※この記事の主たる目的は個人的なメモなので、社外パーツ交換を推奨するものではありません。また交換時や交換後の不測の事態について私は責任を負えません。高速移動するオートバイのパーツ交換やメンテナンスはプロにお任せすることを強くお勧め致します。


【オリジナル記事を壊してしまいました(汗
書き直してます(笑)】

とうとうエンジンに手を入れることになりました。ハイカムです。

私の住む関東地方には秩父や奥多摩など割と近場にアップダウンのクネクネ道があるので、ちょっとパワーを足したいな、と。

ハンターカブに適合するハイカムは複数ありますが、クリッピングポイントを選びました。
デコンプ付きというのが最大の理由ですね。
あと、それほどエンジン特性が変わらないというのも理由のひとつです。
下は細らず上側をチョイ盛り。

それと、素人が真剣にやれば出来ない作業ではありませんが、コスパがとても悪い作業です。
この作業のために用意した工具。
ユニバーサルホルダー1,800円
タペットアジャストレンチ2,000円
シックネスゲージ600円
オイル差し300円

これ以外に手持ちのトルクレンチ(5〜27N・mが必要)、ソケットレンチ(ボックス、ヘックス)、エクステンションバーなど一般工具。。。

対して(カスタム可能なショップの)ハイカム換装工賃は大体1万円前後。
これには1〜3ヶ月くらいの作業保証が付きますからね。
ハイカム換装をお考えの方にはプロに依頼をお勧めします。

で、パーツです。



ちゃんと油紙に包まれています。

右上の茶色のがハイカムです。
説明書は付いていますが、そちらでもブロショップへの依頼を推奨されています。
丁寧な説明書ですが、実はこれだけでは作業出来ません。
エンジン周りの、関連するボルト・ナット類の締め付けトルクが網羅されていないからです。
私はこのためにサービスマニュアルを購入しました。11,000円。プロに依頼の方がはるかにコスパは良いですね。安心だし。


今回入手した工具類

左からタペットアジャストレンチ、シックネスゲージ、ユニバーサルホルダー



圧縮上死点で吸排気バルブをフリーにして作業します。同時にカムチェーンのテンションも抜きます。



まずはロッカーアーム・カバー(正式にはタペット・アジャスティング・ホール・カバーと言います)を外します。


作業前にロッカーアームのクリアランスの研究(笑)


シックネスゲージを差し込んで感触を試します


で、この感触、言葉にすると「羊羹を切る感じ」。。。分かるかい❗️❗️

だって羊羹を切るのってほぼ無抵抗ですよね。

困った時のYouTube頼り、分かりやすい解説のチャンネルがありました。

いわく「ギジギジ」

なんかこれが頭に残ってまして、試してみたらまさにその通り。

素晴らしいです❗️ありがとうございます❗️


早速換装作業に入ります。


ほいでここでも天才さん登場❗️


カムシャフト換装には、手前のカム・スプロケットを外さないと作業出来無いのですが、これが厄介。

チェーンをケースの中に落としちゃうとエンジン全バラしです(笑)

カム・スプロケットからチェーンを外して、カムを換装して、再びスプロケットの位置を決めてからチェーンをはめる、なんて言葉だけでもこんがらがっちゃう作業をクリアしないとカム換装は出来ません。

この作業はプロでも難儀するそう。



そんな問題をインシュロックで解決ですわ❗️

どなたか存じませんが。貴重な裏ワザをあげて頂きありがとうございます❗️

難易度はかなり下がりました。


上が純正、下がハイカム


純正にはロッカーアームの擦れた跡が見れます。



吸排気のロッカーアームを外します


部品を落とした時のためにウエスでカバー。


復旧手順の写真はありません


で、エンジン始動❗️

おかげさまで一発始動❗️


初めはタペット音が大きかったのですが、エンジンが暖まったら消えました。


早速試乗に40キロほど走ります。


折り返し地点で


出先で問題があった時のために、シックネスゲージとタペットアジャストレンチは持ち歩きです。


慣らしは100キロ程度は5,000回転縛りが好ましいとの事。

今度の休日に200キロほどの慣らしに行って来ます❗️


2023.10.19 取付け