
すごく人気のあるマンガで、私も原作を先に読んでいました。
ドラマ化されると知ってワクワクしていたのですが、さらにその主人公があのおディン様と聞いてずっと見たいと思っていました。でもこのドラマ、Amazonのオリジナルで有料の「Amazonプライムビデオ」でしか見られないんですよね…。(まあ、某サイトに乗っけちゃってる人もいますがそれは違法なので…)
 
でも、どうしても見たい。ということで、30日間無料というその1か月だけ楽しむことにしました。
 
【キャスト】
間宮北斗/ディーン・フジオカ
 
 
原作の北斗は私的にはそんなにSに感じないんですよね。はじめのうちは結婚の目的が違うところにあるから確かに千和に冷たい感じもあるけど、でもそんなに千和を嫌っているわけじゃなくて、物語中盤から後半にかけてはかなり甘々な感じの北斗です。(ただしHの時を除いては…)ただ冷たいSというよりは野望に溢れた人間味のあるSな感じがします。
 
対しておディン様の北斗はいろんな意味でスマートなS。なんだろう…Sなんだけどどこか柔らかい感じがあって、個人的には好きなんですよね(笑)「ダメ恋」の時の主任もそうだったんだけど、根が優しいから言葉で責められてもなんかすり寄っていきたくなるんですよね…。
でも、Hなシーンはちょっと物足りない感じ!?北斗にではなく演出にですが…。
個人的にはも少しおディン様のサービスショットを見たかった…ムフフ。
 
小鳥遊千和/清野菜名
原作の千和は割とすぐ泣くタイプの女の子です。ビジュアルも今どきの女の子という感じのチャラさを多少感じます。でも、しっかりした芯も持っていて、か細いながらも闘志を奮い立たせて自分の大切なものや人を守ろうとするそんな女の子です。
 
対してドラマの千和はもともとの芯が強い。ビジュアル的にもちょっと地味目の落ち着いたか感じです。もちろん自分の意思もしっかり持っていて、そして思った以上に冷静に北斗のことも見ている。どんな逆境にも負けずに堪えて北斗を支えていこうとする感じが見ていて共感を持てます。
 
この千和を演じているのが清野菜名さんという女優さん。もともとはグラビアなどをされていたり、Eテレですいえんさーガールをしていたようですが、私はこのドラマで初めて知りました。まだ23歳なんですね。なんだかしっかりしているのでもっと年上のようにも見えます。
 
このドラマのメイキングで、おディン様とふざけて立ち回りの練習をしたり、ボクシングのスパーリングをする姿があるのですが、それがすごく上手で、ちょっと調べると彼女はどうやらアクションの演技の訓練も受けた事があるそうで、そんな経験もあり、原作よりも落ち着いた芯のある千和になったのかな?と思いました。
 
相馬妙子/藤原紀香
北斗の秘書の相馬さん、御年55歳の役を藤原紀香さんが体当たりで演じています。
ほんと、このドラマの一番の当たり役は彼女かもしれません。それぐらいハマっていて面白いです。原作の相馬さんも北斗をひよっこ扱いしてかなり面白いキャラですが、それをはるかに上回る感じのドラマの相馬さんです。ただ、後半は彼女もかなりのキーパーソンになっていきますのでそれも見どころ。
 
個人的には、藤原紀香さんの演技が面白すぎて、ぜひこの後もコメディドラマに出ていただきたいと思うところ。とりあえず、スカッとジャパンでうるさいおばさんを成敗する美魔女役なんかでの登場はどうでしょう。かなりウケると思うのですが…。
 
設楽美咲/篠田麻里子
北斗の元カノの設楽社長を元AKBの篠田麻里子ちゃんが演じています。
私的には彼女にヒール役はあまりに合わない気がするんですが…でもスタイルがいいのでファッション関係の会社の社長役にはぴったりでした。
 
他にも有名な俳優さんが多数出演しています。
相関図はこんな感じ
 
【相関図】
注目は千和のお父さん役の温水さん。あまりにぐうたらでお父さんというよりおじいちゃんみたいです(笑)でも、この方の演技をあまり見たことがなかったのですが、ちゃんとお父さん演じていました。結構重要な役どころですよ。
 
 

ここからはネタバレあり~これからご覧になる方は読まないでね~

【おすすめポイント&感想】

おすすめポイントは、やっぱり北斗と千和の心がどんどん近くなっていくところでしょう。はじめは契約結婚として一緒に住み始めた二人が、最後は一緒生きていきたい相手になるという、そこまでのいろんな過程がキュンキュン来ます。

 
ただ、思い切りネタバレしますが、原作とは全く異なる設定から始まり、最後の結末も全く違う形で終わります。
もちろん、ハッピーエンドはハッピーエンドなのですが、正直、原作を愛して止まない方にとっては「話し変わっとるや~ん」と突っ込みたくなるほど別のお話になっちゃっています。
 
でも、私的には社長の座を退いて千和と一緒にのんびりと田舎で暮らす北斗を見て、うれしいけどどこかで本人も物足りなさを感じている北斗に気が付いた千和が、「やっぱり北斗は一番高いところにいるのが似合っている」と間宮家に行き、社長に戻してもらうように直談判するという部分は千和の北斗へ対する強い思いが描かれていて好きでした。
 
唯一残念だったのは、千和が北斗と契約結婚した理由。
 
ドラマでは「お父さんが作った借金のため」だったけど、原作ではお父さんの作った借金のせいで家を売り渡さなければならなくなった時、「おばあちゃんが大切にしていて、自分もおばあちゃんとの思い出がたくさん詰まった庭を手放したくない」という一心で契約結婚に承諾するんですよね。
 
なぜドラマでその部分が抜けたのかはわからないのですが、私としては「お金のため」という現実問題じゃなく「思い出を守るため」というのを理由にする千和の心の温かさを大事にしてほしかったなぁと思いました。
 
原作では最後に北斗と一緒に庭を眺めながら「この庭を守りたいと思ったところから全部始まったんだよね」と言うシーンがあるのですが、なんだかそのシーンがほっこりして好きでした。
 
いずれにしても、おディン様のステキな姿、ぜひご覧になってください。